-ECHO-  教育コラム『エコー』  -ECHO-
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2024年2月1日更新


1月25日 「初天神」・「天神さん」の日。近くの家の屋敷内に「ツジの天神さん」と呼ばれている菅原神社があっ
た。この日は近所の子どもたちが参拝者に御札を授ける神主さんを務めた。そして、その夜は「天神講」という子
どもたちの食事会が開かれ、双六やトランプ、かるたなどで遊んだ。女の子たちは歌を唄い、踊りを舞ったりもした。
「ダンゴ焼き」は男の子、「天神講」は女の子が主役の楽しい集まりだった。
  「ツジの天神さん」は東中学校の校庭拡張で、その家と共に東秦野郵便局の隣に遷宮され、天神さん祭りも
天神講も遠いものになってしまったが、15年ほど前、当時の子ども会の保護者が1月14日のダンゴ焼きの夜、子
どもの「道祖神と天神講の会」を復活させた。 
 その会に招かれた私は、清水庭(地域名)で行われてきたダンゴ焼きと天神講のことを話してきた。「目一つ小僧
の」の紙芝居も上演した。だがコロナ禍で今年もこの集まりは中止。ダンゴ焼き存続のためにも「道祖神と天神講の
会」が再開されれば嬉しい。
 今日は旧暦12月15日。17時23分タコオチ山の南稜から真ん丸の月が昇った。
  山並は枯れ煌煌と月昇る

エコー教育広報相談室の活動  2024年1月1日から2024年1月31日 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      件
             PTA広報(クリニックを含む)              件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      件
             新聞・広報づくり講座                   回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
   2
 ③当相談室来訪者                      17人 (9組
)




2024年1月1日更新

 認めてあげれば 子どもは自分が好きになる

   子ども 
          ドロシー・ロー・ノルト (米国の教育学者)

 批判ばかりされた子どもは、 非難することをおぼえる
 殴られて大きくなった子どもは、 力にたよることをおぼえる
 笑いものにされた子どもは、 ものを言わずにいることをおぼえる
 皮肉にさらされた子どもは、 鈍い良心のもちぬしとなる
 しかし、激励をうけた子どもは、 自信をおぼえる
 寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる
 賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる
 フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる
 友情を知る子どもは、親切をおぼえる
 安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる
 可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる

 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
 「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
 広い心で接すれば、キレる子にはならない
 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
 やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
 和気あいあいとした家庭で育てば、
 子どもは、この世の中はいいところだとおもえるようになる

                ◎    ◎    ◎

 エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年12月31日 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                       5件
             PTA広報(クリニックを含む)             15件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      1件
             新聞・広報づくり講座                   3回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
  14
 ③当相談室来訪者                    316人 (174組
)


2023年11月5日更新

  4年ぶりのPTA広報講座を横浜で

 9月26日、横浜市PTA連絡協議会の令和5年度第1回研修会(広報分科会)が横浜市立二つ橋高等特別
支援学校を会場に開かれ、その講師を務めた。参加は市内特別支援学校13校の広報委員さんなど40余名、
2校の校長先生のご出席もいただいた。
 講座のテーマ・「こうすればできるPTA広報」。サブタイトルは「子育てご一緒に」。4年ぶりの、持ち時間1時
間という講座なので「《右往左往》の話になりそう」と思い、資料を(A4判11ページ)用意した。会場が瀬谷区の
二つ橋高等特別支援学校なので長男に車を出してもらい、妻に助手としてもらうという《一家総動員》の取り組
み。これは初めての記念すべき出来事でもあった。ちなみに妻の助手の仕事は、書画カメラで投影した資料・
30数点の広報紙を整理・収納することだった。
 この日の講座をふり返ると「情多くして意伝わらず」だった。それでも、校長先生から「紹介された《メールじゃ
会えない レールで会おう》というJR東日本のキャッチコピーが強く心に残っている」との言葉。そして、参加さ
れた委員さんからも「もう少し話を聞きたかった」などの言葉をもらい少し心が安らいだ。
 
 87歳にして『新聞づくり』に関われたことを嬉しく、そしてなんとなく誇らしく思った。講座を持たせてくださった
有田会長さん、福島・笹平両校長先生、ありがとうございました。▼その日、海老名サービスエリアで昼食をと
った。1時少し前のフードコートは満席。マスクをしている人はほとんどいない。外国の人も多く見かけたが、そ
の中の欧州系の男性の天ぷら蕎麦の食べっぷりに目を奪われた。ここでは《コロナ》はもう終わっている。▼十
数年ぶりに学校という建物に入った妻が「やっぱり学校っていいね。教室 大好き」と感慨深げ。それで「授業
やりたい?」と聞くと「チョークで黒板に字を書きたい」。廊下で出逢う学生は、誰もが「こんにちは」と明るく大き
な声で挨拶してくれる。先生方も保護者の皆さんの声も明るかった。

                
                  ◎    ◎    ◎

 エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年11月1日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                       4件
             PTA広報(クリニックを含む)             13件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      3件
             新聞・広報づくり講座                   3回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
  8
 ③当相談室来訪者                    167人 (103組)



