秦野の新聞教育

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2013年12月1日更新


第63回神奈川県中学校・高等学校新聞コンクール 
                                    主催 神奈川新聞社・神奈川県学校新聞コンクールの会 (2013年11月8日)
  
 『東中新聞』が最優秀賞   

 【中学校・学校新聞の部】

 最優秀賞   秦野市立東中学校
 優秀賞     横須賀市立大津中学校
 優良賞     秦野市立大根中学校
 佳 作      川崎市立稲田中学校 川崎市立今井中学校
 努力賞    横浜市立中和田中学校  川崎市立菅生中学校 


 【中学校・学級新聞の部】

 最優秀賞   川崎市立今井中学校3-4
 優秀賞    川崎市立南生田中学校1-2
 優良賞    川崎市立白鳥中学校2-3
 佳 作    川崎市立犬蔵中学校3-5  川崎市立はるひ野中学校1-1 川崎市立富士見中学校3-4
          川崎市立宮崎中学校1-1  川崎市立長沢中学校3-3
 努力賞     川崎市立柿生中学校3-5  川崎市立今井中学校2-4  川崎市立領家中学校1-5
          川崎市立金程中学校2-4  川崎市立富士見中学校2-2  川崎市立橘中学校3-3
 奨励賞     横浜国立大学付属鎌倉中学校3-4  横須賀市立大津中学校3-7  秦野市立東中学校3-3  相模原市立大野南中学校3-4
          
 

 2013年11月1日更新

秦野市立東中学校の学校新聞『東中新聞」が1000号(10月25日発行)



★『東中新聞』1000号の主な記事

メインテーマ「つなごう心を」
おはようで始まる一日を 1P
人とのつながりを考える  2P
 〝歩いて「東」再発見〟  3・6P
            祝・1000号到達 ペンのリレー続け64年  4・5P
東中生のケ一夕イ事情  7P
    エコのTシャツで燃えた体育祭  8P
      祝辞・おめでとう  がんばったね  9P
つないで〝たすき〟を  10P






2013年10月3日更新


 広報クリニックの会場で受けた質問と答え

1 カラー印刷の広報紙で気をつけることは。
  A カラー印刷は写真やイラストなどを引き立たせるため。色文字に気をつけよう。見出しの文字に赤、緑、黄などいろいろ使うのは十分考えて。それぞれの色が主張してしまい、色の効果は逆。記事を色文字にするのも? 記事の文字は原則は黒としたい。
 
2 読みやすいレイアウトの仕方を教えてほしい。
 A (1)横長に紙面を切るのは避けたい。縦長のレイアウトを心がける。 (2)囲みを作ろう  (3)小見出しを使い紙面の風通しをよくしたい。

3 表情がわからない(遠くで撮った)写真を紙面で使うには。
 A 表情が見えなくても動きのある写真なら使える。

4 記事を書くとき個人の考えを書いてよいのか。問題提起をしてよいのか。
 A 例えばバザーの記事で「次年度のために」というような提案は、広報の大事な役目。「赤熨斗広報(全て良かった、良かった! バンザーイ バンザーイのような記事の書き方)」でよいのだろうか。

5 学校行事を記事にすると『学校だより』のようになってしまう。それを超えたいのだが。
 A 広報委員の個人の感想だけでは限界。行事の参加者の声を集めよう。児童・生徒、保護者、先生、(もし地域の人が参加しているなら)地域の人など、多くの人の声を記事に取り入れることで『学校だより』を超えることができる。




2013年9月3日更新



 だれにでもできる新聞づくり講座   秦野市立東公民館主催   市P連情報委員会協力 
 
2013 夏休みの思い出を壁新聞に (第二日2013・8・22)   27新聞が完成

     
 お母さんを独占! はこの講座の魅力の一つ   背丈ほどのかべ新聞用紙に挑戦した1年生   はじめて新聞」で初めての新聞づくり
   
 「星座にきょうみがあるので星空新聞をつくりました」 「鶴と亀」ではなく、「蝉と亀」の新聞 命の大切さを考えたこの夏休み    楽しかった家族旅行  この夏の思い出はこの新聞に
     
  おねだりして 新歌舞伎座に これも夏休みだから  


参加者の声
 ・かべしんぶんをつくるのはたのしかったです。もうわたしはきんちょうと「だいじょうぶかな」がこころのなかにいっぱいてきていました。でも、もともとべんきょうはすきなんでず。かべしんぶんを1まいつくったら、もっともっとべんきょうがすきになりました。  1ねん 田中芽衣

 ・2かいめのしんぶんづくりでしたがむずかしかったです。らいねんはもっとじょうずにつくりたいです。こんどは車についてのしんぶんをつくろうとおもいました。  2年 いしいまなと

 ・いろいろな人のしんぶんがすごく じがきれいだったりして、ほんもののしんぶんみたいですごかった。しんぶんづくりはおもしろかった。  3年 山田りゅうせい

 ・最初はむずかしそうだなと思ったけど、書いているうちにおもしろいなと思いました。どんなことを書けばいいのか分からなかったけれど、いろいろ記事か見つけられたのでよかったです。すきなことをいっぱい書きました。いろいろなことを書けてよかったです。学校でも新聞をつくることがあるのでやくにたちそうででうれしいです。いろいろな人の新聞を見て、きれいにまとまっているなと思いました。かべ新聞つくりはとても楽しかったです。  4年 池田実寿々

 ・資料が集まらなくて大変だったけど、写真がたくさんとれたのでよかったです。公暁に首を切られてしまった実朝公がかわいそうだと思いました。  5年 岩田桜子(「実朝公御首新聞」の作者)


2013年8月1日更新



 だれにでもできる新聞づくり講座   秦野市立東公民館主催 市P連情報委員会協力 
                      
第一日2013/7/26  第二日2013/8/22
  
2013 夏休みの思い出を壁新聞に

 
 (講座のテキスト)の一部
 健康に気をつけ「思い出に残るよい夏休み」にしましょう。そしてその思い出を壁新聞にして残しましょう。 

 壁新聞の作り方                                  
 1 夏休み中の出来事の資料を集める
   写真、パンフレットなど集める。 メモをとる。   

 2 どれを紙面に取り上げるかきめる(8月16日ころまでに)
 
 3 大まかなレイアウトをする・新聞の名前(題字)をきめる
   どの記事を最初に書く(トップ記事にする)のかをきめる。 写真やイラストを置くところをきめる。 (8月19日ころまでに)

 4 記事を書く (8月16日ころから22日までくらいに)  
   5W-1Hで。感想を入れて書く。                

 5 清書する 見出しは大きく 
  文字はていねいに。色文字も使おう。 写真などをはる 。       

 6 編集後記(新聞を作った感想)を書いて完成 (8月24日までに) 

  ◎ できあがった壁新聞は「夏休みの自由研究」の宿題として学校に出しましょう。
  ◎ 11月に東公民館祭りがあります。そのとき《壁新聞展》を開きます。(展示会については公民館から連絡いたします)

 練習 記事を書く きょうの講習会のことを記事にしてみよう 
  ・5W-1Hとインタビュー 
  when(いつ)  where(どこで)  who(だれが)  what(何を)  how(どのように)   why(なぜ)  インタビュー (これが新聞記事の決め手)                
  

 第一(2013.7.26)のようす                                                                                    camera K.Watanabe
 
第一日は小学生26人、母親が15人参加 「新聞ておもしろい講座」  新聞の値段はどこに書いてあるの 全国紙、ブロック紙、地方紙の発行部数は  昨年の作品を見て参考にしよう  「真似る」は「学ぶ」
     
 2011.3.11.2.46,pm 「 この数字 分かる人」  「ハーイ}
  インタビューの練習
 「どうして先生は新聞がそんなに好きなのですか」
 去年は、蝶を捕食する蜘蛛のことで新聞を作った。
今年のテーマはまだ決まっていない。
 
     
 練習でこの日のことを記事にしてみた。全員が見せに来た
 お母さんのほうが“緊張気味”
 「字がしっかり書けているね。イイ新聞ができるよ」  「家族でユニバーサルスタジオに行く。その新聞を作ります」 

子供たちの頑張りは9月のこのページで紹介します。


2013年7月1日更新

 平成24年度に発行された秦野市小・中学校PTA広報紙の講評(その2)   武 勝美

大根小学校『おおね』  発行:3回・12ページ      決算額:215,800円
 122号の「安全マップ」は、児童の登下校時の写真が付けられているので、その危険度も分かりよくできたマップです。それだけに、2月20日より少しでも早い時期に発行してほしかったです。広報や新聞の企画や記事には《旬》があります。
 121号の運動会の写真は躍動的なものが多くてよいページができました。競技した児童、参観者の声などが紙面を飾ればいっそう印象的なページになったことでしょう。広報委員は写真も撮りれますが、声を集めることが取材ということです。多くの声をつなぎ合わせれば、良い記事になります。声を取り入れ、「 」のある記事を書きましょう。
 発行された全3号の記事の字体、大きさが異なるのは考えてください。年度初めの委員会で、記事の文字の字体と大きさを決め、年間を通してその原則は守りましょう。どの紙面も同じ字体・フォントであるということは「読みやすい」ことです。読む人に安心感を与えます。読者に親切にしましょう。今年度の広報委員会はがんばって3回の発行。見出しが工夫されています。写真も上手でした。


堀川小学校『ほりかわ』  発行:3回・12ページ     決算額:209,210円
 多くの広報が年度最終号は卒業を意識した企画を組むのですが、『ほりかわ』の年度最終号・96号は特集「PTAを考えよう」です。そして全4ページのうちの1〜3ページがこの特集です。その1ページのトップ見出しは「委員選出会にはぜひご参加を」を据え、「PTAってなあに?」⇒「じゃあ委員さんの現状は!?」⇒「そこでご協力のお願いです」⇒「できる時にできることを」と記事を組み立てています。そして「委任状は委員選出の決定権もゆだねることになります」(これはインパクト大です)と押さえました。
 2,3ページは「今年度の委員会活動をふり返って」で、①委員になってよかったこと ②おもしろウラ話 ③来年度の委員さんへ一言、を書いています。見事な記事構成です。
95号の運動会の写真は迫力があり、よく撮れています。レイアウトの段階で写真の原寸比が正確でなかったので、写真がゆがんでしまったものがあったのは残念です。同号の「ふれあいバザー」、写真と記事が絡み合うようなレイアウトを考えてもよかったと思います。(バザーの記事が少し長いように思います) 全号を通じ、読みやすいレイアウトになっています。見出しも上手です。


上小学校『カリヨン』  発行:4回・17ページ      決算額:108,886円
『カリヨン』はパソコンで編集、学校印刷の広報紙です。上小学校は地区の一般家庭の方たちにPTAの賛助会員になっていたき「ふれあい活動」の講師や『カリヨン』発行の援助をしていただくだくという地域との結びつきの深さが伝統になっています。紙面にはそのことがしっかり書かれています(147、148、150号)。その148号では地域の二人の先輩から「地域全体で子どもたちに分け隔てなく接していく。親同士も選り好みしないで仲良くしなさい」との言葉をもらっています。そのために『カリヨン』も頑張っています。150号に年度末総会の記事が載っています。その中で「出席率71㌫」とあります。驚異的な、うらやむべき数値です。これは地域の人たち・賛助会員の願いに応える数値なのです。
 その150号に卒業する20人の「6年間を振り返っての一文字」が直筆で、しかも本人が手にした写真で載っています。そして、1年生のとき遠足で行った江ノ島水族館での記念写真も。広報委員会の企画力に感心しました。年度第1号(147号)の編集後記に「オンリーワンの広報づくりを目指して6名で頑張っていきます」とありました。『カリヨン』はまさに“オンリーワン”の広報紙です。

広畑小学校『PTAひろはた』  発行:5回・24ページ   決算額:275,520円 
124号に「広報委員物語〜意外と楽しい広報紙づくり」という企画記事があります。そこには「PTA活動を会員に少しでも知って頂き、それによって子ども達の学校生活をより良いものにするためのPTA広報です」と、『ひろはた』の編集姿勢が明らかにされています。自校印刷というハンディを逆に特長にしているレイアウトや色使いなど、読みやすさを意識して作られた『PTAひろはた』は会員には好評でしょう。
12人の委員が3つの班に分かれ定期号をそれぞれ1号ずつ発行、他の夏休み前、冬休み前号は有志による制作になっています。このように班による発行のときは、引継ぎをしっかりすることが欠かせません。担当する号の紙面の独自性は大切ですが、『PTAひろはた』の持つコンセプトは常に意識されなければなりません。そのためには、企画会議は全委員でおこないましょう。その一例として123号で報告された「地区懇談会」は次号124号でも取り上げてもよかったのではないでしょうか。イルミネーション、雪遊び、おせち料理の紹介も面白いのですが…。


西中学校『西中PTA陽光』  発行:5回・38ページ   決算額:400,000円
 「広報を読めばわかるから学校には行かない。PTA行事にも参加しない」と言われてしまった広報紙があります。報告記事ばかりの広報紙は「だった広報」と言われ「できたら避けたい広報紙」のパターンの一つです。
 『西中PTA陽光』が目指す「タイムリーに伝えたい」記事は、広報を読んだら学校に行こう、という会員を一人でも増やすことにあります。その視点に立ち、今年度発行の全号をみてみました。「盛り上がった西中茶話会」(219号)、「学年委員の選出方法が変わります」(220号)、そして「授業参観 行きましたか」(221号)などがありますが、少し物足りません。それは会員の顔(会員名)が見えないからです。
 毎号書いた「入試制度が変わったこと」、219号の「ジャンボ火起し」や「西中茶話会」などの記事のスペースの違い。記事の大きさはその記事の重要性と関係があります。その必要性・重要度を十分に意識して記事の大きさを決めたいと思います。
 写真の上に文字(記事)を書く、記事の背景に色を置くなど読ませる・目を引く工夫をしていますが《頑張り過ぎ》は逆効果。見出しの文字の大きさにも注意を。紙面づくりで心掛けたいことの一つに「余白の美」があります。白さを残すことで読みやすくなります。219号の体育祭の写真とレイアウトは“さすが”です。「4コママンガ」うまいですね。


鶴巻中学校『まいづる』  発行:3回・12ページ     決算額:273,482円
 85号は6月1日の発行。「先生紹介」は、先生の人柄を知るためでもありますが、その先生が、わが子をどのように育ててくださるのか(どんな授業をしたいのか・これは教育観で教師として最も大切にしていること)を表明してもらうための紹介です。
 84号(11月) 写真がたくさん載った号です。同じような写真は1枚で大きく扱うほうが訴える力があります。4ページの記事のなかにこそPTA広報が大きく取り上げ泣ければいけない記事がありそうです。
 87号(2月) 他校の広報紙は「卒業・進級おめでとう」として作られています。
 市広報コンクールの審査員の『まいづる』の感想は、「年間を通じて委員会の紹介をしている。舞鶴祭の写真は鮮やか」。「毎鶴祭のページは見応えがある」。「記事は読みやすい」。「記録としての広報の役割は果たしている」。「読みやすいが内容はやや希薄」。「タイムリーさに欠ける。紙面に魅力がない」。「読みやすいがインパクトに欠けます。「子どものことを考えるPTA広報になっているだろうか」。「年3回の発行なので企画など工夫が必要」。「各号4ページという紙面なので、『何を載せないか』を十分に話し合うことが必要」。


本町中学校『丹沢の風』  発行:6回・42ページ     決算額:475,830円
 4月23日に発行された210号の「編集後記」に「“間に合ったああああ〜”今の素直な気持ち。三人の子どもたちの進級・入学・入園準備に追われながら、密度の濃い時間を過ごさせてもらいました。子どもたちの笑顔に癒されながら、中学校の“今”をお届けしていきます」とありました。
 シリーズの「突撃!となりのノート」は、ノートのとり方を先生に聞き、現物をそのまま紹介していて、ノートのとり方が下手な子どもにはよい見本になっているようです。「PTAの勉強会」の同じく連載モノで、会員が参加できる講座への呼びかけ。同「りんく」は市P 連の活動、広報紙の交換や展示会など他の関係団体との結びつきを紹介。
 「公立高校の新選抜制度」に関わってのシリーズでは211号の見開きのページは他校の保護者がほしがった程の充実した紙面です。そうした連載モノの他に「いじめ問題」を踏まえながら「親力 自信ありますか」と問いかけています。2学期早々に行われた「引取り訓練」についても参加者の声を集め、改善点についての対応を学校に求めています。
 バラエテイに富んだ今年度の『丹沢の風』は読み応え十分でした。



2013年6月1日更新

 平成24年度に発行された秦野市小・中学校PTA広報紙の講評(その1)     武 勝美
                     
西小学校『西のいぶき』  年間発行回数5回・総ページ数32P 決算額:210,000円(以下各校同じ)
 年度最終号の241号は学校印刷なのでモノクロ。この号の企画「6年間の思い出・贈る言葉」は、6年生から「先生へ、家族へ、友達へ、登校班のみんなへ」。そして6年生の家族からは「今伝えたいわが子への思い」。卒業生を励ます視点は広範でしかもシャープです。第二企画は「一文字に思いを込めて」。全教職員が一文字で卒業・進級を祝うエールを送っています。後半の3ページはPTA活動の反省と次年度への期待です。PTA広報紙としての役割を、しっかりと押さえた内容です。
 238号(7月19日発行)の中での「秦野を知ろう。西地区を歩こう」は、楽しい読み物・そして地域を歩くガイドマップに仕上げてあります。
 12月19日発行の240号は「日本お雑煮ダーツの旅」とタイトルを付け、先生方のふるさとのお雑煮の紹介です。校長先生は「雑煮を食べない村」の出身とのこと、筆者も興味深く読ませてもらいました。同号の「考えよういじめ 心のSOS発信力・受信力」の特集は、具体的で説得力もあります。
 委員が楽しんで作った広報『西のいぶき』は、どの号も充実した内容です。運動会の写真も迫力があるものばかり、レイアウトもスッキリしていて読みやすいです。校長先生をはじめ先生方の広報への理解・協力も紙面に散見でき、うれしく思いました。