2023年9月5日更新
 書き直された文章を書き直すことで自分を鍛えてください

 本棚の整理をしていたら2007年4月17日付けの朝日新聞の13ページが出てきた。そのページには「書き
直された 文章を書き直す なぜ主語が隠されたのか」のタイトルで大江健三郎さんのメッセージが掲載され
ていた。

 
大江健三郎さんのメッセージ
 私は二年前から、裁判の被告です。(中略) 訴えられているのは、私が37年前に出した『沖縄ノート』(岩波
新書)で、渡嘉敷島の住民に日本軍が強いた「集団自決」について論評している部分です。守備隊から与え
られた手榴弾で「自決」し、それで死にきれなかった者らを、乳幼児をふくめ、家族がオノ、カマ、あるいはそ
の手で殺しました。(中略) 島に展開した第32軍は、「官軍民共生共死」を方針としました。私は「共生」を大
切に考えますが、武力を前に押し出した権力が市民に「共死」を強制することをふくむ、「官軍民共生共死」の
思想の恐ろしさ、それにしたがう国民を作った教育について思います。
 原告側の主張は、「集団自決」が行われる直前、渡嘉敷島と座間味島の守備隊長は、ともにその命令を発
していない、というものです。私は裁判の進行を見守りますが、両島で四百三十人を越える「集団自決」の死
者があり、島民が集まって行動を起こす日、守備隊長二人が、これまで軍の命令したことは取り消す「自決」
をしてはならない、という新しい命令を出すこともなかった、という事実は動かせません。
 私は裁判の開始前からそれを危惧する根拠を持っていましたが、文部科学省が06年度教科書検定で、日
本史教科書から「集団自決」が「日本軍によって強制された」という記述を取り去らせました。『沖縄ノート』を
めぐる裁判で、「命令はなかった」とする原告の意見陳述を参考としたことについて「現時点で司法判断は下
っていないが、当事者本人が公の場で証言しており、全く参考にしないというわけにはいかない」。しかし高
校生たちは永い日々、修正された教科書で学ぶのです。私はこの四月、高校生となり、また高校教師になる
人たちに、文事を読みとることについて、こういう手紙を書きたいと思います。
 あなたの明年からの教科書の、次の点に注意してください。
 《「集団自決」においこまれたり、日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民もあった。》(東京書籍)
 《追いつめられて「集団自決」した人や…》(三省堂)
 《県民が日本軍の戦闘の妨げになるなどで集団自決に追いやられたり、日本軍により幼児を殺されたり、ス
 パイ容疑などの理由で殺害されたりする事件が多発した。》(実教出版)
 《なかには集団自決に追い込まれた人々もいた。》(清水書院)
 これらの文例で、誰が・なにが、追いやり・追いつめ・追いこんだか考えてください。また、れる・られるという
助動詞を取り去って能動態にしてください。

            ◎    ◎    ◎

エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年8月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      4件
             PTA広報(クリニックを含む)             11件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)    2 件
             新聞・広報づくり講座                   2回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
  8
 ③当相談室来訪者               143人 (81組
)



 2023年7月5日更新

 私が出会った言葉 

 ホッとさせてくれた母の言葉

 小学2年生くらいの頃に「20分読書」という宿題がありました。記憶が少しあいまいですが、確か夏休みのラジオ
体操の出席カードのような「読書カード」があって、毎日20分読んだら本の題名を記入して家の人に判子を押しても
らうような、そんな宿題だったように思います。
 私は当時からかなり本好きな方だったと思いますが、この宿題があった期間中、全く本を読むことができなくなり
ました。どんな本も最初のページの最初2行から先へは進めませんでした。文字列の意味するものが全く頭に入っ
て来なくなってしまったのです。そのような経験は後にも先にもあの宿題の期間中だけでした。宿題はしなければ
ならないものと思っていた私は、たまっていく一方のカードに、ある日とうとうべソをかき始めました。すると母が「あ
んたはマンガは毎日読めてるんだから、その題名を書いとけばいい」と言って、マンガのタイトルだらけの読書カー
ドにボンボン判子を押してくれました。今から考えると、それまで言われなくても喜んでやっていた「大好きな読書」
が、「するのが望ましいこと」と外側から意味付けされ、チェックされる対象になってしまったと感じた瞬間から、読め
なくなったのではないかと思っています。
 マンガだけが読めていた理由は、「マンガはそういう読書の対象外」だと感じていたからかもしれません。母の言
葉は私を心底ホッとさせてくれました。それは、傷ついて身動きがとれなくなり、固まりついていた読むことに対する
「自発性」をゆすって、融かして、弛めてくれ、読む喜びを取り戻させてくれた言葉だった気がするのです。
  「20分読書」運動が果たした役割がどれくらいかはわかりません。もしかしたら、大きな成果を上げた大切な「運
動」だったのかもしれないとも思います。カードに判子をもらうようなやり方と相性が悪かっただけかもしれません。し
かし私は今でも何かを推奨する「運動」からは距離を置くようにしています。
  Emiko


                   ◎    ◎    ◎

エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年6月30日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      4件
             PTA広報(クリニックを含む)             9件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)    1 件 
             新聞・広報づくり講座                    回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
  5
 ③当相談室来訪者                 77人 (56組
)




 2023年4月5日更新

 私が出逢った言葉 

 

 ご自分の悪い足に感謝していらっしゃいますか

 「土手の向こうをピッコが通る 頭が見えたり隠れたり」足の悪い子を、年上の子たちが、こうはやしたてるのを
哀しく聞いていた私でした。自分ではそれほど足を引きずってはいないと思っていたのですが、自我に目覚める
頃になると《足》は私のトラウマになっていたのです。

 
 言 葉                                           武 勝美  
 私の右足は左と比べて少し短い。それでも教師になりたての頃は、子どもたちと富士山の頂上に二度も立った。
足が悪いことは全く気にならなかったし、ハンディを感じたこともなかった。しかし、私が足を引きながら歩くことは
誰にでも分かっていたはずである。ただ、そのことに触れる人に出会わなかっただけである。
 十数年前のある日、その日は教師を対象とする健康診断の日、いろいろな検査を受けた私は、最後に医師の問
診を受ける部屋に入った。私を診る医師は、私が彼の前に歩いていく姿を見て「ビッコだね」と言った。他の言葉も
あったのだろうが、私には「ビッコ」という言葉しか聞こえなかった。三十数年の人生の中で、身体的欠陥を正面切
って聞かされたのははじめてだった。
 医師は何気なく、全く他意はなく、たぶん私がケガでもしていると思って、むしろ親しみを込めて、そう声をかけてく
れたのだろう。しかし、その言葉が私に与えたものは鮮烈だった。このことがあってから、私は身体的欠陥を表す言
葉にピリピリするようになった。今、教師という立場にあって、子どもたちに向って発している言葉の重さを意識せざる
得ない。
 地球上で言葉を使えるのは人間だけである。もっとも弱い動物の一種であるホモサピエンスは、言葉を持つことに
よって、今や全宇宙を自分のものにしようとしている。しかし、その人類の『生殺与奪権』は、もしかしたら人間が使う
何気ない言葉に握られているのかもしれない。

 これは54歳の年に卒業文集に書いた文です。『エコー』に転載しました。すると読者である教え子の一人から手紙が
届きました。
 「どっちの足か知らないけれど、片足を引いて歩く武先生が、私の大好きな武先生です。不思議ですね。初めからそ
うでした。なぜとも思わず先生と出逢ってからずっと普通ではない歩き方の武先生が私の武先生だったんです。先生
はどうなんですか? ビッコを引くご自分が嫌なのですか? そんなご自分の姿を認めていらっしゃらないんですか?
 先生の頑張ってしまう心で引きずり回して足を痛めつけていらっしゃるんですよ。その足に感謝していますか? 先生
の心のままに動いてくれる足に。」

 43歳の教え子が、私の心のままに一生懸命動こうとしている足に感謝していますか? と諭してくれた。「今の自分、
ありのままの自分、その姿を認めなさい」そうも言っているのです。彼女はこうも書いてきました。「先生という職業はか
わいそうですね。周囲の人たちから『それは違うよ、先生 間違ってる』『先生、そんなことしたら駄目だよ』って言っても
うことは皆無に近い。だからいつも『自分は立派だ』と思っている。だから武先生、先生はビッコだねって言われた時に、
教師として、いや自分の全存在を否定されたと思ってしまう。」
 
 

                      ◎    ◎    ◎

エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年3月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      3件
             PTA広報(クリニックを含む)             5件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      件 
             新聞・広報づくり講座                    回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談      
  4
 ③当相談室来訪者                 44人 (39組
)



2023年3月1日更新


 私が出会った言葉

 言葉に救われた 言葉に背中を押された 言葉は力
 
 「感動を得ること」
                                                    小泉 俊
 私の生き方に影響を与え、元気に生きていく為に出逢った言葉は、中学校3年生の担任の高橋登先生から
教えられた「感動を得ること」です。健康で元気に生きていく為の元気になる源は、何でも良いから「感動を得
ること」を持ちなさいとの教えでした。
 私の感動を得る元気な源は、スポーツ、絵画、観劇、建造物など何でも本物を見て写真に記録することです。
最近は、コロナウイルスの為、本物を見る機会が無かったのですが、令和4年9月19日に東京ドームで、巨人
対横浜の試合を見ることが出来、久し振りに感動を得ることが出来ました。試合の結果は、両軍合わせて6本
のホームラン、5対3で巨人が勝った試合でしたが、場内の歓声、一個の白球を投げる、打つ音に自分が試合
をしているような感じで、感動を得ることが出来ました。
 ちなみに高橋先生の感動を得る源は旅行でした。「旅行は最低三回の感動が得られるから」と言っておられ
ました。1回目が下調べ、2回目が旅行そのもの、3回目が、後日写真やテレビを見て再び感動が得られるか
ら、と言われました。先生にお会いすると何時も「少々具合が悪くても旅行に行くと元気になる」そして「旅行に
行けなくなったら、皆さんとも会えなくなる時」と言われていました。残念なことですが、先生は令和4年4月15
日に92歳で永眠されました。私は、これからも先生の教えの「本物を見て、写真に残して」楽しく生活して行き
たいと思っています。高橋先生、長い間いいろお教えいただき有難うございました。         