南が丘小学校『南の風』  3回・14ページ 172,521円  
 市内では一紙『南の風』だけが左綴じ・横組みです。柔らかな字体とやわらかい色使いが特長です。
 創刊が昭和57年12月の『南の風』は、2月発行号で100号になりました。おめでとうございます。31年間、南が丘小学校の教育を支えてきた広報紙です。
 先生方のVサインの写真がたくさん載っているのも『南の風』の特長ですが、広報や新聞に載る写真は動きのあるもの、何を訴えたいのか(伝えたいか)が分かるものにしたいです。ある小学校の広報紙は「児童のVサインの写真は使わない」と決めています。(それが妥当かどうかの判断は難しいのですか)。児童に、ポーズをさせるのではなく、その瞬間の動きを捕らえたいというのがその委員会の考え方です。
 広報委員の仕事は、原稿を依頼し、集め、それを編集し広報を作ります。それとは別に、実はこちらが広報委員の本務ですが、原稿を作る・記事を書くことです。全号を通して、広報委員が取材して書いた記事が少ないように思います。
 全体の感想を市コンクールでの審査員の声でまとめてみます。「紙面がすっきりしていて読みやすい」。「PTA活動があまり見えない」。


末広小学校『くず葉』  2回・14ページ 187,425円
  「広報の発行回数の平均は」と聞かれることがあります。全国の小・中学校のPTA広報の年間の発行回数は「平均すると3回弱」だそうです。「広報委員の時間的負担、経費などからの数値」とも言えます。筆者は広報講座で「できるなら4回に挑戦を」と話してきました。そして、もし2回の発行なら「特集で勝負を」とも言いました。
 今年度『くず葉』は2回の発行。だから特集による紙面づくりをしました。103号はその良い例です。本紙3ページを使い「一緒に考えよう登校班のこと」を組みました。保護者、児童全員にアンケート調査を行いました。アンケートの項目は「登校班で困ったことがありますか(児童)」、「登校班のルールを知っていますか(保護者)」など。回収率は保護者94.99㌫ 児童95.76㌫という高い数値です。そして、このアンケート調査に付けられた全ての意見・声を原文のまま、別紙A4判・7ページにわたって掲載しました。そして要望や質問の主なことについて、先生方の考えを聞いている1ページを設けました。発行されたときが年度末であることが少し残念な気がしますが、4月からの新しい登校班に良い影響を与えてくれるのではないかと思っています。


渋沢小学校『しぶしょう』  5回・26ページ 264,210円
 発行された全号、校舎を必ず入れた表紙の写真、そしてそのキャッチコピーは読者をひきつけたことでしょう。特に3月1日発行の124号の表紙には、広報委員会の卒業生への思いがこもっていると思いました。子供たちのいない教室の写真、でもその黒板に書かれた子供たちの言葉(広報委員がパソコンで合成したもの)、6年前の入学当時の写真、そして初めて6年生を担任した先生の言葉、とその企画力・アイディアに感心しました。
 この124号は4ページですが、年度最終号という意識はしっかりと持って作られています。取り上げた企画は「楽しかった! ?  委員会活動」でPTA活動のまとめ。会長さんの挨拶もあります。そして出色は「進級おめでとう」特集の「こんな授業が待っている」と進級する学年で始まる新しい教科や教材の紹介の記事です。
 123号の「子どもとのコミュニケーションを考える」は、「いじめ」を意識したアンケート調査です。その中の問い「子どもの友人関係」について、「不安を感じている」との回答が半数を超えていることに注目し、普段から子どもとのコミュニケーションをしっかりとるように提言しています。発行を重ねる毎に充実していった『しぶしょう』でした。 


渋沢中学校『ふれあいの丘』  5回・40ページ 160,759円
 「何を記事にするの」と悩む次年度の“広報初めて”の広報委員さんへ。『ふれあいの丘』の紙面を紹介します。年間テーマは「つながり」。(以下の「 」は見出し)
 103号(5/30)・先生紹介「実はワタシ○○なんです」 ・本部、各委員会の紹介 ・特集「みんなでつながろう 今だからこそ学校に行こう」 
 104号(7/10) ・特集「今考えているコト ちょっと教えて」― 生徒へのアンケートのまとめ ・特集「この夏ワタシ燃えます」― 夏休みをどう過ごすか ・「ママ友同士誘い合おう」―学級懇談会の出席  ・「広がるサポート隊の輪」
 105号(10/20) ・特集 保護者座談会「大好き。でも心配。」―(「今考えているコト ちょっと教えて」103号のアンケート調査を読んで)  ・「学校へ行こう週間」―学級懇談会のテーマ紹介 ・「心ひとつに」―体育祭・合唱祭の紹介
 106号(12/20) ・特集「この時期三年生はどう過ごす?」 ・PTA活動の報告「保護者の力で学校をサポート」 ・「ちゃんと着ようよ制服」
 107号(2/25)・特集「大切だよって伝えたい―気づいてほしい自分自身の大切さを」 ・「卒業・進級おめでとう」― 先生からの直筆メッセージ ・「今年もがんばりました そして来年度へ」― PTA活動のまとめ
 企画の視点、見出しやレイアウトのセンス、表紙の詩、そして編集後記などから、広報づくりを楽しんでいる様子がうかがえます。学校印刷でここまでのがんばりは見事です。


南中学校『みなみPTA』   4回・28ページ 247,306円
 「広報は読まれて完成」は過去の南中広報委員長Kさんの言葉です。「子供たちの手を経て各家庭に配布される広報紙。でも家庭に届いた広報紙が読んでもらえなければ、その広報紙は“未完成”なのです。
 『みなみPTA』は、読んでもらうために、今、会員にに必要な、考えたいテーマを選び、そのテーマに即した子供の言葉、保護者の声をたくさん集めることを心がけました。そして、読んでもらえるレイアウト、写真(特に表紙の写真)などもがんばりました。
 124号の特集は「みんなが気になる思春期といじめの話」です。この号を読んだ保護者の一人が次のような感想を寄せています(127号)。
 「過去三年間愛読してきましたが、今まで読んだ中で一番内容が濃く、優れていると思いました。共感する点が多く、今後の親の心のもちようの参考にさせて頂きたいと思いました。表紙の写真が良かったです。その写真の台詞も面白く楽しめました。親子が幸せになる×のグラフで、親の力がガクンと下がっているのを見て愕然としましたが、寂しいけどこれでいいんだと思いました。」この言葉で『南PTA』は確かに《完成》したのです。


大根中学校『大根中PTA』  3回・12P  301,484円
 広報委員会を3つの班に分け、1号ずつ発行を担当するというシステムで作られた『大根中PTA』です。この形の活動だと委員の負担軽減にはなるのですが、年間を通して紙面の統一感に欠ける恐れがあります。そこで、「踏み出そう はじめの一歩」という年間テーマを設けています。そして試行錯誤をしながらこのテーマを企画や記事にする努力をしています。その具体的なものを挙げてみます。
 140号 会長と学校長が挨拶の中で「はじめの一歩」の意義を述べています。142号は「さらなる一歩に向けて 一日の始まりは元気な挨拶から」と訴えました。保護者の「学校への興味・関心」度をアンケート調査しています。そして、この調査結果はPTA実行委員会で論議されました。広報紙が存在感・必要感を示した好例です。
 142号「卒業生に向けて」は先生方のエールです。他の記事にも当てはまりますが、氏名を載せるときはフルネームが礼儀です。
 全体に記事はがしっかり書けています。読みやすいレイアウトです。昨年とは視点の異なった広報紙ができました。

平成24年度 神奈川県PTA広報紙コンクール     神奈川県PTA連絡協議会 (6月7日発表)

 
 優秀賞
  会 長 賞        秦野市立南中学校PTA 「 みなみPTA 」
  県教育長賞      秦野市立西小学校PTA「 西のいぶき 」
  神奈川新聞社賞  葉山町立一色小学校PTA「ほのぼのポスト」

 優良賞         開成町立文命中学校PTA 「文命 」
              秦野市立本町中学校PTA「丹沢の風」
               茅ヶ崎市立鶴嶺小学校保護者と先生の会「 会報つるみね」

 奨励賞        横須賀市立小原台小学校PTA 「小原台」
              横須賀市立武山小学校PTA「たけやま」
              横須賀市立津久井小学校PTA「津久井」
              鎌倉市立御成小学校PTA御成会「御成」
              藤沢市立藤沢小学校PTA「ふじ」
              相模原市立富士見小学校PTA「Smile 」
              相模原市立宮上小学校PTA「みやかみ」
              相模原市立清新中学校PTA「清新中PTA会報」
              海老名市立柏ヶ谷小学校PTA「かしわ 」
               海老名市立東柏ヶ谷小学校PTA 「ひがし柏」
              座間市立中原小学校PTA 広報なかはら」
              綾瀬市立綾南小学校PTA「りょうなん」
              綾瀬市立綾瀬中学校PTA「ふれあい」
              伊勢原市立竹園小学校PT「わかたけ」
              伊勢原市立山王中学校PTA「山王PTAだより」
              大井町立上大井小学校保護者と先生の会 「上大井」
               湯河原町立湯河原小学校PTA「けやき」
              厚木市立清水小学校PTA「清水」
              厚木市立戸室小学校PTA「広報とむろ」


 講 評
                                審査委員長   神奈川新聞社編集局 髙橋 毅

 平成24年度 県PTA広報紙コンクールの応募作は、いじめや地域の防災といったテーマの特集が目立ち、中学校では高校の新入試制度について数多く取り上げたのが特徴でした。どの広報紙も企画の工夫や広報委員の紙面作りへの熱意が伝わり、選考に大変苦労しました。
 コンクールは、各市郡P連から応募のあった70小・中学校の広報紙を ①全体のレイアウトと見出し ②家庭と学校、地域を結ぶ広報紙であるか ③会員の声を十分に取り入れているか ④将来、広報を読むことにより当時のPTA活動が理解できるよう工夫されている か⑤自分たちの足で集めた原稿であるか  ⑥現状を認識し、問題を提起しているか-の計6項目を審査基準に、優秀賞3点(会長賞、県教育長賞、神奈川新聞社賞)と優良賞3点、奨励賞19点を選びました。予備審査の後、5月10日に行われた本審査会では、4人の審査委員が選考にあたりました。 

 会長賞に輝いた秦野市立南中学校PTAの「みなみPTA」は、すべての項目で高得点となりました。インパクトのある表紙が各審査委員の評価を得ました。フロントページに情報を網羅せず、印象的な写真で読者の目を引きつけ、「表紙」の効果を発揮しています。秀逸なのは「いじめ」や「つながり」など、表紙が中面のテーマをうまく示している点です。ページをめくると、すっきりとしたレイアウトで読みやすく、特集が中学校の課題をうまくとらえ、読者に問題意識を持たせる内容になっていました。

 県教育長賞に選ばれた秦野市立西小学校の「西のいぶき」は、丹沢山麓に位置する学校の特徴がよく表現され、地域を大切にしていこうという思いが紙面を通して伝わりました。高く評価されたのは、年間を通してテーマに沿った活動を意識している点で、学校の情報についてもそのテーマに関係ある内容が掲載されています。「楽しいおぞうに」など読み応えある企画があり、いじめ特集を大きなスペースで展開するなど、「何か子どものために活動しよう」という広報委員の強い気持ちが感じられました。

 神奈川新聞社賞の葉山町立一色小学校PTA「ほのぼのポスト」は、学校の活動報告にとどまらず、創意工夫のある多彩な内容になりました。レイアウトもメリハリがあって見やすいと評価されました。防災特集は、葉山という地域性を背景に「一色小ならこんときどうなるの」という疑問を、「足で稼ぐ」取材により、独自の印象的な企画に仕立てました。30周年の節目の年表作りにも苦労がうかがえました。

 最後に、PTAや学校の先生方は、さまざまな活動や取り組みを行っていますが、それを保護者の方や地域に伝え、知ってもらう大きな役割を持っているのがPTA広報紙だと思います。今回、応募作のコメント欄に「『みなさんいつも学校にいますね』と子どもたちに言われました」と書かれていたのが印象に残っています。広報委員の方には、今後も意欲あるれる広報紙作りを期待します。





平成24年度に発行された秦野市小・中学校PTA広報紙の講評( その2)   武 勝美

大根小学校『おおね』  発行:3回・12ページ      決算額:215,800円
 122号の「安全マップ」は、児童の登下校時の写真が付けられているので、その危険度も分かりよくできたマップです。それだけに、2月20日より少しでも早い時期に発行してほしかったです。広報や新聞の企画や記事には《旬》があります。
121号の運動会の写真は躍動的なものが多くてよいページができました。競技した児童、参観者の声などが紙面を飾ればいっそう印象的なページになったことでしょう。広報委員は写真も撮りれますが、声を集めることが取材ということです。多くの声をつなぎ合わせれば、良い記事になります。声を取り入れ、「 」のある記事を書きましょう。
発行された全3号の記事の字体、大きさが異なるのは考えてください。年度初めの委員会で、記事の文字の字体と大きさを決め、年間を通してその原則は守りましょう。どの紙面も同じ字体・フォントであるということは「読みやすい」ことです。読む人に安心感を与えます。読者に親切にしましょう。
今年度の広報委員会はがんばって3回の発行。見出しが工夫されています。写真も上手でした。


堀川小学校『ほりかわ』  発行:3回・12ページ     決算額:209,210円
 多くの広報が年度最終号は卒業を意識した企画を組むのですが、『ほりかわ』の年度最終号・96号は特集「PTAを考えよう」です。そして全4ページのうちの1〜3ページがこの特集です。その1ページのトップ見出しは「委員選出会にはぜひご参加を」を据え、「PTAってなあに?」⇒「じゃあ委員さんの現状は!?」⇒「そこでご協力のお願いです」⇒「できる時にできることを」と記事を組み立てています。そして「委任状は委員選出の決定権もゆだねることになります」(これはインパクト大です)と押さえました。
2,3ページは「今年度の委員会活動をふり返って」で、①委員になってよかったこと ②おもしろウラ話 ③来年度の委員さんへ一言、を書いています。見事な記事構成です。
95号の運動会の写真は迫力があり、よく撮れています。レイアウトの段階で写真の原寸比が正確でなかったので、写真がゆがんでしまったものがあったのは残念です。 
同号の「ふれあいバザー」、写真と記事が絡み合うようなレイアウトを考えてもよかったと思います。(バザーの記事が少し長いように思います)
全号を通じ、読みやすいレイアウトになっています。見出しも上手です。


上小学校『カリヨン』  発行:4回・17ページ      決算額:108,886円
『カリヨン』はパソコンで編集、学校印刷の広報紙です。上小学校は地区の一般家庭の方たちにPTAの賛助会員になっていたき「ふれあい活動」の講師や『カリヨン』発行の援助をしていただくだくという地域との結びつきの深さが伝統になっています。紙面にはそのことがしっかり書かれています(147、148、150号)。その148号では地域の二人の先輩から「地域全体で子どもたちに分け隔てなく接していく。親同士も選り好みしないで仲良くしなさい」との言葉をもらっています。そのために『カリヨン』も頑張っています。150号に年度末総会の記事が載っています。その中で「出席率71㌫」とあります。驚異的な、うらやむべき数値です。これは地域の人たち・賛助会員の願いに応える数値なのです。
その150号に卒業する20人の「6年間を振り返っての一文字」が直筆で、しかも本人が手にした写真で載っています。そして、1年生のとき遠足で行った江ノ島水族館での記念写真も。広報委員会の企画力に感心しました。年度第1号(147号)の編集後記に「オンリーワンの広報づくりを目指して6名で頑張っていきます」とありました。『カリヨン』はまさに“オンリーワン”の広報紙です。

広畑小学校『PTAひろはた』  発行:5回・24ページ   決算額:275,520円 
124号に「広報委員物語〜意外と楽しい広報紙づくり」という企画記事があります。そこには「PTA活動を会員に少しでも知って頂き、それによって子ども達の学校生活をより良いものにするためのPTA広報です」と、『ひろはた』の編集姿勢が明らかにされています。自校印刷というハンディを逆に特長にしているレイアウトや色使いなど、読みやすさを意識して作られた『PTAひろはた』は会員には好評でしょう。
12人の委員が3つの班に分かれ定期号をそれぞれ1号ずつ発行、他の夏休み前、冬休み前号は有志による制作になっています。このように班による発行のときは、引継ぎをしっかりすることが欠かせません。担当する号の紙面の独自性は大切ですが、『PTAひろはた』の持つコンセプトは常に意識されなければなりません。そのためには、企画会議は全委員でおこないましょう。その一例として123号で報告された「地区懇談会」は次号124号でも取り上げてもよかったのではないでしょうか。イルミネーション、雪遊び、おせち料理の紹介も面白いのですが…。