が出逢った、忘れられない言葉
                                                   
梅川 順子
私にも折りに触れ思い出す言葉があります。ある朝、寺の境内を掃除していると「いやー、奥さんの掃き方は天
下一品だ!!」と近所の水道屋のおじいちゃんが声をかけてくださいました。毎朝同じ場所を同じように掃いていた
のに、その声に思わず顔がほころんでしまいました。
 竹箒の持ち方に掃き方、長い廊下のふき方など、小学校に入る頃から、私たち姉弟は毎朝父に叱られながら
教え込まれてきました。弟たちが永平寺の修行で困らないようにとの親心だったのでしょうが「ここは永平寺じゃ
ないのに!」と思ったものです。それから何十年も経って「天下一品だ!!」と声をかけられたとき、その昔の、怖い
父の顔と声を思い出し、報われたという思いとともに、厳しく仕込んでくれた父に改めて感謝の念を覚えたので
した。
 今は厳しかった父のことを、そして竹箒の持ち方、掃き方を孫に伝えている私です。そして、水道屋さんのおじ
いちゃんに褒められたことを私の自慢として話しています。

 
「動く・語る・聴く」
                                                    
宮永 均
 私は、農業協同組合の運営を任されている立場にあります。武勝美先生の言葉「動かなければ出会えない」「語ら
なければ広がらない」「聴かなければ深まらない」を信条として心がけ活動しています。協同組合は、共通の目的を
もった人たちがその目的を達成するために組織した相互扶助の組織です。協同組合がその目的に沿った運営を行
うためには、それぞれの組合員が組織活動に参加し事業利用することによって、組合員の自己実現を増進していく
関係にあります。お互いに「知り合おう・学び合おう・助け合おう」のスローガンのもと毎月、組合員宅を訪問する対話
活動も、組織と組合員がコミュニケーションを深めるために重要な位置づけとなっています。協同組合の運営は、これ
らの活動を通じて、常にメンバーである組合員の全員の持つ総合力を結集し、発揮させていくことが必要です。この
ため「動く・語る・聴く」の言葉は、私に大きな影響を与えてくれています。 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
                                                     
古屋 茂
 父親(実父)がよく言っていた言葉「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。父親は、56歳で病死しました。その時私は
中学2年生でした。地方公務員だった父親がよく家族に言っていた言葉です。当時は県税事務所に勤務し、若いとき
は税未払いの事業所等を訪問して税の取り立て業務などもやっていたようです。相当ストレスもたまったのではなない
か、と今思えば理解できることでもあります。
 逃げない・めげない・見捨てない
 「1逃げない・めげない・見捨てない 2許せる気持ち 3チャレンジ 4学び続けること 5つながり」これは、私自身が
38年間の教員生活を送る中で、多くの生徒や保護者の方々、先生方との関わりの中で、自分なりに見出した言葉です。
今でも時折、自分にいい聴かせながら生活しています。

 
「勇気を出して一歩前に」
                                                    
渡辺 知子
 『良い事と知って良い事をしない方が、悪い事と知って悪い事をするよりもずっと悪い事だ』これは、私が小学生の時
読んだナイチンゲールの伝記に書いてあった言葉です。六十歳を過ぎた今でも覚えています。今思えば子供向けの伝
記ですから、ことさらお手本になるようなこと事ばかり書いてあったかもしれません。ですが私には影響力はあったと思
います。  
 これまでの私の人生、良いことも悪いことも程々にやってきたと思います。良かれと思ってやった事がおっかいだった
事もあったと思います。ですが、見て見ぬふりをせず、「勇気を出して一歩前に出る」という事を私はこの言葉から教わっ
た気がします。また、中学生の時、父が言った言葉もずっと私の心の中にあります。それは『汗をかかない人間にはな
るなま。』どんな状況の下で父が言ったのかは覚えていません。ただ、この言葉は私の頭の中ではなく心の中にあるの
です。自分が怠けようと言い訳を考えたり、理屈でごまかそうとすると急に存在が大きくなる言葉です。
 ちなみに、中学3年の夏休み体調を崩した母に代わって、私は天秤棒をかつぎました。その体験を弁論大会で発表し
ました。演題は「汗して働くことの喜び」。仙台で発表する田舎の話は、ちょっとだけ恥ずかしかったです。でも宮城県で
二位という成績でした。
 大人になってからは、心が折れたり落ち込んだ時は、芥川龍之介の言葉を唱えます。『性格が運命を作るのだ。運命
は性格の中にある。運命が性格を作るのではない。』この言葉によって、ある意味開き直って前を向くことができるのです。

 母が残してくれた宝物
                                                     村上 典子
 今年(令和四年)の10月で母が亡くなって6年になりました。昭和2年生まれで90歳でした。時が過ぎても深まる思いは
両親への感謝の思いです。幼い頃から暖かい家族の中で愛情をかけて育ててもらい、歳を重ねる毎に、たくさんの思い
出とともに母に言われ続けてきた言葉を忘れることはありません。「人は顔ではなく心を磨くもの」だと。
 母の実家は左官業で、年頃になっても、いつも親と一緒に壁塗りの仕事を手伝いながら、オシャレをした女学生が目の
前を楽しそうに歩く姿を見ては、自分の姿は汚れているけど心までは、と自分に負けないで、手伝いをしていたことを、懐
かしむように話してくれたのです。
 私も幸い地元にご縁があって嫁ぎ、嫁となり母となって頑張っていく中で、身近に師となる母が居てくれたのは何より大き
な心の支えでした。目に見えない心の中にある優しさと思いやり、そして、その心に真の強さがあったなら、どんな時にも
輝いて生きていけると思うのです。それは誰にも優る母の生き様でした。歳を重ねても決して追い越せない母を鑑として、母
の言葉を胸に生きていきたいと思います。


               ◎    ◎    ◎

エコー教育広報相談室の活動  2023年1月1日から2023年2月28日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                     1件
             PTA広報(クリニックを含む)             3件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      件 
             新聞・広報づくり講座                    回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談       
 3
 ③当相談室来訪者                27 (26組
)


 2023年1月5日更新

エコー教育広報相談室の活動  2022年1月1日から2022年12月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                     3件
             PTA広報(クリニックを含む)            15件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      件 
             新聞・広報づくり講座                  7回  
  ②「ふるさと」講座・案内・相談       
17
 ③当相談室来訪者             188名 (164組
)


 秦野歴史おこしの会 会報「善哉」 第54号(令和4年4月1日発行)
 巻頭言
    12年の歳月を経て再び実を結んだ大イチョウ
                                    まほら秦野みちしるべの会主宰  武 勝美

 2009年12月9日、東中学校の校庭のイチョウの大樹が西門脇に移された。2021年の秋、そのイチョウに「初めて銀杏
がなったよ」とKさんから喜びの声が届いた。
 新体育館建設に伴う校庭整備のため、校庭の隅に立つ大イチョウが伐採されるかもしれない、という噂が聞こえてき
たのは2005年の春だった。それで、「イチョウの移植」を関係の諸機関、地域、教え子たちに次の文書で訴えた。

 教育は百年の大計
 柔らかな雨が若緑の芽を濡らす四月。六月、緑が濃くなった梢から聞こえるアオバズクの鳴き声。秋空にそびえる大山
を背に輝く金色の尖塔。その金色が「ちひさき鳥の形して」散る初冬。そして、巨躯がそのたくましい素肌を見せる厳冬。
寺山に生まれ育ち、東中学校で仕事をさせてもらった私には、校庭に立つ大イチョウはいつも私の視界の中にあるので
す。東中学校が開校して62年、学んだ7000を超える生徒が、朝夕眺めてきた樹齢200有余年のこのイチョウは、東地区
住民の心のよりどころにもなっています。そのイチョウが、「子供たちの教育活動に支障をきたす邪魔な木、駄木」との声
が一部関係者の中にあり、「伐採ありき」で論議されているとのことです。「大きいから、樹齢200年だから価値があるの
か」と問われれば、「200年を生きた命だから価値がある」と私は言います。「文化的・歴史的な木ではない」という声には、
「開校以来子供たちを見守り、またいつも子供たちの視界の中に在った木というだけでも価値がある」と応えます。
 イチョウの現況維持が困難であることは理解できます。しかし「移植にかかる経費や移植が成功するかどうかも分から
ない、だから伐採」いう論には、私はどうしても組みせません。平成22年に秦野市を会場として全国植樹祭が行なわれま
す。秦野市民のエコロジー、地球温暖化への具体的行動としても、東中学校の大イチョウの生存を考えたいのです。
  「教育は百年の大計」と言われます。イチョウを伐採するのも、校庭整備という中での「百年の大計」でしょう。でも、イ
チョウを生きさせる努力をするのも「教育の百年の大計」です。学校は命の大切さを学ぶところ、そして命を育むところで
す。樹齢200年のイチョウの命を永らえさせることは、学校教育の大いなる実践です。  2008年3月  武勝美

 Kさんは地元自治会の総会でイチョウの存続を訴えてくれた。卒業生の一人Sさんは「移植は同級生の総意」との請願
に校長室を訪れた。建設業を営むAさんからは「移植するならすべて私の手弁当でやらせて」と私に電話してきた。こうし
て新しい地に根を下ろした東中の大イチョウは2021年の秋、再び実を結んだ。幼稚園の正門に降る黄金色の葉に園児た
ちは歓声を上げる。一つの命は確かに次代に引き継がれた。 (2021年11月・記)
                           
           