西中学校『西中PTA陽光』  発行:5回・38ページ   決算額:400,000円
 「広報を読めばわかるから学校には行かない。PTA行事にも参加しない」と言われてしまった広報紙があります。報告記事ばかりの広報紙は「だった広報」と言われ「できたら避けたい広報紙」のパターンの一つです。
『西中PTA陽光』が目指す「タイムリーに伝えたい」記事は、広報を読んだら学校に行こう、という会員を一人でも増やすことにあります。その視点に立ち、今年度発行の全号をみてみました。「盛り上がった西中茶話会」(219号)、「学年委員の選出方法が変わります」(220号)、そして「授業参観 行きましたか」(221号)などがありますが、少し物足りません。それは会員の顔(会員名)が見えないからです。
毎号書いた「入試制度が変わったこと」、219号の「ジャンボ火起し」や「西中茶話会」などの記事のスペースの違い。記事の大きさはその記事の重要性と関係があります。その必要性・重要度を十分に意識して記事の大きさを決めたいと思います。
写真の上に文字(記事)を書く、記事の背景に色を置くなど読ませる・目を引く工夫をしていますが《頑張り過ぎ》は逆効果。見出しの文字の大きさにも注意を。紙面づくりで心掛けたいことの一つに「余白の美」があります。白さを残すことで読みやすくなります。
219号の体育祭の写真とレイアウトは“さすが”です。「4コママンガ」うまいですね。


鶴巻中学校『まいづる』  発行:3回・12ページ     決算額:273,482円
85号は6月1日の発行。「先生紹介」は、先生の人柄を知るためでもありますが、その先生が、わが子をどのように育ててくださるのか(どんな授業をしたいのか・これは教育観で教師として最も大切にしていること)を表明してもらうための紹介です。
84号(11月) 写真がたくさん載った号です。同じような写真は1枚で大きく扱うほうが訴える力があります。4ページの記事のなかにこそPTA広報が大きく取り上げ泣ければいけない記事がありそうです。
87号(2月) 他校の広報紙は「卒業・進級おめでとう」として作られています。
市広報コンクールの審査員の『まいづる』の感想は、「年間を通じて委員会の紹介をしている。舞鶴祭の写真は鮮やか」。「毎鶴祭のページは見応えがある」。「記事は読みやすい」。「記録としての広報の役割は果たしている」。「読みやすいが内容はやや希薄」。「タイムリーさに欠ける。紙面に魅力がない」。「読みやすいがインパクトに欠けます。「子どものことを考えるPTA広報になっているだろうか」。「年3回の発行なので企画など工夫が必要」。「各号4ページという紙面なので、『何を載せないか』を十分に話し合うことが必要」。


本町中学校『丹沢の風』  発行:6回・42ページ     決算額:475,830円
4月23日に発行された210号の「編集後記」に「“間に合ったああああ〜”今の素直な気持ち。三人の子どもたちの進級・入学・入園準備に追われながら、密度の濃い時間を過ごさせてもらいました。子どもたちの笑顔に癒されながら、中学校の“今”をお届けしていきます」とありました。
シリーズの「突撃!となりのノート」は、ノートのとり方を先生に聞き、現物をそのまま紹介していて、ノートのとり方が下手な子どもにはよい見本になっているようです。「PTAの勉強会」の同じく連載モノで、会員が参加できる講座への呼びかけ。同「りんく」は市P 連の活動、広報紙の交換や展示会など他の関係団体との結びつきを紹介。
「公立高校の新選抜制度」に関わってのシリーズでは211号の見開きのページは他校の保護者がほしがった程の充実した紙面です。そうした連載モノの他に「いじめ問題」を踏まえながら「親力 自信ありますか」と問いかけています。2学期早々に行われた「引取り訓練」についても参加者の声を集め、改善点についての対応を学校に求めています。
バラエテイに富んだ今年度の『丹沢の風』は読み応え十分でした。




2013年5月1日更新

 平成24年度 秦野市PTA広報紙展示会 3月17日(日)~30日(土)本町公民館

 来場者の声  秦野の新聞教育ここにあり
・ “いじめ”についての記事が目につきました。各校それぞれの取り上げ方をしてありましたが『子どもと話す時間を大切にしなくちゃいけないな』と感じました。 田中 弘子
・各校の学校への“愛”を感じました。委員会への参加への呼びかけや問題提示のしかたなど、工夫があり、参考になりました。  内藤 享子
・工夫された紙面におどろきました。有難うございました。  古谷スミ子
・今年度、広報として活動させて頂きました。自分たちのできる限りで力を出したつもりでしたが、上には上がいるな-と他校の作品を見てつくづく感じました0また次の方々にも頑張って頂きたいです。  相模美智子
・各校のPTA活動の様子がよくわかりました0広報委員のみなさまお疲れ様でした。  小林 誠
・各校色々な視点で広報を作成していて参考になりました0委員の皆様お疲れ様です。  川丈 靖乃
・色いろなプリントがはってあってすごかったです。  末広小学校児童
・各学校の広報紙を見させていただいてとても良かったです。いろいろな事をやっておられてたいへんですね。みなさんおつかれさまでした。  加納 和徳
・超上手でしたね☆ ありがとう Thankyou very much。  カムミー
・各校の広報紙工夫・レイアウトとてもすばらしいです。各校の広報委員の皆様ご苦労様。  斎藤 光子
・どの学校も特色を生かした内容で委員さんの取り組みの素晴らしさを感じました。夏休み新聞とてもみやすく感心するばかりです。  佐野 香理
・どの学校も工夫が凝らされていて素晴らしかったです。広報委員さんのがんばりが伝わってきました。お疲れ様でした。  鎌倉 静香
・ひとが何を考え伝えようとしているのかが汲みとれた。  横尾 達雄
・新聞をつくられた委員の方達の気持ちが伝わってくるようでした。一年間大変だったと思いますが後に続く委員の方達に又アドバイスをしていただけると思います。この輪がどんどん広がる様に。  平松亜由子
・毎年この催し楽しみにしております。私がこどものPTAで広報委員をしていた頃とは比べものにならないカラー写真の多さに時の流れを感じます。委員の方々の熱意の伝わる内容も多く、読まれるかしらと心配していた私達の頃よりずっと興味もたれる内容で充実感いっぱいです。『かべ新聞』いいですネ。気持ちが伝わってきました。秦野の新聞教育ここにあり!!   真野 清子
・今年は我が南中が優秀賞をいただいたということで、さっそく見に来ました。自分たちの時とは想像もつかない位のレベルアップに感動です。こんな時が来るとは!! うれしいです。広報委員の皆さん、お疲れ様でした。  栗山 雅子
・各校の広報委員の方々の努力が伝わってくるものばかりでした。子ども達の壁新聞も楽しいものばかりで驚きました。  山田 恵利
・娘と来ました。なつかしい先生方の顔に大喜びしていました。各校記事やレイアウト、イラスト等工夫してレベルの高さにびっくりしました。広報さんに感謝します。  小林 君江
・引っ越しして久々に戻ってきたので、懐かしい先生方の写真も見れて良かったです。楽しく拝見させて貰いました。  林 真紀
・各校とも、学校の様子がよくわかる広報紙でした。委員の人たちの熱意が伝わってきました。一年間本当におつかれさまでした。  安藤 幸一
・各校の広報紙の個性が出てすばらしいものばかりでした。委員の皆様お疲れ様でした。   高橋 幸江
・他校の広報紙をじっくり見られた楽しい一年間でした0お世話になった皆様、ありがとうございました。  野中 陽子
・広報の人のおかげで色々な学校のことが分かりました。いつも大変なことをしてみんなに市P連だよりがくぼられて、とてもよみがいがありました。 北中生徒
・一年間お疲れ様でした。子ども達の新聞にも見入ってしまいました。すばらしいです。  石井昌美・大濱幾子
・各校ともその学校の特色が出ていて楽しく見させてもらいました。特に南中の広報紙はすばらしかったです。情報委員の方、各校広報の方お疲れ様でした。  石川 寛明
・各校特色がありレイアウトや記事の内容も身近で読みやすいです。  高橋 邦子
・学校の特色が出ていて面白いですね。カラーの記事は目を引きます。   府川 尚子
・素晴らしい広報紙ばかりで秦野のPTA新聞の実力があらためて感じられました。広報委員の方々、新聞つくりに協力した方々の熱意、努力、才能に敬意を感じます。
 いじめについての特集を組み、優秀賞をおとりになった南中の記事は読みいってしましました。いじめの被害をうけ悲しい思いをしている方はたくさんいると思います。この記事を読んだら「こんなに真剣に考えてくれている」と嬉しくなるのではないか、と思いました。
 西小学校の新聞は、きれいで記事の企画も楽しくて、つくっている方のはずむような気持ちが伝わってきました。
 広畑小学校の『たしかめようマップ』小さいお子さんの親ごさんたちには役立ちそう!と思いました。
 パソコンを使ったレイアウトや色使い、写真の質など、今年はレベルが高くてびっくりしました。委員のみなさん、秦野市P連のみなさん、本当におつかれ様でした。これからのご発展を心よりお祈りいたします。  上条 有紀

 

2013年4月1日更新

 広報づくりの経験をステップに 新たな一歩を踏み出します
 「どのように取り組めば読んでもらえるのだろう」手探り状態だった1年前。広報技術講習会に参加して、心揺さぶられる何かを感じ「私たちもやるぞ」と決意したあの時から、すべてが動き始めました。
 保護者の目線で作るのがPTA広報紙。共感できる様々な声や問題を取り上げ、発信することは簡単なようでなかなか難しいことでしたが、広報委員会だからこそできる、手応えのある面白い活動でした。
 子どもの成長と共に悩みや疑問が大きくなるのに、親同士の交流は減ってしまいます。学校・家庭・地域が同じ情報を共有することによって、得られる連帯感・子どもたちを見守る目・人と人を繋ぐPTA広報紙は、大切な役目を担っていると思います。もし、これらの情報が途絶えてしまったら…。PTA活動は衰退し、閉鎖的な学校へと変わってしまうような気がしてなりません。
 広報活動に、深い理解を示して下さった先生方、会員のみなさん、広報紙作りを通して出会った方々、そして同じ思いで駆け抜けてきた仲間へ、感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちのつくった広報紙が学校の歴史の1ページとして残る、大切な役割を果たせたことを誇りに思い、幸せな気持ちになっています。
PTA活動を心から楽しみ、親として何が出来るのか、真剣に模索した1年間。この経験をステップに、私たちは新たな一歩を踏み出します。    『西のいぶき』 石井 映子        



 平成24度秦野市PTA連絡協議会広報紙コンクールの審査結果 (平成25年3月16日)

 ◎優秀賞  「西のいぶき」西小学校 「みなみPTA」南中学校 「丹沢の風」本町中学校   
 ◎優良賞  「ほんちょうの森」本町小学校 「しぷしょう」渋沢小学校 「さくら木」南小学校 「ひろはた」 広畑小学校 「ふれあいの丘」渋沢中学校 「西中PTA陽光」西中学校  
 部門賞
 ・企画 「カリヨン」上小学校 「くず葉」末広小学校 「ほりかわ」堀川小学校 「ぎんなん」東中学校 「北中PTAだより」北中学校 
 ・取材 「大根中PTA」大根中学校 「南が丘」 南が丘中学校 
 ・記事 「稜線」北小学校 「南の風」南が丘小学校
 ・見出し 「おおね」大根小学校 
 ・レイアウト 「せんだん」東小学校 「まいづる」鶴巻中学校
 ・写真 「いっぽ」鶴巻小学校


 「知りたい・知らせたい」ことを 「広く報せる」広報紙を目指しました
 振り返ればこの1年は、とにかく発行することに必死でした。「PTA広報」とは何かということについて、深く考えている余裕もありませんでした。しかし、広報委員を引き受けたときに、次の2点を心がけようと思いました。
 1つは、PTAの活動について「広く報せる」ということでした。「どんな活動を行なっているかよく知らない」「委員になると、大変だと聞く。」という話をよく耳にします。確かに、委員会活動は、決して楽とはいえません。ですがそれ以上に、人と関わって活動する楽しさもたくさんあります。活動の様子だけでなく、そういった楽しい雰囲気も伝えていくことで、PTA活動に対し、少しでも今以上に興味を持ってもらえればいいと思いました。
 もう1つは保護者と先生、生徒や地域の人も含め、お互いの「知りたい」「知らせたい」を、広報紙を通じて伝えていくことです。保護者が気になる学校での子供たちの様子はもちろん、先生方のもっと学校に子供たちを見に来てほしいという気持ちも伝えたいと思いました。広報紙がお互いの気持ちを伝える仲立ちになることで、子供たちをよりたくさんの目で、見守っていくことができるのではないかと思ったのです。
 いろいろ失敗もありましたが、他の広報委員の人たちと共に、1年間頑張ってきた結果、全国コンクールで入賞することもできました。「目指した方向は、間違っていなかった」と思えてうれしかったです。    『西中PTA陽光 』 平松亜由子



 広報委員になられたあなたへ
 毎回、厳しくも暖かい励ましのお言葉を戴き、大変ありがたく存じます。広報誌つくりは全く初めての事で、何をどう記事にすればいいのか? 仕事や家事で忙しい中、十分な活動時間もなく、満足のいく広報誌つくりはできるのか? 本当に不安だらけで始まった平成24年度でしたが、広報技術講習会やクリニック.パソコン講習等たくさんのご指導いただく機会もあり、不安も少しずつ和らぎ、なんとか頑張ろう~ という気持ちになっていったのでした。
 とは言うものの、年度毎の委員の引継ぎもしっかり出来ていない状態です。年度が変り、委員が変るとまた同じようなご指摘を戴いたり、毎回同じような取材内容だったり…。
でも、今回初めて広報委員を勤めさせて頂き、確かに私自身は変りました。子ども達が作る学校新聞、学校からの印刷物などしっかり目を通すようになりました。これは昨年広報委員をされた方もおっしゃっていました。何気ない印刷物も作成する側は大変な苦労があるのよね、と。これからは、微力ではありますが学校・家庭・地域との繋がりを大切に、子ども達の為により良い環境を作っていきたいと思う気持ちになっています。
 広報委員って大変なこともあるけど、得ること楽しいことも沢山あるよ、と声に出して伝えていきます。先生、これからもご指導宜しくお願いします。そしてくれぐれもご無理なさらないようご自愛下さい。    芳田 朱実


2013年3月1日更新

 主催 毎日新聞社・毎日小学生新聞・全国新聞教育研究協議会 
 第62回全国小・中学校・PTA新聞コンクール  (秦野市関係の入賞校) 2013年2月14日発表
 
 ◇学校新聞の部
  佳 作  秦野市立東中学校
  奨励賞  本町中学校
 
 ◇学級新聞の部
  奨励賞  秦野市立西中学校 2-5
 
 ◇PTA新聞の部
  全国新聞教育研究協議会賞   秦野市立西中学校PTA
  佳 作  本町中学校PTA   西小学校PTA  渋沢中学校PTA
  奨励賞  本町小学校PTA   南中学校PTA  渋沢小学校PTA
    ※PTA新聞の部は秦野市から7紙入賞。
 
 詳しくは全国新聞教育研究協議会のホームペーシで(私のホームページのリンク集から入ってください)。



 一歩前進
 先生よりいただいたアドバイスを心に留め、今年度の広報委員会の年間テーマである『前進』を求め、今回は広報紙と壁新聞を同時に発行いたしました。特に壁新聞は初めての試みでしたが、挑戦したことで私たち自身も“一歩前進”出来たかなあ、と喜んでいます。   「やなぎしま」 


2013年1月1日更新

秦野のPTA広報は楽しい 
 



 初めて6ページに挑戦

 私たちは、今回初めて6ページに挑戦しました。今までは4ページでした。それでも何回も打ち合わせをし、校正も大変でしたが6ページ! 記事を集めるのもひと苦労でした。みんなが書いた記事をパソコン担当者がまとめてくれましたが、校正が4回も入り、何とか12月19日の発行に漕ぎ着けることができ、メンバー全員胸をなでおろしたのでした。
 今号のクラブ活動のアンケートや保健室の取材などは、メンバーが記事にしたいと思っていたものでした。、それが実現できたので、私たちにとって思い入れの深い号になりました。あと1号を発行したら私たちの活動は終わりになります。寂しい思いもありますが、気持ちを新たにし企画について話し合いを始めています。4月の「なんで私が広報に…」などという気持ちは、今はメンバーの誰も持っておらず、話し合いは熱くなっています。
 年の瀬、お忙しいとは思いますが『さくらんぼ』を読んでいただけるとうれしいです。そして先生の感想をお聞かせください。次号のやる気につながります。よろしくお願いいたします。     Yuri


2012年12月1日更新

 第62回神奈川県中学校・高等学校新聞コンクール 
                                    主催 神奈川新聞社・神奈川県学校新聞コンクールの会 (2012年11月9日)
  
 今年は秦野『本町中新聞』が最優秀賞    優秀賞に 『東中新聞』

 【中学校・学校新聞の部】

 最優秀賞   秦野市立本町中学校
 優秀賞     秦野市立東中学校
 優良賞     川崎市立稲田中学校
 佳 作      横浜市立上の宮中学校
         川崎市立菅生中学校 
 努力賞    三浦市南下浦中学校  川崎市立西高津中学校 


 【中学校・学級新聞の部】

 最優秀賞   川崎市立西生田中学校3-5
 優秀賞    川崎市立柿生中学校2-1
 優良賞    川崎市立渡田中学校3-2
 佳 作    川崎市立宮前平中学校3-9  川崎市立はるひ野中学校3-1 川崎市立生田中学校3-3
          川崎市立西生田中学校2-1  川崎市立白鳥中学校1-6
 努力賞    川崎市立今井中学校2-2  川崎市立今井中学校1-3 川崎市立宮前平中学校3-7
          川崎市立有馬中学校2-5  川崎市立菅中学校3-2
 奨励賞    横浜市立領家中学校1-5  秦野市立東中学校3-1  相模原市立大野南中学校3-6
         三浦市立南下浦中学校3-3 横須賀市立大津中学校2-7
 


2012年11月1日更新

 平成24年度 第2回湯河原町第2回PTA広報紙づくり講座(紙面クリニック))のアンケート結果 (24/4/4実施)
                                                   (小)は小学校委員 (中)は中学校委員

★紙面クリニック                
・広報紙の作り方の難しさを知りました。大変勉強になりました。(中)
・読む人の気持ちを考える。(小)
・実際の広報紙を見ながらやったので、とてもためになりました。(小)
・初めて関わったので、分からないことが多く、他の紙面を見て考えさせられました。写真を撮ることで関わっているので、記事についてのコメントはためになりました。(小)
・分かりやすくて良かったです。(中)
・具体的にアドバイスを頂き大変参考になりました。(小)
・他校の紙面の講評も大変興味深く、参考になりました。ポイントがよくわかりやすかったです。(小)
・面白かったです。全くの素人で何もわかっていなかったのですが、わかりやすかったので興味がでてきました。(小)
・良い所、悪い所がわかり、参加して良かった。
・参考になりました。特に赤い字は使わない方が良いというところ、気が付きませんでした。
・とても参考になりました。基本的な作り方や色の使い方から、その紙面にあった、アドバイスが頂けてよかったです。(中)
・他の学校の広報紙が見れて、良い所などとても参考になりました。これから作るのに参考になりました。(小)
・自分の学校の広報紙に自信がなかったので、先生に何を言われるかドキドキしながら参加 しました。予想外にたくさんほめて頂いてとてもうれしかったです。そして、直した方が良
いと敢えて頂いたことは、次号に生かしたいと思います。とても勉強になりました。参加して良かったです。

★グループ協議
・もう少し時間がほしかった。(中)
・ほかの学校のやり方、参考になりました。(小)
・写真の撮り方など敢えて頂いて参考になりました。(小)
・しやべることができず、′次回は言えるように考えたい。(小)
・テーマがあると話しやすかったです。(中)
・他校の様子を聞くことができ、とてもよかったです。(小)
・時間が短かすぎます。(小)
・いろいろためになりました。予算の違いや、PTAOBとの関わり方等。
・他の学校のやり方が少しわかり、良かったです。(小)
・時間が短かったです。(小)
・他の学校の話が聞けて良かったです。(小)
・時間があまりなく、協議する感じではなかった。(小)
・武先生に直接答えて頂いて、解決しました。ありがとうございました。(中)

★これから知りたい、勉強したいこと
・全体会でのクリニックより、1学校10分でもよいので、個別クリニックも追加してほしいです。(中)
・1年で積み上げたノウハウの引き継ぎ方。(小)
・毎年委員が変わってしまうので、蓄積がなくもったいない。参加したい人が皆参加できるようにしてほしい。(小)
・紙面づくりより、どうやって他の委員さんに協力してもらったらよいのかが分からないです(小)
・企画記事のテーマ選びが難しい。学校からNGが出そう。(中)



夏休みにつくった壁新聞 NO1

  

  

2012年10月1日更新

 主催・秦野市立東公民館 協力・秦野市P連情報委員会 

 だれにでもできる新聞づくり講座  夏休みの思い出を壁新聞に


毎日小学生新聞(9月20日)



△神奈川新聞(8月24日)




2012年9月1日更新

 主催・秦野市立東公民館 協力・秦野市P連情報委員会 

 だれにでもできる新聞づくり講座  夏休みの思い出を壁新聞に

 2012年7月29日と8月22日に行った「夏休みの思い出を壁新聞に」の講座。今年は市P連情報委員会の協力もあり、参加者は親子合わせて45名 (子ども26名・小学生25 中学生1 保護者19名)。お父さんの参加も二人ありうれしかった。以下は講座のまとめ。

完成した新聞の数 28新聞

参加者の声・子ども (『 』は題字・以下同じ) 
『りょこうワクワクしんぶん』  はやしりょうすけ(1年)
 しんぶんづくりはむずかしかった。でもりょこうのおもいでをしんぶんにできてうれしかったです。

『東きょうタワー』 行方都子(2年)
 じをかくのがたいへんでした。でもじぶんがとったしゃしんがつかえてうれしかったです。またかべしんぶんをやりたいです。

『パワーストーン新聞』 小野寺ゆうや(3年) 
かぞくでと山まで石をさがしにいってヒスイなどのことを新聞にしました。書くのがたいへんでした。

『恐竜しんぶん』 栗原禅(3年)
 しんぶんをつくるので恐竜の大きさなどいろいろわかりました。しんぶんを作るのはたいへんでしたがまたやってみたいです。

『とっとりビックリ新聞』 岩田桜子(4年)
 鳥取のしんせきに行きました。鳥取のことをいろいろ知りました。それを新聞にしたのでとても勉強になりました。字がじょうずになりました。文章力も身についたかなと思います。

『ワイルド新聞』 安田貫太朗(5年)
 今年も新聞を書きました。三回目。三回とも好きなカブト虫の新聞。工夫したのは題字の『ワイルド』。文字にかすりをつけました。

『スカイツリー新聞』 石井琉也(6年)
 新聞を作って感じたこと。文字を書く場所や写真の位置を決めるのが大変だった。色の組み合わせはむずかしかったけどけっこう楽しんだ。

参加保護者の感想
 「オリンピック」と「カブト虫」についての新聞、二人らしい内容・記事で仕上がりました。新聞づくりを通して家族の会話が弾み、楽しいひとときを過ごせました。   安田 奈々
「このときはこうだったね」と思い出しながら記事を書く子どもと私。親子でひとつのものを完成させる喜びを感じることができました。   前原 景子

壁新聞作りは、親子で体験し考え、語りながらできる素敵な宿題でした。国語が苦手な長男ですが新聞作りに熱中できてよがったです。   栗原 恵美       

小学生のころの私は新聞づくりはとても苦手でした。この夏、子どもと一緒の壁新聞作りはとても楽しく感じました。とても良い経験でした。   石田 麻美

新聞について知らなかったことを教えていただきました。二度目の参加。娘は張り切って早くから構想を練っていました。それで書きたいことが次々と浮かんできて、まとめるのに大変苦労しました。   櫻川由美子

初めての新聞づくり、記事を見やすいように清書するのに苦労しながらも頑張りました。夏休みのいろいろな体験が新聞になり、よい思い出づくりになりました。   飯田早太代 

普段は習い事などで忙しく、なかなか一緒に遊べないお友達と一緒に参加。楽しかったと喜んでいました。   渡邊佳代子

こんな題字も  
 『ぼくの夏休みでっかいどーしんぶん』 『夏の思い出新聞』『夏休みたんけんしんぶん』 『りょこうわくわくしんぶん』 『ヌードル新聞』 『マッチャアメしんぶん』 『オリンピック新聞』 『家族新聞』 『生き物新聞』 『オリガミしんぶん』 『盲導犬新聞』

新聞展示会を開きます
 ・夏休みの自由研究として学校に提出します。
 ・12月の公民館祭りに「壁新聞展」を開きます。
 ・ 来年3月に開かれる秦野市PTA広報展示会に参考新聞として展示する予定です。

 
 どの新聞もカラフル 完成した新聞を手に全員で記念写真

     
 写真をまあるく切ってここに貼ったらどうかな 二人とも「けっこう満足、納得」の出来上がり  新聞記者はインタビューができなければ 
     
「疲れたよ  「もう少しだからガンバロー」  この講座3回目のYさんの 「オリンピック新聞」は力作   全員で合評会 館長さんから賞状を頂きました 



2012年8月1日更新

 秦野市のPTA広報紙は質・量ともに優れている。その一例として下の2紙を紹介したい。この2紙の編集は秦野市PTA連絡協議会(会員数11,467名)の連情報委員会が行っている。情報委員会は市内全22校から一名ずつ選出された委員で構成されている。
 この情報委員会が「はだの市P連だより」「市P連情報委員会だより」をそれぞれ年2回発行する。いずれの号も新聞ソフトを使うという委員による手づくりの広報紙である。この広報紙発行の他に単Pの広報紙づくりを応援するさまざまな活動をしている。

 PTA広報紙を支える秦野市PTA連絡協議会情報委員会
平成24年度の情報委員会の活動

  4月 広報技術講習会  24年度・22校から300名を超える参加
  5月 パソコン相談会   新聞編集ソフト、ワードなどによる広報の編集の技術的な相談(過去の広報委員経験者が相談を受ける)
  7月 「はだの市P連だより・78号」の発行   「市P連情報委員会だより・18号」の発行
7・8月 親子壁新聞講座に協力  公民館主催の「夏休みの思い出を壁新聞に」講座に協力
  9月  紙面クリニック委員会交流会   22校が5グループに分かれ講師に集団面談(二日間)
 12月 「市P連情報委員会だより・19号」の発行
  2月 「はだの市P連だより・79号」の発行
  3月 市広報紙コンクール  
     広報紙展示会(会場は公民館)
     紙面クリニック(年間発行紙全号の講評を冊子にして配布)

     
  「はだの市P連だより」は年間2回の発行 創刊は1973(昭和48)年 
  
     
   「市P連情報委員会だより」は2004(平成16)年にスタート




2012年7月1日更新

 一緒に新聞づくりをしませんか

 2001年からスタートした東公民館での新聞講座は今年で12年目になります。楽しい夏休みをいっそう充実させるための一つとして「夏休みの思い出を壁新聞にしよう」という講座を開きます。昨年の夏は20人の子どもたちが新聞を完成させました。(2011年9月1日更新のこのページを見てください)
 「新聞ておもしろい!」 「親子で新聞をつくろう」がこの講座のキーワード。お近くの方の参加をお待ちいたしております。  7月1日から受付






 PTA広報講座の評価

 4月の半ばから始まったPTAの広報紙づくりの講座も7月に入ると小休止。そして講座に参加してくれたPTAから年度第1号が届き始めるのがこの時期。すでに10数紙を読ませてもらった。主催者から、参加者による講演(私)の評価も送られてくる。(下参照) 

   


 
 ある広報紙に載った私の評価

 O教育委員会からの評

 過日開催いたしました「広敷づくり研修会(第1回)」には、公私とも御多用の折、御指導いただきありがとうございました。
 気仙沼の『ファイト新聞」』ついてのお話を拝聴したときに、改めて新聞や広報の存在意義を実感するとともに、読み手を元気にするカが広報・新聞にあることを再確認いたしました。PTAが広報を発行する意味を、きっと参加された皆きんも感じ取ったのではないかと思います。
 同封させていただきました参加者の感想にも、この研修会をとおして、委員としての広報づくりへの取り組みの姿勢や考え方、次の活動への意欲が向上したという感想が多く寄せられ、私自身も嬉しく思います。これを機に、広報づくりはもちろん、多くの人とのふれあいにまで広がることを切に願っています。

<参加者の感想>
 ○すごくよく分かり、参考になりましたが、もっと早く知りたかったです。一言も聞きのがしたくない気待ちで聞いておりました。
 ○わたしの知りたい内容が沢山あり、とても興味深く開かせて頂きました。若いころから新聞を作る仕事がしたかったのですが、そのような会社に就職することが出求ませんでした。広報づくりにそのころの情熱を活かせたら、と思っています。
 ○「研修会」とのタイトルから「大変そう」「難しそう」とのイメージがあり、ちょっと足が重かったのですが、お話が分かりやすく聴きやすかったです。参加してよかったと思います。
 ○PTA広報を中心にしたお話でしたが、地域や団体での発行について参考になる点が多くあり、改善点も見えたなと思います。
 ○いろいろなお話、すべて興味深く聞かせていただきました。広報に携わるものとしての側、また読む側の両面で、思うところに変化がありました。これからの自分にとってとても良い経験となりました。
 ○幼稚園の広報委員なので、号外ぐらいかなと思っていましたが、いろいろな話が聞けて勉強になりました。
 ○とっても勉強になりました。子どものお迎えが早いので、早退させていただきましたが(残念です)。またお話を伺いたいと思いました。ありがとうございました。
 ○ちょうど、広報の大まかな企画を考えたところでした。自分たちが企画した内容を後押ししていただけるような話の内容で安心しました。どんなふうにできるか心配ですが、初心者ばかりの委員会ですが頑張ります。
 ○広報を作るために必要ななことを教えて頂きありがとうございました。今回広報に初めて携わることになり、右も左もわからないのですが、今回基礎を知りました。1年間頑張りたいです。
 ○昨年も広敷研修会に参加しましたが、今年も新たな気待ちで参加し、いろいろなことが昨年よりも身に入った感じになりました。ありがとうございました。





2012年6月1日更新

 平成23年度 神奈川県PTA広報紙コンクール     神奈川県PTA連絡協議会

  優秀賞   相模原市立富士見小学校PTA   「スマイル」     
          鎌倉市立第二中学校PTA    「Harmonie」
          秦野市立西中学校PTA  「西中PTA陽光」

  優良賞   秦野市立西小学校PTA    「西のいぶき」             
          寒川町立寒川東中学校PTA   「ひがし」              
         鎌倉市立山崎小学校PTA   「やまざくら」

  奨励賞   横須賀市立大塚台小学校PTA   「わかばの丘」
         横須賀市立夏島小学校PTA  「なつしま」
          横須賀市立武山中学校PTA   「わかたけ」
          葉山町立一色小学校  「ほのぼのポスト」
          藤沢市立五所見小学校PTA   「いちょう」 
          相模原市立藤野南小学校PTA   「みなみ風」
          座間市立栗原中学校PTA   「みなもと」     
          秦野市立南小学校PTA    「さくら木」
          綾瀬市立綾瀬小学校PTA   「くすのき」 
          伊勢原市立竹園小学校PTA   「わかたけ」
          平塚市立浜岳中学校PTA    「Hamatake」
          中井町立井ノ口小学校PTA   「inokuchi」
          中井町立中井中学校PTA   「すだちの丘」
          真鶴町立まなづる小・真鶴中学校PTA  「広報わ・広報南かぜ」
         小田原市立三の丸小学校PTA   「三の丸」
          小田原市立富士見小学校保護者と教職員の会  「ふじみだより・PTAだより」
          小田原市立早川小学校PTA   「はやかわ・かけはし」
          厚木市立森の里小学校PTA   「もりのさと」 
          厚木市立戸室小学校PTA   「広報とむろ」 


  みんなで作る広報紙を目指した一年
                                 「西中PTA陽光」  水越いち乃

 私が思うPTA広報の理想は「委員全員で話し合い、取材し、形にする」。しかし中学校での広報はとにかく「大変」のレッテルが貼られている。忙しい会員が多く全員の活動が難しい。だから今年度も正・副が企画案を出し、割り振りをして個々に活動した。委員会も1号につき企画、校正、仕分けの三回程度。経験や意欲のある一部の委員だけが作れば良いものができるかもしれない。でも、それが良い活動なの? 
 PTA活動は「子供のため」が第一だが、同時に私たちのための活動だと思う。活動を通して人としての幅を広げる。幅が広がれば子供を取り巻く力も豊かになると思っている。だから広報作成以上に、メンバー全員の参加を望んだ。面倒くさがりの私が、ことあるごと委員にメールを送り、返信にも又メールを返す。委員会を開けば、欠席者に決まったことを伝えた。とにかく委員が孤立しないように、声かけならぬメールかけを心がけた。委員会で全員が集まることは、ほぼ不可能。だから、委員のみんながつながってくれれば、それが委員長としての役目ではないかと思っている。最後の号で全員の編集後記を見た時、みんながよい経験をしたと思い安心した。




▽ ご都合がつきましたらご参加ください ▽  






2012年5月1日更新

「よい広報紙はよいPTA活動の中から生まれる」

 4月26日に開かれた秦野市P連の「広報技術講習会」の参加者は400名を超えた。1校平均にすると18名。秦野のPTA広報のレベルの高さはこの数字に表れている。そして、広報紙の充実はPTA活動そのものの充実を意味する。

 平成23年度の 秦野市小・中学校のPTA広報紙発行の現状(小学校13・中学校9)
 ① 年間発行回数の平均3.6回(最高発行数は8回) 
 ② 1号あたりの平均ページ数5,3ページ 
 ③ 広報委員会の決算額の平均210,366円 


 武勝美先生
 全校の広報紙への講評ありがとうございました。読ませていただきました。たくさんの言葉で褒めていただき、指導していただけたことに心から感謝いたします。広報さんは色々な記事を企画されていましたが、その企画のひとつひとつを取り上げ、意図を深く読み取ってくださった先生のお気持ちが嬉しかったです。広報委員さんには何よりのねぎらいと励ましになったことでしょう! 私も今年は頑張って広報紙を読んだつもりだったのですが、武先生の講評には圧倒されました。ちょっとした指摘や提案されるヒントにも深いお知恵を感じました。
 講評の最後に付けてくださった広報委員さんからの一言にも感謝します。「PTA広報はPTA活動の一部なのだから、運営委員の一員として、PTA活動全体を盛り上げていけるような雰囲気作りも頑張った」という広報委員長さんのお言葉、すごい!と思いました。そのとおりです。つい細部にこだわってしまいがちな私は反省しました。
 東中学校の「ぎんなん」にも温かい言葉ありがとうございました。私はPTAを卒業された先輩達の言葉がすごいと思いました。頑張った時の「広報紙が宝物」という情熱と、東の子育て、学校教育への変わらない関心をおまだにお持ちなのが分かりました。広報活動をご自分の財産にしてらして尊敬の思いでした。
 「次年度の企画の参考に」と年間の企画を見本として取り上げていただいた2校(南小・西中)は喜ぶことでしょう。ちょっと羨ましいです。来年も広報活動が盛り上がるといいと思うし、先生にもぜひこれからもお力を拝借したいです。  秦野市P連・情報委員長 上條 有紀