エコー教育広報相談室の活動  2022年1月1日から2022年4月30日まで 
  エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      件
             PTA広報(クリニックを含む)            9件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)      件 
             新聞・広報づくり講座                  3回  
       「ふるさと」講座・案内・相談    
8
       当相談室来訪者            52名 (56組
)
                           

 2022年1月1日更新

  戻ってきた公孫樹
 東中学校の校庭の東側に聳えていた樹齢200年を超えると言われていた大チョウが、体育館改築のために西門脇に移植されたの
が2009年12月9日。 その大樹に、12年を経たこの秋ついに銀杏が生った。この嬉しいニュースを届けてくれたのは俊さん。
 大イチョウは中学校西門の横に立っているが、そこは東幼稚園の正門の横という場所でもある。昨日、幼稚園の前を通りかかったら、
大イチョウの下で園児たちが写生をしていた。黄金色にはほど遠い葉陰に小さな銀杏がちらほらと。
 伐採という危機にさらされたとき、俊さんと私は「移植」を関係者にお願いをした。今、大イチョウは次代へその命を託すことを始めた
のだ。

                        
                             東中校庭に聳えていた公孫樹 2002年頃

    銀杏が生りました
 秦野市立束中学校の校庭の隅に、樹齢300年と言われる公孫樹の大木がありました。この公孫樹は、校地の隣りの民家の裏庭にあ
りました。その後、校庭拡張ため転居されたのですが、公孫樹は束中学校のために残して行かれました。 この公孫樹は、 秋に「銀杏」
をたくさん実らせました。その実は東中の生徒会費、近隣の方々の秋の味覚として親しまれていました。東中の生徒、卒菓生、東地区民
の「シンボル」の木でした。
 その公孫樹が新しい体育館の建設に伴い、伐採されるという事態になりました。地区の「シンボル」として長年見守ってきたこの公孫樹
を保存しようと、大勢の方々から保存の声があがり、伐採は免れ校庭の隅に移植されました。暫く銀杏は実らず、心配していましたが、今
年何年か振りに少しでしたが実を付けました。「シンボル」の公孫樹が戻ってきました。   
 

エコー教育広報相談室の活動  2021年4月1日から2021年12月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      件
             PTA広報(クリニックを含む)          134件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)     3件 
             新聞・広報づくり講座                  3回  
       「ふるさと」講座・案内・相談    11

       当相談室来訪者            143人 (105組
)



 2021年11月3日更新
 4月から教育現場に復帰しました
  昨年、新聞編集(退公連新聞)の蛸壷を這い出して《心機一転》、今年4月から教育現場に復帰しました。所属校は
都立B特別支援学校。病弱教育部門の「つばさ病院訪問」で働いています。
 内容は、長期入院で療養中の子どもたちの学習と復帰を支援する仕事です。基本は「つばさ」の全教員が病院訪問し、
入院中の児童・生徒の個々の発達と各教科の学習進度に合わせ教育をします。本校は8病院と連携していますが、実
際に分教室や学習室があるのは2病院だけです。(国立がん研「イルカ」と聖路加国際病院「つばさ」)。
 教員は適時治療と授業を一日2時間の制約の中で、ベッドサイド授業やオンライン授業で創意工夫をし、最大限の学
習支援をしています。しかし、治療で苦しむ子どもたちにとって本当に必要なのは、現実の自分病気を理解し、それに負
けない、乗り越える強い心を持つこと。そして、無条件の安心感を持てることが学習以上に価億があるのです。そのため
には、関係する全ての人の深い愛情と慈しみが求められます。 こうして今、若い優秀な教員と一緒に療養中の「つばさ」
の子どもと関わり、子どもたちから意味ある人生を学んでいます。   越田清四郎


 体育祭にも新型ウイルスの影響が
 体育祭の練習を指導されている先生の言葉が重かった。「今の3年生は去年体育祭が中止になってしまったので、
上級生がリーダーとしてどうやって動いているかを見ていない。集団で練習をする時にリーダーとして何をしたらいいの
か分かっていない。今年は学年ごとに練習をして競技をするので、学年を超えた活動はないけれども、来年通常の通
りに体育祭を実施するとなれば、リーダーとしての3年生は大変だろうな」。
 今までは通常の練習を重ねながら当日を迎える姿を下級生は見ていて、知らず知らずのうちに来年自分たちの番に
なったらこうしようとか、目算を立てながら新年度を迎え、体育祭のリーダーとしての活動をやってみたいと自然に思う
ようになっていました。伝統とは、こうして知らず知らずのうちに引き継がれていたものが、来年度はゼロになるのかも
しれません。  三嶽 雅彦

エコー教育広報相談室の活動  2021年4月1日から2021年10月30日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      件
             PTA広報(クリニックを含む)          131件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)     3件 
             新聞・広報づくり講座                  3回  
       「ふるさと」講座・案内・相談    5

       当相談室来訪者            102人 (71
)



 2021年9月25日更新
エコー教育広報相談室の活動
  2021年4月1日から2021年9月20日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                      件
             PTA広報(クリニックを含む)          131件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)     2件 
             新聞・広報づくり講座                  3回  
       「ふるさと」講座・案内・相談    1