 

2012年4月1日更新

秦野市PTA連絡協議会の活動




平成23度秦野市PTA連絡協議会広報紙コンクールの審査結果 (平成24年3月15日)

           優秀賞   「西中PTA陽光」 西中学校   「西のいぶき」 西小学校   「さくら木」 南小学校
           優良賞   「ほんちょうの森」 本町小学校   「せんだん」 東小学校   「丹沢の風」 本町中学校   「北中PTAだより」 北中学校 
           奨励賞  「カリヨン」 上小学校  「稜線」 北小学校  「ぎんなん」 東中学校   「みなみPTA」 南中学校

PTA広報で地域社会とのかかわりを
 秦野市PTA連絡協議会では、毎年「広報紙展示会」を行っています。今年度の展示会では展示をお手伝いする機会をいただき、市内の各小・中学校のPTA広報紙を一度に読ませていただきました。
 22校の広報紙のバラエティーに驚かされます。カラー、白黒、ページ数、号数もさまざまです。今年度は全ての広報紙で共通して取り上げられているテーマがありました。それは「防災」です。 昨年3月11日の東日本大震災を受け、秦野市各小中学校のPTAは子供たちの安心安全を守るためのさまざまな活動を行いました。PTA広報委員の方たちもまた、防災について、被災地支援について、真剣に語り合い、積極的に取材し、難しい問題に取り組んでいました。
 ある広報紙に寄稿されたPTA会長の文章は胸を打つものでした。南相馬市では、校舎、校庭、公共施設以外の除染は終わっておらず、先生たちは生徒のため放射能という見えない敵と戦っている、という内容で、「私は(南相馬市の先生方にかける)言葉がなくなった」という率直な一言に思いがこもっていました。
 学校の「避難訓練」の様子を広報委員さんたち8名で密着取材。たくさんの写真を使い、迫力の紙面づくりが出来た広報紙もありました。
 また、防災のプロに伺ったお話を「これだけは必ずしておこう」という見出しで記事にしています。大震災が発生すると、大火災に対応するために救急車が出動できない可能性があり、救助については地域の自治体や消防団が主流になるそうです。だから、常日頃から隣近所の方と交流を持ち、いざというとき助け合いましょうと書いた広報紙もあります。
 防災座談会の出席者のひとりが「地域とのつながりが大事。ご近所と助け合わないと」と発言されていました。この地区では近所のつながりが強く、いざというときに助け合えるそうです。この学校の広報紙は地域住民の「賛助会員」の方々にも配布されています。
 震災以降、地域との繋がり、絆の大切さにあらためて気付いたという人も多いと思います。自然災害が起こったときに互いに助け合える、そんな地域社会を作り出していくために、PTA広報にも出来ることがあるのではないか、と思いました。   上條 有紀


 「減災」  私たちにできることはなんでしょうか ?

   
 

 自校印刷だから愛おしさひとしお
 中学校で広報紙作りに携わり三年目。今年度は委員長、私にとって大きなチャレンジの年でした。武先生の広報紙作りの講座で、伝える楽しさや奥深さを知り、もっと保護者に学校へ関心を寄せてもらうように、また地域の方々の声を載せ、多くの目で生徒達を見つめられるような紙面作りを目指しまた。
 活動のスタートは大震災直後。この悲しみを無駄にしてはならないという強い思いがメンバーにありました。それが土台になり「親子で生きる力を備えて行こう」と、防災について取り組めたのだと思います。企画が決まり、それぞれが持ち寄る取材文や写真を見ると、ほっとしました。ありがたかったです。一筋縄では行かないこともありましたが、振り返れば自分の成長に繋がるものでした。
 『ひがし』は自校印刷のため、見た目の仕上がりは決して満足とは言えません。しかし、自分たちで手を掛けた分、出来上がった広報紙はとても愛おしいものでした。
広報紙づくりは仲間づくりと言うように、苦しいときこそメンバーで支え合い、そして笑い合いました。こうしてみんなで作り上げた『ひがし』はかけがえのない宝物です。    古屋 直子  


 「見出し」の切り抜きノートが懐かしい
 一年前、広報委員になって先ずしたこと、それは新聞の気に入った見出しを切り抜きノートにはることでした。今そのノートを見返すとなんだか懐かしい気持ちになるのです。 
 一年間とても忙しい日々でしたが、それを超えた充実した時を過ごせたと思います。学生時代の部活動をしているみたいで、毎日?のみんなと顔を合わせるのが当たり前、そんな日々を過ごせたことに感謝しています。
 最終号を発行しお茶会をしました。和気藹々、笑顔で楽しい会がもてたのも一年間一緒に活動したからです。「新聞づくりは仲間づくり」、まさにそのとおりでした。   前原 景子









2012年3月1日更新

第61回全国小・中学校・PTA新聞コンクール(秦野市関係)の結果 主催 毎日新聞・全国新聞教育研究協議会 (発表 2012/2/9)

 

 PTA新聞の部    ・最優秀賞   西中PTA(3年連続入賞)
             ・佳  作    本町中PTA(5年連続入賞)   南小PTA(初)
              ・奨励賞     本町小PTA(3年連続入賞)   西小PTA(4年ぶりの入賞)   南が丘小PTA(4年ぶりの入賞)

  ・PTA新聞の部では上位15校の内の3紙が秦野市内PTAの作品です。PTA新聞の部では、ここ5年間で3回の最優秀賞を獲得(本町中、本町中、西中)。

 学校新聞の部   ・佳 作   東中(5年連続入賞)

 学級新聞の部   ・佳 作   東中3年3組
             ・奨励賞   西中1年7組
 
 このコンクールの応募団体 3,084  応募点数 29,382  
 賞立て 入選(最優秀賞など4~5紙) 佳作(6~10紙) 奨励賞(10~30紙)です。
 全入賞校名は全国新聞教育研究協議会のホームページ(このホームページのリンク集からも入れます)でご覧ください。
。 
 

   秦野市小・中学校PTA紙展示会    主催 秦野市PTA連絡協議会

    市内小・中学校PTAが平成23年度に発行した広報紙を展示します。
    市内広報紙コンクールの成績発表もしています。
 
    日 時  2012年3月16日(金)~3月29日(木) 午前9時~午後5時

    会 場  秦野市立本町公民館1F ロビー



 

2012年2月1日更新


 「講演の内容を800字くらいでまとめて」と言われても -ある広報委員からの相談

 本校の先生の講演の内容を掲載することになり、その担当をさせらました。「600~800字くらいでまとめて」と言われました。でも、話された内容はいろいろで、しかも濃いのです。それで、どのように書けばいいのか途方にくれています。話し言葉をどういう文体で書けばよいのか、そんなことさえわりません。どのように書けばよいのでしょうか。


 回答  何を書かないか、が大切
 限られた文字数で他人の話したことをまとめるのはとても難しいと思います。ご相談の答えになるかどうか心配ですが、ヒントを三つ書いてみます。
 1 あなたが聞いた中でもっとも印象に残ったこと・他の人に伝えたいと思うことを一つだけ取り上げて書きます。何を書かないか、どの話を省くかを十分考えて一つの話に絞ります。
 2 お聞きになった話の中にはいくつかのキーワードがあったはずです。そのキーワードを箇条書きで紹介する方法もあります。
 3 講師が自校の先生ですから、先生に原稿を書いてもらうのも一つの方法だと思います。きっと書いてくださるはずです。先生にお願いするとき、あなたが講演の中でもっとも感銘したことを先生に伝えましょう。ただし、原稿をお願いするときは、先生に直接お会いして、自分の言葉で、自分の感想(さらに会員に伝えたいこと)をしっかり伝えましょう。

 参考までに『短冊(ポストイット)作文術』をご紹介します。
 短冊(ポストイット)作文術
 1 短冊(ポストイット・付箋)を用意する。
 2 短冊の一枚ずつに、与えられた題について思い浮かんだこと、書きたいことを単語で一つだけ書く。
 3 書きたい事柄が全部書けたと思ったら、その短冊を机の上に広げる。
 4 上から眺め、この単語から書き始めよう、これは終わりに使おうなどと、書く順番を考えてみる。
 5 順番が決まったら、その短冊にある単語を書き出しに使って作文する。
  この方法なら文の長さ(文字数)も自由に変えられます。



2012年1月1日更新


謹賀“新聞”  今年も新聞でしょうか

るはあと1号  Iさんに負けないように取材に走り回ります

 今年の西小は、初めて広報委員になった三人が、なんと委員長、副委員長なのです。ですから迷いっぱなし、全くの手探り状態の中での広報づくりです。
 今号では「生活のリズム」の特集を組みましたが、なかなか思うように進まず校長先生に相談にのっていただきました。その相談も終わって帰ろうとしていたときです。5年担任のY先生が広報委員のIさんに声をかけられたのです。
「Iさん、先日の稲刈りの取材、ありがとうございました。次の号の記事には関係ないかもしれませんが、来週日産の方に来ていただいておもしろい授業が行なわれます。参観にいらっしゃいませんか」。突然のお誘いにIさんは「え?」と、驚きの表情を浮かべるしかなかったようでした。私が「取材のご指名だよ、Iさん」と言ったので、ようやくその状況が理解できたようで「ありがとうございます」とニコニコ顔になりました。
 Iさんは今号でも書いている5年生の「お米作り」を6月からずっと取材してきたのでした。取材のため田んぼに現われるIさんは、米作りの年間スケジュール表を貼り付けたダンボールとメモ帳を左右の肩に掛け、首からカメラとひも付きのペンをぶら下げ、長靴を履いている…「あの人 何 誰?」というような“出で立ち”です。そんな姿で田んぼでの作業が行なわれるときは必ず取材に訪れるIさんだから、先生方や子供たちによく知られているのです。
 こんなお誘いを受けたIさんを「広報委員冥利に尽きるのでは」と、私はうらやましく思いました。「記事にならないから今回は取材には行かない」ことが幾度かあった私でしたが、取材に行けば何かが得られる、学べる、感じるものがある、そう思いました。残るはあと1号。新聞記者のつもりで、iさんに負けないように取材に走り回ります。   前原 景子







2011年12月2日更新

 第61回神奈川県中学校・高等学校新聞コンクール 
                                  主催 神奈川新聞社・神奈川県学校新聞コンクールの会 (2011年11月10日)

 【中学校・学校新聞の部】

 最優秀賞   秦野市立東中学校
 優秀賞     該当なし
 優良賞     該当なし
 佳 作      厚木市立南毛利中学校 
 努力賞     川崎市立南大師中学校 


 【中学校・学級新聞の部】

 最優秀賞   川崎市立今井中学校3-1
 優秀賞    川崎市立西生田中学校2-5
 優良賞    川崎市立今井中学校3-4
 佳 作    川崎市立金程中学校3-5 川崎市立西高津中学校3-4 宮前平中学校2-1 川崎市立生田中学校1-5
 努力賞    川崎市立平間中学校3-4 川崎市立臨港中学校3-2 金程中学校3-4
          川崎市立宮前平中学校2-11  川崎市立宮崎中学校2-7 川崎市立西生田中学校1-4
 奨励賞    横浜市立上飯田中学校3-2  三浦市立南下浦中学校2-1 秦野市立北中学校2-2
          横須賀市立大津中学校1-4  相模原市立大野南中学校2-2





2011年11月1日更新


「夏休みの思い出を壁新聞に」 展
この夏 東公民館で作った親子壁新聞を展示します  
期日 11月7日(月)~20日(日)   会場 秦野市立東公民館

   問い合わせ  武勝美 ℡0463(81)4276


秦野のP広報100号、200号の“記念号ラッシュ”の年
 今年8月に東京で開かれた第55回全国新聞教育研究大会で、本町中の『丹沢の風』が200号、鶴巻小『いっぽ』、末広小『くず葉』、そして南が丘中の『南が丘』が100号表彰を受けました。他にも渋沢中が『ふれあいの丘』100号を発行し、東中『銀杏』は次号で200号になります。今年は100号、200号の“記念号ラッシュ”の年です。
 11月現在での各校のPTA広報紙の発行号数を調べてみました。(◎印は100号200号発行で毎日新聞と全国新聞教育研究協議会から表彰)
小学校
 ◎東129 ◎西234 南116 北71 ◎大根118 ◎本町170 ◎上145 ◎末広101 広畑118 南が丘96 ◎渋沢117 堀川92  ◎鶴巻101
中学校
 鶴巻83 渋沢100 ◎南が丘101 ◎大根137 ◎本町208 北152 ◎南122 ◎西214 ◎東199(◎印は100号200号の全国表彰を受賞)



2011年10月1日更新

9月の新聞講座  6会場でPTA広報の紙面クリニック 
・武先生のお話を伺って、色合いやレイアウトなど細かいところをご指摘いただき、次号につながるヒントをいただけたと思います。また他校との交流が持て、当初のブルーな気持ちが誰も一緒で、今は楽しんでいる状況が分かり共感ができてよかったと思います。南小の臨時号は本当にすごい!我が校は3号めの12月に震災・防災特集をやるので、負けたくない!と素直に思いました。(委員長としてはすごいプレッシャーですが…)時間が押して少々疲れましたが、本当に充実した時間でした。先生、情報委員さん、ありがとうございました。

・本日は武先生の貴重なお話を聞くことができてとても嬉しく思いました。どうもありがとうございました。他校の広報紙を読んで、参考にしたい部分がたくさんありました。それぞれの個性が光るレイアウトで、とてもすばらしいです。武先生からのアドバイスを生かして、これからのたくさんの方に読んでいただける広報紙作りに取り組んで生きたいと思います。3月11日に起きた、東日本大震災のことをもっと子供たちに意識してもらえるように記事を作っていきます。がんばろう日本!

・他の広報紙と自分たちのを比べることで、問題点や改善点などを発見することができ、参考になりました。他紙との違いが学べてよかった。限られた予算の中で、希望を全て詰め込むことはできないけれど、読む方が最後までしっかり目を通したくなるような広報を作っていきたい。

・初めての広報委員の活動に、とても大変で忙しい日々でしたが、先生によかった点などを教えていただき、とても励みになりました。今日受けた研修を参考にして、これからの広報活動に生かしていきたいと思います。とてもよくわかるお話でした。参加できてよかったです。

・見出しの重要さに気付きました。広報は人を扱うこと。よい活動からよい広報ができるという言葉がとても印象的でした。私たちは、毎回とても楽しく広報の仕事をさせていただいております。

・他の紙面を見せていただけて大変参考になります。そして感心させられます。いつも「頑張りなさい!」とエールをいただくようで勉強になります。 

・ほめられてとても嬉しかったです。頑張ってよかったです。色々参考になる話を聞けました。今後の紙面づくりに役立てたいと思います。 


・クリニック(評価)ということで、参加した29名ははじめドキドキしていたようでしたが、厳しい中にも温かみのあるお言葉をたくさんいただいたことで、会場内は次への意欲・活力がみなぎったように感じました。また他の団体の広報紙を読むというよい機会ともなり、たいへん刺激を受けていたように思います。「よい広報紙はよい活動から」との先生の言葉。PTAをはじめ諸団体に、活動そのものが重要であることを伝えていきたいと思います。(主催者)


タウンニュース 2011/10/1




2011年9月1日更新


 暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか。 先日、壁新聞作りでお世話になりました広畑小の田辺です。『はるか』の母です(^^)  22日の講習会で、下書き半分くらいしか終わっておらずかなりあせりましたが、なんとか始業式に間に合わすことができました。
 今日、娘のクラスで夏休みの作品発表会があったそうで、新聞を紹介したところクラスのみんなが「すごい!」とほめてくれたそうで、すごく嬉しそうに帰宅と同時に話してくれました。その後、先生からも是非クラスに飾らせて欲しいとわざわざご連絡までいただき、親子で嬉しい気持ちになりました(^^) とっても嬉しかったので感謝の気持ちを先生にお伝えしたいと思い、連絡させていただきました。
 今回は、娘が今将来の夢としている『パティシエ』についての新聞にしました。わたしもどんな資格をとったりする職業かほとんど知らなかったので、資料作成をしていくうちに親子でこれからどうしたらよいかというう目標までもてる機会がもてました。本当によい機会を与えてくださりありがとうございました(^^) 来年も娘のやる気があればぜひ参加させていただきたいと思っています。(わたしはやる気なのすが(^_^;)) ありがとうございました。次お会いできる日を楽しみにしています。   広畑小  田辺


親子新聞づくり講座 「夏休みの思い出を壁新聞に」  2011年7月27日・8月22日


カラフルな新聞は眺めるだけでもたのしい お母さんもけっこう楽しんだ新聞づくり
完成した新聞を手に記念写真 れもこの夏の思い出です
  

2011年8月1日更新

 3.11の体験から
防災を考える




秦野市PTA連絡協議会の「情報委員会だより」


2011年7月2日更新

「夏休みの思い出を壁新聞に」 一緒に新聞づくりをしませんか

 2001年からスタートした東公民館での新聞講座は今年で11年目になります。「新聞ておもしろい!」「親子で新聞をつくろう」がこの講座のキーワード。今年から少し短くなった夏休み。その夏休み充実させるための一つとして「夏休みの思い出を壁新聞にしよう」という講座を開きます。お近くの方の参加をお待ちいたしております。







2011年6月3日更新

平成22年度 神奈川県PTA広報紙コンクール              神奈川県PTA連絡協議会

優秀賞 会長賞           秦野市立西中学校PTA       「西中PTA陽光 」
      県教育長賞        秦野市立広畑小学校PTA      「PTAひろはた」
     神奈川新聞社賞     伊勢原市立高部屋小学校PTA  「あおぞら」

優良賞                藤沢市立鵠南小学校PTA    「はまゆう」
                    綾瀬市立綾西小学校PTA    「ふれあい」
                    秦野市立本町小学校PTA    「ほんちょうの森」

奨励賞                横須賀市立大塚台小学校PTA 「わかばの丘」
                    藤沢市立秋葉台小学校PTA  「 秋小だより」
                    藤沢市立高倉中学校PTA   「TAKAKURA 」
                    茅ヶ崎市立西浜小学校PTA  「にしくんはまちゃん 」
                    寒川町立寒川東中学校PTA  「ひがし」
                   相模原市立大野小学校PTA  「おおの・PTAだより」
                   相模原市立鹿島台小学校PTA 「かしま台」
                   大和市立大和小学校PTA   「いちょうだより」
                   座間市立栗原小学校PTA   「くりはら」
                   座間市立入谷小学校PTA   「いなほ」
                   綾瀬市立綾南小学校PTA   「りょうなん」
                   伊勢原市立竹園小学校pTA  「わかたけ」
                   二宮町立二宮小学校PTA   「 あゆみ」
                   松田町立松田小学校PTA   「いわつばめ」
                   開成町立文命中学校PTA   「文命」
                    小田原市立富水小学校PTA  「みずも」
                    小田原市立早川小学校PTA  「はやかわ・かけはし」
                    厚木市立緑ヶ丘小学校PTA  「みどりがおか」
                    厚木市立清水小学校PTA   「しみず」


2011年6月1日更新


 『TOS』新聞 ― 「T・武さんに、O・送る、S・新聞」


神奈川新聞 2011年5月25日「ニュースなるほど」▲

  4月28日の夕方、「武さん いらっしゃいますか」と三人の中学生が訪ねて来た。肩にしているバッグから見れば1年生。私に新聞を持ってきてくれたのだ。発行日はきょう、編集者は鈴木優奈・山賀千江。三人目は友達だった。
 新聞の題字は『TOS』。その題字の説明によれば、『TOS』は「T・武さんに、O・送る、S・新聞」なのだ。トップ見出しは「武さんが私たちに伝えたかったこと」。
 4月22日、私は東中学校の生徒会広報委員会が主催する新聞講習会に招かれた。午後3時30分から1時間の講習会に参加したのは広報委員会16名と1年生の学級の新聞係り15名だった。
 その会の冒頭、私が彼らに話したことは、イギリスから届いた友人からの手紙を元に、情報を正しく伝えるのが新聞の使命であることを話した。『TOS』新聞の編集後記に彼女たちはこう書いている。「新聞講習会が終わってからあらためて新聞の大切さを知りました。これからの新聞づくりをがんばっていきたいと思います。本当にありがとうございました」。
 学校で新聞づくりを指導してきて51年になるが、このような形、内容で講座を受け止めてくれた受講者は初めてである。喜びもさることながら身の引き締まる思いがした。
 この日は午前10時から荒川区でのPTA広報づくり講座。120名が集ってくれたこと、質問も5つあったこと、そんな講座だったので「少しは聞いてもらえたかな」と思いながら帰ってきた。そして『TOS』新聞が届いた。







2011年4月1日更新


平成22年度秦野市PTA連絡協議会広報紙コンクールの審査結果 (平成23年3月17日)

優秀賞   「ほんちょうの森」    秦野市立本町小学校PTA    
       「西中PTA陽光」          西中学校PTA
       「ひろはた」              広畑小学校PTA

優良賞   「丹沢の風」             本町中学校PTA
        「しぶしょう」              渋沢小学校PTA
       「稜線」                 北小学校PTA
       「南が丘」                南が丘中学校PTA
       「南の風」               南が丘小学校PTA 
       「みなみPTA」             南中学校PTA

年度最終号をお届けします クリニックを

 昨日、卒業式と同日付けの広報誌『ひがし』71号を発行しました。今号で今年度の広報活動は無事終了! この号が最後になってしまうことが寂しくてなりません。先生にはたくさんのアドバイスと気付きをいただきました。先生の一言にホッと心が軽くなり、助けていただいたことは数え切れません。最終号のクリニックをお願いします。それを次年度にへと引き継
ぎたいと思います。ありがとうございました。   藤田みどり 
 
 ついに今年度最後の『わかたけ』の発行となりました。年間を通じて、大変だったこと、楽しかったこと、勉強になったことなど、今はただただ懐かしく思い出しています。おかげさまで毎日新聞のコンクールにも入賞しました。一つのものを作り上げる仲間いる喜び、出来上がったときの高揚感を次年度の皆さんにも味わってもらえたら、と思っています。私も微力ながら協力していきたいと思います。最終号もいつものように厳しくしく?クリニックをお願いいたします。   川戸 房江

 先日は最終号を見て頂きましてありがとうございました。今回の広報は、表紙のメッセージを書いてくれた人、それを書いて貰いに飛び回ってくれた他の委員さん、今年度作った広報の中でも、たくさんの人が助けてくれたおかげで出来た広報で、最後にこんなに楽しく作れたことで、自分の中でいい思い出として残せそうでうれしく思っています。
 最初は右も左も解らないどころか、広報になってしまって「不安以外何も無い!」状況で始めましたが、ここまで引っ張ってくれた武先生に感謝しています。たぶん先生がいなかったら、途中で投げ出していたし最後に楽しかった思い出で終われなかったと思います。ありがとうございました。そして、武先生のこの号のクリニックでの《新聞ミシュラン五ツ星》、うれしかったです。正直言うと、他のだれよりも、武先生に褒めて貰うことの方がうれしいです。    海老原えりな

 登校班の集合場所の近くにある梅が花を咲かせました。朝、子供たちが揃うまでその香りを子供と一緒に楽しんでいます。94号は今年度最終号です。この号はPTAの委員会のことを取り上げました。読んでもらえない・敬遠されがちな内容と思い、先ずは手にとってもらえるようにレイアウトを工夫しました。本部の方と相談し、本部から配られる次年度の委員立候補の用紙といっしょの日に発行し、会員が立候補するときの参考にしてもらえるようにしました。    斉藤 好美


神奈川新聞 (2011年3月9日)




2011年3月1日更新

第60回全国小・中学校・PTA新聞コンクールの秦野市関係の結果
PTA広報  毎日新聞社賞    「西中PTA陽光」西中学校PTA
        優秀賞・トヨタ賞    「ほんちょうの森」本町小学校PTA
        佳 作         「しぶしょう」渋沢小学校PTA
        佳 作         「ひろはた」広畑小学校PTA
        佳 作         「丹沢の風」本町中学校PTA
学校新聞  佳 作         「東中新聞」東中学校
学級新聞  佳 作         「チームワーク」北小学校6-4
        奨励賞        「なかよしパン工房」南が丘中学校3-2

 編集後記をどう書くか あるPTA広報の実例

 PTA広報の記事の中で、書くのが難しいと思われているのが「編集後記」。「編集後記って何を書くの」と正面切って他の委員に聞けないからだ。私のところに編集後記の中身についての相談・質問はかなりの数になっている。そうした悩みへのアドバイスのひとつとして、秦野市P連が発行している『情報委員会だより』の編集後記が出来上がるまでを具体的に例示してみる。(「編集後記とは」については、このホームページの「教育広報相談室」を参照)

 2010年12日15日に発行された『情報委員会だより』
 1 編集長の提案で、この号の編集に携わった8人全員が「編集後記を書いてみよう」と挑戦。この方法は、編集後記というものについてのそれぞれのとらえ方が現われるのでおもしろい。
 2 その中の一編を心柱にして、他の7編の後記の趣意を取り込み編集後記ができた。
 この号(A3判・2P)の主な見出しは次のようなものである。(見出しは、記事のエキス)
 ・より良いPTA活動のために
 ・新しい「つながり」と「広がり」を求めて
 ・活動を離れ ちょっと一息 そば打ち体験
 ・松岡修造さんの言葉(講演を聴いて)「しかって、ほめて、抱きしめろ」
  
8人の委員が書いた編集後記
(NO1)
 人を、まちをつなぐ言葉《オ・ア・シ・ス》―「おはようございます」のオ、「ありがとうございます」のア、「失礼します」のシ、「すみません」のス。つないで、はぐくまれる。く心のオアシス〉「おもいやり」「愛情」「信じ合う」「素直な心」―互いを思いやってかけ合う言葉は安らぎを与え、まちを明るくしてくれます。もうすぐクリスマス。あなたの言葉で家庭をオアシスに、心に灯りをともしましょう。(安)

(NO2)
 家でどんな会話をしていますか。子どもたちは、家庭の食卓で栄養をいっぱい摂るのと同じように、会話からたくさんの言葉を知り、自分のものとしています。栄養は体を作り、言葉と言葉に乗った想いは心と考え方を作ります。親の言葉で子どもの心が育つ。大人として、親として、温かな思いやりのある会話を心掛け、子どもたちの心と考えかたを育てましょう。その一添えとなる情報委員会だよりになればと、思っています。(城)

(NO3)
 「新聞作りは仲間作り」、先日、情報委員の親睦をより深めようと、田原ふるさと公園内にある「そば処東雲」に、そば打ち体験に行きました。偶然にも、かつて情報委員を経験されたという店員の方に指導いただき、初めての感覚に皆四苦八苦。できあがった太さも食感もそれぞれ違うそばを味わいました。「みんな違って、みんないい」、手作りの良さに感激しました。はずむ会話でそばはいっそうおいしくなりました。(中)

(NO4)
 子育てが一段落し、心身共になまりきった私に、情報委員の仕事が務まるのかと不安で一杯でした。しかし、幸いメンバーに恵まれ、こども館に集まり新聞作りをしていると、学生時代に戻った様な気がしました。いろいろな人と出会え、様々な経験ができ、良い刺激を受けました。最近は、生活にメリハリがあり、いいリハビリになったと思います。リフレッシュしたい方には、PTA活動をお勧めします。自分のために、ぜひ…。(橘)

(NO5)
 情報委員となり楽しみの一つにおしやべりがあります。異なる地区のPTAの方とお話しする事はとても刺激となり、勉強にもなりました。先日は田原ふれあい公園でそば打ち体験もして来ました。たくさんの輪を持つことができ、忘れられない一年となりました。苦労や大変な事もありましたが、それよりもすばらしい方々に出会えた事がうれしく感謝いたします。人生は一期一会、一歩進んでみるとそこには新しい自分が見えます。(門)

(NO6)
 こんなに文章を書くことが難しいとは思いませんでした。思えば軽い気持ちで情報委員をうけてしまったなあと気づいても後の祭り。原稿用紙に向かって夜な夜なマス目を埋める作業。自身の語いの少なさにため息をつきつつ、記事を書きました。手のかかる子ほどかわいいといいますが、まさに我が子、読んでいただけたら幸いです。(伊)

(NO7)
 皆さんにとって、どんな一年でしたか。4月、私たちは緊張し情報委員という立場に戸惑いながら顔を合わせました。委員会を重ねる度、情報交換を通じての言葉のキャッチボ叫からつながった私たちは、いつの間にかずうっと前からの友だちの様に打ち解け、楽しい時間を過ごしています。人と人、言葉と言葉のつながりを感じ考える一年でした。「最初の一歩」を踏み出せば新たな世界が広がります。(竹)

(NO8)
 毎年この時期になると、この一年間を振り返り、来年の目標を立てようという思いが強まります。今年は情報委員として活動した4月から、たくさんの出会いがあり、今までにない経験ができました。子どもと地域と、来年はどのようにつながっていけるかをこれからも考えていきたいと思っています。共に編集作業を行いながら、笑いあっている仲間と、来年の今頃会った時、どんな話ができるでしょうか。(岩) 

 読者のみなさんはどの例を心柱にしますか。



2011年2月1日更新

 『ニュースなるほど』にお願い   読んで 調べて 話し合える紙面に

新聞づくりで相談に来た中学3年生の言葉、「なぜ新聞は政府の悪口ばかり書くのですか。私 新聞は嫌いです」。彼女は、ネットを見れば日本に対して敵対的な行動をしている各国の様子がよく分る。その事実こそ新聞は書くべきことなのに、とも言った。
私なりの新聞の機能について話した。そして、間もなく高校生になる彼女に、今感じている新聞への不信について高校の先生と話しなさい、と勧めた。「家族で新聞の記事について話ができたらいいね」とも話した。
 昨年の暮、神奈川新聞が社告で『ニュースなるほど』のページの創設を告げた。10代の青少年を対象にした「新聞で学ぶ」紙面がつくられるのだ。「ようやく」という感もあったが、とにかく嬉しかった。そして1月5日、その第1号が発行された。メイン記事の「あかつき」、そして「キッズアイ」など興味深い紙面作りがされている。“満を持して”という感がした。
 『教育に新聞を活用することの調査』(2011年1月1日・本紙)によれば、「新聞に期待すること」でもっとも多い意見は「ニュースの背景や世の中の仕組みを分りやすく説明すること」である。
 来年度から小学校に導入される学習指導要領には、新聞教育にかかわる内容が明記されている。どの出版社の教科書にも《新聞づくり》《新聞活用》《新聞機能》の三領域の学習が取り上げられている。
 『ニュースなるほど』にお願いする。「読んで、調べて」で終わるのではなく、教室で、茶の間で「話し合う」材料としての紙面づくりをしてほしい。そして、「新聞を学ぶ」という視点も大切にしてほしい。

           読者からの反応も始まっている (2011/1/26)





2011年1月1日更新

謹賀新聞 今年も新聞・広報づくり がんばろう

昨年末に発行されたPTA広報紙 カラフルで個性豊か
いろいろな視点から読ませる特集が組まれています



2010年12月1日更新


 『“夏休みの思い出を壁新聞に”講座』に参加した子供たちの新聞展     2010年11月6・7日 東公民館祭り 





2010年11月1日更新


 PTA広報づくりでみつけたこと

 あと半年 メンバーに感謝しつつ最後まで突っ走りたい
                                                  神奈川   川戸 房江
 
 4月中旬の委員会発足から半年が過ぎようとしています。その半年の間に実に様々なことがありました。集ったメンバー間の意思疎通が難しく、「思い描いていた広報紙の作成が出来ない」などに代表される、広報紙のとらえ方の違いで委員会は紛糾寸前に。このときは委員長になったことを心より後悔しました。そんな中、話し合い深め、なんとか111号の発行に漕ぎ着け、胸をなでおろしました。続いて112号の発行、といきたいところでしたが、話し合いの末号外の発行になりました。そのため、年4回の発行が5回になりました。
 そして7月、パソコンに四苦八苦している私たちに新たな試練がやってきました。新聞ソフトによる紙面作成への転換です。悪戦苦闘とはこのこと、でもなんとか10月発行の見通しがつき安堵の《ため息》。
 「いろいろなことがあった」とつくづく思います。でもそれらのことと一緒に思い浮かぶのは、目いっぱい力を貸してくれた副委員長をはじめとするメンバーたちの真剣な顔でした。そして出来上がったときの「やった! おめでとう! お疲れ様」という歓声とはじける笑顔です。また先生からの講評を読み返すメンバーの顔を見ていると、4月のときとは比べものにならないほどの充実した、楽しそうな顔。改めて振り返ってみると、心強い仲間に支えられてきょうまでやってこれらたという感謝の気持ちでいっぱいです。
 快く取材に協力してくれた保護者の皆さんや先生方、地域の方々、こうしたたくさんの力で広報紙『若竹』は発行できるのです。広報委員の仕事はあと半年、メンバーに感謝しつつ最後まで突っ走りたいと思っています。
 


 心に元気がないと、元気な紙面は生まれない
                                                  神奈川   藤田みどり