       当相談室来訪者            87人 (68組
))



2021年4月3日更新

 学校とは 
 小学校 
すべてが楽しい

  ①学校生活の中で楽しいことは  ②学校で今がんばっていることは
1年生
①算数で足し算が楽しい/字を書く/友達と遊べるボールで遊ぶ/スポチヤレとかいろいろなことができる
/スポチヤレで踊ったこと
②給食当番(こぼさないように、おとさないように)/国語(漢字、カタカナ、大きい声で読む)/テストを間違
えないようにする/しやべらないようにする 
2年生
①好きなことができる/ みんなと一緒に遊べる/算数がパズルみたい/行事は勉強になる/いろんなこと
ができる/おいしい給食が食べられる 
②算数(九九、ひっ算)/国語(漢字、本読み)/テスト/給食を残さず食べる/外でたくさん遊ぶこと  
3年生
①みんなでドッジボール/鬼ごっこ/折り紙やトランプ/わかると勉強が楽しい/先生がおもしろい/学校に
行って友達に挨拶するのが気持ちいい
②ノートを書くこと/テスト/漢字の練習/給食をできるだけ残さず食べる/授業であてられるようにがんば
ってる 
4年生
①ドッジボールをみんなでできる/本を読める/みんなで遊んだり、話したりできる/給食がおいしい、たくさ
ん食べられる/特別授業わくわくする
②テスト(前日に練習する、高得点をとる)/算数が難しいからがんばってる/給食を時間内に食べる/話を
よく聞いて、手をあげる/お父さんに教えてもらっている
5年生
①自粛で友達にも会えなかったから、全てが特別に感じてすごく楽しい/室内でも、外でも友達とワイワイ遊べ
る/わからないことがわかるようになった 
②自主学習する/先生の話をよく聞く/全力で踊ったスポチヤレ/算数(友達に聞いたり、教えてもらう)/わ
からない勉強を理解しようとしている
6年生
①すべてが楽しい/卒業アルバム作り/授業に興味をもてた/友達と遊べること、話せること/先生がおもし
ろいしいろいろ教えてくれる など。
②予習復習をして、頭にインプットする/自分がわかるところは手をあげる/ノートをわかりやすく書く/授業
においていかれないようにする/嫌いな食べ物を食べる/テストで満点をとるように授業を聞く    
                                PTA広報「さくら木」148号(2020年12月発行)より

  中学校    BOLERO 三年間
仲良くなろうとしてたこと 目標とする人をおいたこと 詩を書いてみたこと 切なくなったこと 悲しくなったこと 
妥協を知ったこと 自分の気持ちをごまかすことを知ったこと 悩んでたこと 感動したこと 将来を考えたこと 
自分をみつめるようになったこと 自分に嫌気がさしたこと 不安定であることを望んだこと 友達とかみ合わ
なくなったこと 人といるより孤独でいる方がよくなったこと  自分の感性を信じたかったこと 言いたいことが
あったんだけど言えなかったこと 人と違うことが好きだってことに気付いたこと 多くを語るのが嫌になったこ
と枠をつくられるのが嫌なこと 自分の思っていることをそのまま他人に伝えるなんて不可能だと気付いたこと 
自分と似た人が好きなのか 好きな人に似ようとしているのか わからなくなったこと 自分は人に影響を受け
やすいよく言えば考え方が柔軟だと思ったこと 自分を信じたいこと イルカと鳥と犬が好きなこと 星を見な
がら散歩するのが好きになこと 常識が狂ってると思うこと 三年間の間にこれだけのことがあった 僕にとっ
てどれが一番大切なのかなんてわかるはずもない   hodaka

エコー教育広報相談室の活動  2020年4月1日から2021年3月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                    14件
             PTA広報(クリニックを含む)          34件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)   4件 
             新聞・広報づくり講座               1 回  
       「ふるさと」講座・案内・相談  23回

       当相談室来訪者         181
(105組))


 2021年1月1日更新

  「今」だから新しい挑戦を
                                                        山崎恵美子

  平成三十年三月末に退職し、町教育委員会に勤務して三回目の夏を迎えました。
 主な仕事は小学校授業への指導・助言ですが、昨年度は、複式学級の六年生を対象に一年間理科の授業もし
ました。なんと三十六年ぶりの六年理科の授業であり、たった一人の子どもと「主体的・対話的で深い学び」を創
る挑戦です。レイチエル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」のように、子どもとともに不思議を見出し、問いを通
して新たな発見をし、感動を分かち合いたいと願い、授業に臨みました。
 教室には学び合う仲間が必要です。そこで「チコちに登場願いました。勿論、授業の合言葉は「チコちゃんに『ボ
ーっと生きてんじゃねーよ!』と叱られない」です。こうした仕掛けを楽しみながら学習を進めてくれた子どもの姿
はもとより、「チコちゃん」の出した考えに意見を言ったり、自分の考えをチコちゃんに説明したりすることを通して、
その子の見方・考え方が深まり広がっていったことを何よりも嬉しく思います。
 今、新型コロナウイルスによって私たちの日常生活は一変し、学校にも「新しい生活様式」の中での実践が求
められています。昨年度まで「当たり前」だった授業ができない葛藤の中で、学校は、今日も子どもたちの「わか
った」「できた」の言葉と笑顔を生み出すために全力を尽くしています。ただただ、コロナの一日も早い終息を祈る
ばかりです。