 中学校での広報委員2年目、義務教育最後の1年間を広報委員長として過ごすことになりました。今年の広報の年間テーマは『もっと話しましょう 子どものこと・学校のこと』。
 昨年は『東中へ行こう』のテーマのもと、減少する学級懇談会出席者数を取り上げました。そこから見えた事は共有できる話題の乏しさ」共有とは、保護者と先生、保護者と保護者、保護者と子どもの間のことです。言い換えれば学校・地域・家庭での共通の話題ということになります。この話題提供の場こそPTA広報紙の役目と考え、今年のテーマを設定しました。
 全国トップレベルの広報紙は、定番と言えるほど地域協働の話題を取り上げています。学校を核とした地域が、子どもたちを見守る体制が整っているからこその話題です。これは、私たちの紙面に足りない部分であり、現在のPTA活動の弱点でもあるように思います。地域に溶け込む活動を進めるには、まず家庭の中に学校への関心を引きこむような紙面作りが求められるのではないでしょうか。広報メンバーは、親同士はもちろんのこと、先生とも子どもたちとも機会あるごとに直接話をし、生の声を拾って紙面に反映させようと常にアンテナを張っています。
 この1年半で前向きな取材には、前向きな答えが返ってくることを知りました。それには、作り手・書き手の私たちが元気であること。体も心も元気であることが一番大切なのだと気付きました。昨年の12月頃のこと、息子の反抗期の前に「親として…」の問題に難渋している時期がありました。『ひがし』の締め切りをひかえているにもかかわらず、1行も記事を書けなくなってしまったのです。すっかり落ち込んでしまった私を引っ張り上げてくれたものは、「大丈夫! お母さんの頑張る姿は、必ずヤツにも伝わるよ」という先生からの一声と、「反抗期こそ共通の話題」と受けとめてくれた広報仲間たちでした。
 作り手の心に元気がないと、元気な紙面は生まれないこと。さらに同じ方向を見ている仲間や先生との間には、確かな絆が生まれることを実感した瞬間でした。これは、広報紙づくりをとおして発見した私の宝物です。






2010年10月1日更新



2010年9月1日更新

 第53回全国新聞教育研究大会 岩手・北上大会 2010/8/4・5
 大会主題「心を育て心をつなぐ新聞教育」

【PTA広報分科会】の提案
 共に考えるPTA広報紙を目指して
                                   秦野市立本町小学校PTA  横溝夕紀子(平成21年度広報委員長)

1.はじめに
「PTA広報紙」といえば、PTA活動と学校行事を含め問題点、疑問点について取り上げる報告紙というイメージがある。それだけでは1回読んでゴミ箱行き間違いなし。では、何に着眼点を置きどの様な形で表現すれば読者を引き付けられるのか考察してみた。

2.テーマ作り
 今の子どもたちは本当に幸せなのだろうか? 物も情報も溢れ、子どもたちは「生きる力」を見つけ出す事が出来なくなっているのでは…。同じ親の立場に立って「生きる力」の原点ともいえる「遊び」をテーマとし一年間探ってみた。
(1)親の視点
 まず保護者全員に「遊びについて」のアンケートを実施。 その結果「外遊びをしにくい環境になっている」「習い事が多く、遊ぶ時間がない」「近所に遊ぶ友達がいない」「防犯上危険だし、心配で遊ばせることが出来ない」など、ほとんどの親が遊びについてマイナス的な回答。また、市子ども育成連合会の方を交えての座談会も行い、直接保護者の声を聴いてみたが、親は色々なことについて心配のあまり手や口を出してしまい、逆に子どもの「生きる力」の芽を摘み取っているのではないのかという問題点が見えてきた。    
(2)子どもの視点
 次に子どもたちの本音、内面的な部分を探ってみた。
直接インタビューの形で、どの程度本音を語ってくれたのか定かではないが、ここでも親の過干渉、コミュニケーション不足、家族のあり方等の問題点が見えた。
(3)先生の視点
 最後に先生方にも「子どもたちの心配なところは」として取材。「遅寝、遅起き、朝食抜き当たり前!」「心の体力低下」「友達とのコミュニケーションがとれない=家庭での会話不足」等、やはりここでも家庭での生活面が学校生活に影響してきている事が分かる。

3.成果と課題
 年間4号発行の中で、①「遊び」の導入 ②外遊びで育てる ③子どもの意欲=親の愛情 ④子どもの夢を育てるために、をテーマに絞り込むことによって、今一度家庭教育のあり方を見直すことができ、私たち親自身の学びの場として広報紙を活用することができたと思う。
発行するごとにたくさんの会員の声を聴くこともでき、共感しあえた活動だった。これからも事業や行事などの報告紙にとどまらず、読んで考え、行動させる、大人は勿論、子どもたちにも活用できる「耕報紙」を目指したい。(※本町小学校PTA広報は昨年度の全国コンクールで「優秀賞」受賞)




 楽しんでつくれば、読んでもらえる
                                    秦野市立渋沢小学校PTA  多田亜希子(平成21年度広報委員長)

1.はじめに
 PTA広報の役割は、会員に広報紙を通じて各委員会の活動や子どもたちの様子を知らせ、さらに学校を身近に感じてもらうお手伝いをすることではないか、と思っています。そのためには、読んでもらえる広報紙でなくてはいけない、そのためにはどうしたらよいかを常に考えながら、一年間活動してきました。

2.取り組み
(1) 「新聞づくりは仲間づくり」の実践
 どこの広報委員会も集まる回数は多いと思います。私
たちも例外ではなく、ほぼ毎日集まっていました。でも毎回記事書きをしたり取材に奔走していたわけではなく、たわいもないおしゃべリや噂話、夕飯の献立、ときには子供の心配事など、たくさんの会話をしている中で信頼感が育ちました。これは広報づくりにとても大切なことだと今でも思っています。
(2)読まれる紙面づくり
 紙面に行事をただ掲載するだけでは、目をひくことはできないと考え、毎号必ず「特集」またはそれに値する記事を掲載することにしました。この特集がなかなか難しく、最後まで二転三転、あと1行で完成という状態でも、つくっている自分たちが「これはではつまらない」と感じたときは《ボツ》にし、新たな特集に着手したこともありました。
①年間発行回数
 無理なく発行できることや、行事や委員会の活動を考えると、1学期2回、2学期3回、3学期1回と考えて活動しました。
②紙面つくり
 表紙には、見た人が楽しく思える子どもたちの表情や動きの写真を選びました。そこに、自分たちで作った詩を添え、その写真を引き立てるようにしました。
「委員選出」についての特集も工夫をしました。委員会に気楽に参加してもらえるよう、フローチャートで「あなたにピッタリな委員会はどれ?」と問いかけた号をつくりました。別の号ではすごろくなどを使い、子どもたちと一緒に楽しめるPTA委員会の一年間をわかりやすく紹介したりしました。各号の「気になるあの人」で紹介する先生は、インタビューにインタビューを重ね、意外な一面をクローズアップして、楽しく紹介出来るようにしました。

3.成果 次はある広報委員の言葉です。
「広報を作っているときのママはイキイキとしている」と言われ、“楽しく”、でも“妥協せず”にモノづくりをしていることが子どもにも伝わっている、と嬉しい気持ちになりました。広報づくりが楽しく出来たのは、このメンバーだからこそです。これからも良き友でいようね。

 どの号も好評で、「おもしろかった!」など会員の声をたくさん聞くことができました。「広報委員が楽しんでつくれば、読者も読んでくれる」ということがわかりました。全国コンクールで「毎日新聞社賞」をいただいたのも成果の一つと、みんなで喜び合いました。




 2010年8月1日更新
7月27日に行なっただれにでもできる新聞づくり講座で配った資料の一部 

 「壁新聞づくり」の工程表 夏休みの思い出を壁新聞に

 1 資料を集める
  メモをとる、インタビューも。写真、パンフレットなど集める。      (8月20日までに)

 2 どれを紙面に取り上げるかきめる
   新聞の名前(題字)をきめる。                       (8月24日までに)

 3 大まかなレイアウトをする
  どの記事を最初に書く(トップ記事にする)のかをきめる。
  写真やイラストを置くところをきめる。                   (8月24日)

 4 記事を書く  
  5W-1Hで。感想を入れて書く。                      (8月24日)

 5 清書する 見出しは大きく 
  文字はていねいに。色文字も使おう。                  (8月30日までに)  

 6 写真などをはる (8月30日までに)  

 7 編集後記(新聞を作った感想)を書いて完成              (8月30日までに) 

 ※新聞を作ることで分からないことがありましたら、武勝美に電話してください。

 ◎できあがった壁新聞は「夏休みの自由研究」の宿題として学校に出しましょう。
 ◎11月に東公民館祭りがあります。そのとき《壁新聞展》を開きます。(展示会については公民館から連絡いたします) ぜひ参加してください。

 今年の夏は“飛びっきりの暑さ”のようです。健康に気をつけながら「良い夏休み」を過してください。そしてステキな新聞を作ってください。健闘をお祈りいたします。 
                 




2010年7月1日更新

  
 お手伝いします 一緒に壁新聞を作りませんか  きょうから受付です。

 秦野市立東公民館主催
  壁新聞づくり講座(全2回)  夏休みの思い出を壁新聞に   親子での参加大歓迎 子どもだけでもOK

日 時  第1日 7月27日(火)
       第2日 8月24日(火)    いずれも 9時30分~11時30分
会 場  東公民館 
講 師  武 勝美
持ち物  筆記用具(7月27日のみ当日の新聞)
受 付  7月1日より  東公民館 TEL 0463- 82-3232  
定 員  15組 
問合せ  東公民館  TEL 0463- 82-3232


昨年の講座で作られた壁新聞です







2010年6月1日更新


  平成21年度 神奈川県PTA協議会広報紙コンクール審査結果

 優 秀 賞
  会長賞         藤沢市立鵠南小学校PTA
  県教育長賞      秦野市立本町小学校PTA
  神奈川新聞社賞   秦野市立渋沢小学校PTA

 優 良 賞
  綾瀬市立綾南小学校PTA   秦野市立本町中学校PTA   座間市立栗原小学校PTA

 奨 励 賞
  横須賀市立大塚台小学校PTA  茅ヶ崎市立柳島小学校PTA   茅ヶ崎市立松林中学校PTA  相模原市立陽光台小学校PTA  相模原市立鹿島台小学校PTA  相模原市立二本松小学校PTA  相模原市立清新中学校PTA   相模原市立麻溝台中学校PTA  大和市立柳橋小学校PTA  大和市立大和小学校PTA  海老名市立柏ヶ谷中学校PTA  綾瀬市立綾西小学校PTA  伊勢原市立竹園小学校PTA  伊勢原市立伊勢原小学校PTA  開成町立文命中学校PTA  小田原市立早川小学校PTA  小田原市立富水小学校PTA  厚木市立玉川中学校PTA


 私には「広報は幸報でした
 
「えっ、私が広報委員? それも委員長!?」 どうして引き受けてしまったのか、写真を撮るセンスも文才もない私が…泣きたい気持ちで始まった初めての小学校PTA活動。 とにかくまずは情報収集から、前委員長さんや広報委員経験者から話を聞いたり、「PTA広報のあり方」「PTA広報の作り方」などなど本を読んだり、ネット検索で他校の広報紙を読んでみたりと、慌てふためいていざ出陣。3月の終わりから第1号の先生紹介号作成準備が始まり、ホッとする間もなくバザー号外、あれよ、あれよと第2号。
 ところがそうこうしているうちに、ちょっとずつ心境の変化が。広報技術講習会で武先生のご指導を受けたり、色々な方のお話を聞いたりしていくうちに「広報って面白いかもしれない」という気持ちが湧いてきたのです。気がつくと、運動会号外、3号、最終号と発行を重ねるごとに「広報の虜」になっていました。
 今まで何の意識もなく、見たり聞いたりしていたものが、違った角度から視たり聴いたり感じたりするようになったこと。伝えることの難しさを学べたこと。「PTAをもっと身近に感じてもらいたい。」、「今の子どもたちが何を考え、感じているのかを知りたい。」、「私たち親が子どものためにできることは何か。」、など思いはそれぞれですが、広報紙を読んでもらうことにより伝え、一緒に考えていきたいという願いをこめて、何度も何度も考えをぶつけ合うことができた良きメンバーと出会えたこと。そして何より、読者に読んでもらえ私たちの気持ちが伝わったときの喜び!! 武先生の言葉でいうなら「広報は耕報」。委員を経験したみんなが耕されたのではないでしょうか。もちろんこの私も。このように、貴重な経験ができたことは、とても幸せな一年間だったと思います。
 今だから言えますが…私にとって「広報は幸報」でした。経験者だけが分かるこの幸せ! いかがですか? 「広報委員はちょっと」と敬遠せず、ぜひ、たくさんの方に経験していただきたいです。   秦野市立本町小学校PTA  横溝夕紀子








2010年5月5日更新
広報づくり《喜・怒・哀・楽》『しぶしょう』の人たち

嬉しかったことは
Iio 長男に「ママは広報で学校に行ってるとイキイキとしている」と言われ『何事も楽しく』『妥協せずモノ作りをする』ことが子どもたちにも伝わっていたのかと嬉しい気持ちになりました。
Tomori あまり新聞作りに参加出来なかつたですが、賞を取れた事、みなさんの『がんばり』凄いです。
Kanno 108号の表紙を飾ってしまったこと! ビッグニュースで、撮影した夫と大喜びしました。
Imori 自分の書いた原稿が記事となつて初めて紙面に載った時は、嬉しくて感動しました。
Takeshita 毎回、納得いくまで(あるいは締め切りギリギリまで)、記事について調べて練って作業を続けられたこと。それを、皆と一緒にできたこと。

楽しかったことは
Kometani 広報紙以外の雑談で、いろいろな情報(習い事・レシピ)が得られました。
Iio 知りたいことや疑問を記事にできたこと。メンバーが良かつた! 皆、楽しく、積極的で、この一年ストレスなく活動できました。
Takahashi 会議室から好きな先生のクラスを眺めるコト(笑)
Imori みんなで記事を作り上げていくのも、その合間のおしゃべりも楽しかつたです。
Seo ひとつの事案をいろいろな視点で意見交換ができてパズルみたいに記事できあがること。
Takeshita 複数の人間がひとつのことを一緒にやることで起こる、『化学反応』の面白さ。誰かが言ったことに対して別の誰かが反応する。それに対してまた別の誰かから反応が起こる。やがて何かが触媒となつて、誰もが全く予想もしていなかった考えが、爆発するみたいに誰かから引き出される:この過程がエキサイティングで楽しかった。
Omo いろいろな話が出来たことです。広報紙作りと関係ない話をして1日終わる事があつても、楽しいと思えました。

悲しかったことは
Kometani 担当の先生となかなかコミュニケーションが取れなかったこと。
Takahashi 持ちよりのオヤツのおかげで、この一年で三キロも太ってしまったコト(泣)
Tomori 新聞作りになかなか参加できずみんなに迷惑をかけてしまい自分の中で少し辛かったです。
Kanno 今日は子供と一緒に帰る!と固い決意で家を出ても、あつという間に午後。もう少し、あと10分…で結局帰宅は日没頃。家事が疎かになつたり、疲れて体調を崩したり、家族は一年間ガマンを強いられたと思います。
Imori・Tqkeshita ありません(本当だってば)

悔しかったことは
Iio 担当記事の仕上りが遅くなってスペースが狭くなつたこと(笑)
Kanno 記事に関わる全ての先生方からの了解を得ずに書いてしまったため、内容を問われた一件。取材・編集の手法とか、学校に対する広報・PTAの立場とか色々考えさせれました。
Seo PTAについて調べた時に、フル勤務で働くお母さんの立場が理解されず、役員の仕事ができないこと=子供への関心の低さという意見があること。
Ono 学校の理解が得られて無いと感じたとき。時間をかけて考えを説明しなければいけない事がありました。
Tada インフルエンザのため年間六号発行出来なかつたこと。

今だから言えることは
Tomori 仕事をしているのであまり参加できず、みんなの中に入れないと思っていましたが、メールをもらい記事を一つ任された事、本当に感謝しています。
Kanno 四、五月頃はまだ広報の面白さを知らず、学校へ行くこと自体が面倒で「用があるから」と何回かサボつちやいました。もったいなかつたな…と今では反省してます。
Takeshita 去年も広報委員でしたが、「広報って何?」 に始まり、ようやく少しわかったような気がしたのは十二月ごろでした。次年度の人も同じかなと思うと、もったいない気がして、もう一年やることにしました。でも、フタを開けたら一昨年の経験者が5名。残る必要なかつたなと思ってましたが…残って良かった、一緒にやれて本当に良かつたです。

広報の仲間に一言
Kometani 記事で行き詰まってるときに、一緒に悩んで、考えてくれてありがとう。楽しい新聞が出来たのは、このメンバーだからこそです。これからも、良き友でいてね。
Iio 特に文を書くことが得意という訳ではない私が広報委員としてやってこれたのは同じ気持ちで楽しく活動できたメンバーのおかげです。
Takahashi またどこかで一緒に活動が出来たら面白いですね(笑) とりあえず『太たに』で会いましょう!
Tomori 「仕事をしてるんだから、参加できないこと 気にしないで」と毎回気にかけてもらい、その言葉がとても嬉しく、気持ちが楽になっていました。感謝しています。
Kanno パソコンの腕も文才もない私を、いつも笑顔で迎えてくれ、感謝しています。気が合う仲間と充実した時間を過ごせて、とても楽しかつたです。
Imori ジャンケンで負けて「どうしよう、広報委員になっちやった…」で始まった四月。でも始まってみたら、周りはみんな良いメンバーばかり。とても楽しい時間を過ごす事ができました。
Seo 実は不器用なのですごくテンパっていました。いつも優しく温かく助けて頂き本当にありがとうございました。
Takeshita 一年間一緒にやらせてもらって感謝します。誰が欠けても、あの時間はなかつたと思います。
Ono とにかく個性豊かな面々で、お互いの主義主張を心置きなく議論出来ました。このメンバーの一員で良かつたと思っています。
Tada 妥協できなかつたのは、みんなの気持ちが強かつたから。みんなに引っ張ってもらった一年でした。感謝の気持ちは言葉には出来ません。ありがとうございました。





2010年4月1日更新

「広報は耕報」 広報づくりで自分を耕そう

 
PTA活動に参加したくなる広報紙を
                             神奈川・渋沢小PTA 多田亜希子

 「硬い話題でも抵抗なく読むことができる、楽しめる紙面を作りたい。読むことで会員がPTA活動を知って、興味を持ってほしい。PTA活動に積極的に参加することで、得るものがたくさんあることを知ってほしい」との思いがありました。
毎号A4判で8ページ、年5回発行しました。表紙には子どもたちの表情が良い写真を、妥協せず何枚も撮って選びました。
 108号では遊び心を取り入れて『あなたにピッタリな委員会はどれ?』のフローチャートを作り、「委員をやってみようかな」と少しでも思ってもらえるように働きかけました。109号では、保護者にPTA委員についてのアンケートをとりました。その結果、「委員会って何をやっているのかわからない」の疑問が多数あったため、各委員会の仕事を一年間のすごろくにして、楽しく理解してもらえるように工夫しました。「気になるあの人」で、先生の意外な一面を紹介してきました。
発行後、読んで下さった方々から「面白かったよ」「すごいアイディアだね」というような声をいただき、とても感激しました。時にはバトル、ときには爆笑の企画会議でした。信頼できる楽しい仲間と作った広報紙です。
 

 
広報での経験は何にも代え難い大きな財産
                             神奈川・寒川東中PTA 佐藤 美佳

 各クラスから1名ずつ選出される広報委員。立候補もありましたが、「広報委員だけが決まらない」というクラスもありました。
 どうにか揃ったメンバーが、最後にみんなで「やってよかった」と言えるよう、得意な分野で活躍できる工夫をしました。写真班、パソコン班、アンケート集計班、講演会取材班などを設けました。作業内容や負担の偏りはあったのかもしれませんが、結果的には効率良く作業が進み、“ベテラン”をたくさん輩出しました。
パソコンで編集し、自校で印刷する形式になって4年目の『ひがし』は、印刷直前まで編集することも可能なので、“採れたて”の情報をすぐさま紙面に載せることができるのが特長です。撮ってきた写真を直ちに紙面に入れ、翌日には各家庭に届けているという、ハラハラ・
ドキドキの綱渡り作業の連続でもありました。でも、馴れてしまうと、それさえも《快感》になっていたような気がします。こうして出来上がった紙面は愛おしく、「共感した」「話題になったよ」等々の感想をもらったときの喜びが次号への意気込みにつながりました。
 年間テーマ「東中へ行こう」は、学校へ足を運ぶ中で、たくさんの素晴らしい人や出来事に出会えたことを会員に伝えたいという願いから生まれたのでした。
 今年度でPTAを卒業する私にとって、広報づくりのこの経験は、何にも代え難い大きな財産になったと信じています。広報づくりは奥が深い、だからやめられない。広報づくり、大好きです!  
 
           


  平成21年度秦野市PTA広報紙コンクール        主 催 秦野市PTA連絡協議会    
                                        実施日 平成22年3月16日

   最優秀賞  秦野市立渋沢小学校PTA「しぶしょう」
   優秀賞     本町小学校PTA「ほんちょうの森」
           本町中学校PTA「丹沢の風」
   優良賞     西 中学校PTA「西中PTA陽光」
           堀川小学校PTA「ほりかわ」
           渋沢中学校PTA「ふれあいの丘」
   佳 作     西 小学校PTA「西のいぶき」 
           広畑小学校PTA「PTAひろはた」
             南が丘小学校PTA「南の風」    
                東  中学校PTA 「ぎんなん」
 



第59回全国小・中学校・PTA新聞コンクールの表彰式  主催 毎日新聞・全国新聞教育研究協議会
(2010年3月6日 会場・毎日新聞東京本社毎日ホール)

秦野市の受賞紙

 毎日新聞社賞
学校新聞「東中新聞」 東中学校
全国新聞教育研究協議会賞
学級新聞「笑顔一番」 東中学校2年1組
 毎日新聞社賞
渋沢小学校PTA広報「しぶしょう」 
優秀賞・トヨタ賞
本町小学校PTA広報「ほんちょうの森」  



2010年3月1日更新

『東中新聞』創刊60周年・900号記念公開座談会   平成22年2月28日(日)午後1時30分~4時 東公民館2階ホール 





『東中新聞』創刊60周年・900号記念公開座談会
  
 1 開会の言葉 主催者・秦野市立東公民館長 栗原 旭さん
 2 来賓挨拶   秦野市教育長 金子 信夫先生 
 3 基調提案「東中新聞の60年を振り返って」  武 勝美
 4 公開座談会 テーマ1「私と東中新聞」 テーマ2「東中新聞に望むこと」
  出席者
   森山 政子さん(S46年度新聞部長)
   鎮西真裕美さん(H12年度広報委員長)
   本間友佳子さん(H16年度広報委員長)
   本間 愛佳さん(現東中学校広報委員長)
   高橋  登さん(S29年度当時の指導教諭)
    瀬戸 享子さん(H4年度当時の指導教諭)
   綱嶋 宏子さん(現指導教諭)
   コーディネーター 武 勝美
 5 閉会・お礼の言葉  東中学校長 山口 勝先生

 東中学校からは先生・生徒さん、東婦人会員さん、民生委員さん、市P連の情報委員さんなど総数60数名の会になりました。
 東地区自治連合会長・須山徹さん、元東中PTA広報委員長・坂田美代子さん、かつて東中学校に勤務された中川孝男・安田政敬・宮川義晴・田中淑生・石田崇男・橋本ゆかり先生などから声をいただきました。他に真野清子さん、谷津裕さん、梅川純代さんからメッセージも届きました。(下・参照)


 東中は地域に守られ、育てられている事を実感

 東公民館で開催の「東中新聞 創刊60周年・900号記念回顧展」拝見いたしました。何と素晴らしい歴史でしょう!! まさしく秦野の新聞教育の礎ここにあり!です。子どものPTAで新聞作りに一生懸命だったと思い返すものの、果たして我が子ども達の学級新聞、学校新聞はどんなんだったか?と恥ずかしながら思い出せません。ただ、私が小学校の頃学級新聞を作った事は思い出しますが、残念ながら中学校ではありません。私が中学校の頃には、すでに秦野東中学校では立派な新聞が、生徒の手で作られていたとは・・・本当に素晴らしいの一言につきます。
 会議室での展示を見ている時に、いらした先生が「一階の廊下にも展示していますのでご覧下さい」と声かけしていただきました。(そうでなかったら、見逃すところでした)
・H14年の717号 「私達からみた『五日制』と絶対評価 」  ・H15年の735号 「中学生がおこした長崎の事件を考える」
 あくまでも私の感想ですが・・・中身の濃い記事で、とかく大人の側から論じられるテーマではないかと思っていましたが、生徒の立場からの内容。よくぞこの問題を取り上げる事のできる生徒の意識のレベルの高さに感嘆です。他の号のどれも、その時のポイントをおさえた記事で、実際に子ども達の新聞を初めて見ましたので驚きました。東中の取り組みが伝統となって引き継がれていく事は、ご指導の賜物と思いますが、それに応える子どもたちに拍手です。
 東中は地域に守られ、育てられている事を実感しました。何よりも一番大切な事と思います。その中心にいられるのが、武先生です。まだまだ先生のお力が必要とされています。どうかお身体くれぐれもご留意下さり、ご指導頂きますよう心からお願い申し上げます。    真野 清子


 私と東中新聞
私たちの代から東中の生徒会本部役員は全て選挙で選出される方法になりました。正副会長選挙だけでも7~8人が立候補し、選挙というよりお祭りでした。これは選挙管理委員会と新聞委員会がタッグを組んで選挙を盛り上げてくれたためです。それで生徒会活動へはかなり高い関心が集まりました。
  私たちの時代の生徒会は新しい事業やイベントを次々に行いました。花壇を作ったり、校庭の銀杏を拾って資金にしたり、宝探しをしたり、といった具合です。言うなら「お祭り好き」の本部でした。
こうした活動の殆どは一般生徒を巻き込んで、時に全校規模で行われました。これを可能にしたのが東中新聞でした。発行頻度が高いため、基礎情報が速やかに全校生徒に伝わるだけではなく、それがいかに「面白そうか」そして「なぜそんなことをするのか」が伝えられていたからです。
 東中時代の仲間に会うと、東中学時代が「とても面白かった」という人が多いのですが、こうした様々なことをみんなで行った思い出があるからだろうと思っています。その「みんなで行った楽しかったこと」を縁の下で支え続けたのが東中新聞です。東中新聞は、私たちの「楽しい中学時代」の屋台骨なのだと思います。  昭和63年度生徒会長  梅川 純代


「新聞づくりは仲間づくり」を根底に 学校生活の創造を

『東中新聞』創刊60周年ならびに900号発行おめでとうございます。二つの数字から、歴史の重さと、今まで携わってきた人たちのご苦労を強く感じます。
この歴史と伝統のある『東中新聞』は、次の三つのことで評価されると思います。
第一に『東中新聞』が取り上げる記事があります。他の中学校の学校新聞を読むと、体育祭や文化祭などの学校行事を知らせ、結果を掲載するだけの報告記事がほとんどです。しかし『東中新聞』の場合、トップ記事に生徒会活動や日常の学校生活における問題点を取り上げることが多くあります。学校生活をより良くするために新聞を発行していることがその紙面から伝わってきます。これが『東中新聞』の優れているところです。
 次に特集記事を評価したいと思います。私が新採用として東中学校に勤務していたころ、『東中新聞』が特集で「働くこととは」に取り組んだことに驚いたことを覚えています。内閣総理大臣賞を受賞した年の新聞が「東地区の湧水」について特集した号の紙面もまたはっきり記憶にあります。当時の『東中新聞』の取材括動は積極的でした。今も『東中新聞』は校内から地域へと取材を広げ.さまざまな人にインタビューをしています。それゆえに充実した特集が書けるのです。
 三つ目に挙げられることは、手書きでありながら隔週刊(週刊の年もあった)であるということです。新聞は文字通り「新」でなければなりません。手書きで作る新聞はかなりの労力が必要です。それを月2回発行することは、今の中学校の環境からすれば大変なことです。それを継続していることはすごいことです。
今年度の全国学校新聞コンクールで入賞した学校新聞は、『東中新聞』以外はすべてパソコンを使った新聞です。パソコンで作られた新聞の多くは、毎号紙面の印象はほとんど同じです。手書きの『東中新聞』は、それぞれの号がそれぞれの顔で登場してきます。ハンサムであったり、可愛かったり、ときに不細工な表情も見えたり、しかし、それが毎号の楽しみの一つになっています。担当する人が毎号変わるので見出しのレタリングが違う、そんなところにも手書き新聞の味わいがあります。パソコン新聞と比べ、手書きの『東中新聞』が評価されていることの一つです。
 新聞コンクールの中での『東中新聞』ついて言えば、長年にわたる入賞歴があるということです。特筆されてよいことです。過去、コンクールで優秀な成績を収めた学校新聞のいくつか、いや、かなりの数の学校新聞が、指導する先生が転出してしまうと発行さえ危うくなるという事実があります。しかし『東中新聞』の場合は、指導する先生が代わったとしても、その活動は確実に続いています。生徒の中に『東中新聞』の伝統を受け継ぎ、後輩に引き継ぐことが行なわれてきています。『東中新聞』は東中学校の生徒が守り、育てている学校の文化です。誇りに思って良いことです。
今年度、全国新聞コンクールで、東中学校は学校新聞の部と学級新聞の部で上位入賞を果たしています。学校新聞は盛んだが学級新聞の活動はない、あるいはその逆の学校がほとんどです。学校新聞と学級新聞が入賞したのは東中学校だけです。全国で唯一、両方が盛んな学校です。学校新聞活動と学級新聞活動がバランス良く行われているので、相乗効果が生まれているのです。しかし、あえて言えば『東中新聞』は学級新聞活動が基盤になっていると思います。
学級新聞の部で全新研賞を受賞した『笑顔一番』の12号に「“新聞づくりは仲間づくり”を合言葉に、クラスの生活の問題をみんなの視点で見て、言葉で伝え合い、最高のクラスを作りたい」とありました。
東中生の学校生活は、時代が変わっても「新聞づくりは仲間づくり」が根底にあるように思います。これからも新聞活動を地道に続けてください。   全国新聞教育研究協議会理事  谷津 裕(本町中学校教諭)    
                                                                                                





今年も東中学校は三部門(学校・学級・学習)入賞の快挙

第59回全国小・中学校・PTA新聞コンクールの結果(2/24発表)  主催 毎日新聞・全国新聞教育研究協議会

学校新聞の部  毎日新聞社賞 東中学校

学級新聞の部  全国新聞教育研究協議会賞  東中学校2年1組  
         佳 作 東中学校3年4組  北小学校5年4組

学習新聞の部  佳 作 東中学校2学年
                        
PTA広報の部 毎日新聞社賞  渋沢小学校PTA
        優秀賞・トヨタ賞  本町小学校PTA
        佳 作       本町中学校PTA  西中学校PTA

 表彰式は3月6日に毎日新聞東京本社で。東中学校 東中学校2年1組 渋沢小学校PTA 本町小学校PTAの4紙が表彰式に招かれています。


2月24日の毎日新聞から

 秦野市立東中は、中学校・学校新聞の部で「東中新聞」が毎日新聞社賞、同・学級新聞の部で2年1組の「笑顔一番」が全国新聞教育研究協議会賞をダブル受賞した。ともにB4判手書きの作品だ。
 生徒会広報委員会が発行する東中新聞は908号が出たばかり。卒業間近の本間愛佳委員長は「みんなの意見を取り入れて、これからも内容の深い新聞作りを心掛けていってほしい」と話す。「笑顔一番」は32人のクラス全員が6班に分かれて新聞作りに参加しており、レイアウトや内容でそれぞれの個性を発揮している。広報委員の武明日香さんは「(進級まで)残り少ないが、新聞作りを通してクラスのきずなを深めていきたい」と話す。

 PTA広報の部では▽秦野市立渋沢小の「しぶしょう」が毎日新聞社賞▽同市立本町小の「ほんちょうの森」が優秀賞・トヨタ賞--を受けた。どちらもA4判8ページの力作だ。
 「しぶしょう」はPTA広報委員会のメンバー13人で「分かりやすく、開いた瞬間に『読んでみよう』と思わせる紙面」を目指してきた。多田亜希子委員長は「一昨年は佳作だったので、受賞の報に達成感や満足感を味わいました」と喜ぶ。
 「ほんちょうの森」は年4回、2カ月かけてフルカラーで発行。バザーと運動会では号外も。横溝夕紀子・広報委員長は「同じ親の立場で保護者に、いろいろ考えてもらうような内容を心掛けてきた。得たものは大きく楽しかった」と話す。







2010年2月1日更新

  「東中新聞」創刊60周年・900号記念座談会のご案内                                                                                    秦野市立東公民館
                                                館 長   栗原 旭

  東公民館自主事業「東中新聞創刊60周年・900号記念座談会」について(ご案内)

′厳冬の候、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。平素は本館事業に対し、格別なご配慮、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、本館管轄区域にあります東中学校の学校新聞「東中新聞」が昭和24年の創刊以来、今年度発行900号を超えました。
 毎年、全国的にも高い評価を得ている東中学校の新聞作りは、東地区からみても地域に根ざした優れた教育であり、またこれまで地域にも大きな足跡を残してきました。
 このたび、本館では東中新聞が900号に達したのを記念し、この60年の歩みを新聞作りに携わった当事者や地域の皆様とともに振り返り、改めて新聞教育の意義を考える公開座談会を企画致しました。
 つきましては、御多用中のところ誠に恐れ入りますが、ご参加いただければ幸いです。

   1 日 時     平成22年2月28日(日)午後1時30分~3時30分
  2 会 場     東公民館 ホール
  3 基調提案    「東中新聞の60年を振り返って」    エコー教育広報相談室  武 勝美氏
  4 座談会     「私と東中新聞」
              ・登壇予定者(敬称略・新聞制作時の生徒及び指導教諭)
               森山 政子  伊勢由利子  鎮西真裕美  本間友佳子  本間 愛住  
               高橋 登  瀬戸 享子 田中理絵子
              ・コーディネーター  武 勝美氏



2010年1月1日更新

秦野の新聞づくり がんばる母親たち
企画、取材、編集、製版、印刷まですべて自分たちで



12月15日に発行されたP連の「情報委員会だより」 テーマは《言葉は力》
 「家族とふれあう年末年始に」「すてきな言葉のプレゼントを」「一年でいちばん家族を感じる時」魅力的な見出し



 
ペンの強さを知り その責任を重さも感じました

『T』第3号ができました。過去2号作成の経験を踏まえ、委員6名のチームワークは冴え、スムーズに編集作業ができました。この秋は新型インフルエンザの大流行に広報づくりも影響を受けました。広報委員の子供たちも次々に感染し、委員が編集作業に登校できなくなったことも数回ありました。特にバザーの中止は、特集を予定していたためかなり慌てるという一幕になりました。
 第2号で取り上げた「学級懇談会」のことを、今号でも続編として書きました。2号の記事の影響か、10月の懇談会では、その内容を工夫してくださった先生もいらっしゃいました。広報がお願いした第2号についての読者アンケートには、数人ですが懇談会についての思いを書いてくださった会員も出てきました。広報に書いたことで、わずかではあるけど周りが動いたことに、ペンの強さを知るとともに、それに伴う責任を重さも感じました。3学期は第4号作成が待っています。残り3カ月、みんなで助けあい良い紙面づくりに取り組みます。3号のクリニックをお願いします。   I.S


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