  鶴巻中の名札廃止に思う
 今では当たり前のことが、一年間の論議の果てに決められたこととは何が論点だったのか。生徒会長さんが言
いたいのは、名札をはずすことではなく、事を決める時に生徒の声を聞かずに決めてしまった過程に問題ありと
思ったのでしょう。自分たちの頭を通り越して事が決められてしまうのは、戦前の日本と同じく、自分たちの声を開
かずに戦争に突入していった感覚が呼び起こされるからだと思います。生徒会長さん、エライ! またW君もエラ
イ! 
 教師が上から目線でなく、生徒目線に立った時、生徒は《同士》といった感じを持つのです。「学校は生徒がいる
から学校」は、今度のコロナ禍で全教職員が感じたことでしょう。     三嶽 雅彦

  思いを込めて発表する人 それをしっかり観てくれる人がいて文化は高められる
 今朝は冷え込みましたが、秦野の初冬はいかばかりかと富士山の方を眺めています。「茅ケ崎市立南湖公民館
の壁新聞展」の日記には感激させられました。《今年度は壁新聞講座がありませんでしたが友貴くんが「6年生で
も作ると決めていたから」と壁新聞を作ってくれました。私もこれから壁新聞を作り一緒に展示します。
 来年7月に『双六新聞』を読みに来てください。お待ちしています。菅沢》
 友貴くんの思いとそれを受け留めてくださった菅沢様のお心に心から拍手を送ります。作品に思いを込めて発表
する人、それをしっかり観てくれる人・両者で文化はいっそう高められるのですから。      菅原 澄子

 エコー教育広報相談室の活動  2020年4月1日から2020年12月31日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                    11件
             PTA広報(クリニックを含む)          20件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)  7件 
             新聞・広報づくり講座              1 回  
       「ふるさと」講座・案内・相談  16回

       当相談室来訪者         142
(79組))


20年10月5日更新
 
  青田風                            
                                   勝美
  休校中なれば児に替わり教師らが苗挿す学校田
  ありったけの声を集めて球を追う子等に渡り来る青田風

  
 ピーマンが日毎に太りゆき放課後の学校菜園子等で賑あふ
  新涼を深く吸い込み新曲に挑む二学期のチューバの輝き          
    無観客・演技はソーシャルディスタンス それでも愉し運動会

  受験の娘にかける言葉が見つからない
  入院が六月八日から七月六日。でも「エコー」が八月一日に届く。驚きです。「エコー」が届くのはやっぱりうれしいです。
 高三の次女が八月一日から夏休みに入りました。三月から五月は休校、そしてリモート授業。コロナ禍の受験生にかける言葉が見つからず
にいます。ただ何もしてやれず見守ることしかできません。先生の壁新聞づくり講座に参加していた小学生の夏休みがなつかしいです。 Kayoko

 子供たちに少しでも楽しい思い出を
  371号ありがとうございます。その後いかがお過ごしでしょうか。
 気仙沼出身の看護師さんとの出逢い、過去に出会われた方との再会などのお話は先生らしく心洗われました。私が街ですれ違う人々も、実
は何かの関わりがあるのかもしれないとしみじみ思ったのです。
 小学校現場は臨時休校,隔日登校を経て6/22~8/5まで短縮時程ながらフルタイム授業を行い、8/18から二学期が始まります。子供たちの
ふれあいが制限されている中、少しでも楽しい思い出が作れるようにと考えています。  Yoshiko

 学校が死んだ日
  どちらの学校も同じだと思いますが、今年度4月から全校生徒が同じ場所に集まったことがありません。学年ごとの集まりが精いっぱいです。
部活動や生徒会活動もままなりません。行事もなくなりました。何とか授業はやっていますが。
 「学校は文化を学び、仲間をつくるところ」だと思っていますがうまくいきません。今までとは違う学校の生活スタイルは何とも馴染めないし、納
得できません。今のままの学校で教員をやっていることにも少し疑問を持ち始めています。
 3月2日、政府は全国一斉に学校を休校にしました。この日を私は「学校が死んだ日」だと思っています。  Toshio


 エコー教育広報相談室の活動  2020年4月1日から2020年9月30日まで 
  
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
  企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                    7件
             PTA広報(クリニックを含む)         12件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)  5件 
             新聞・広報づくり講座                回  
       「ふるさと」講座・案内・相談  11回

       当相談室来訪者         79人
(66組))

2020年8月5日更新

学校再開一か月 
 嬉しさと心配を詰め込んだバッグが急ぐ学校再開の朝         勝美
 ありったけの声を集めて球を追う子等に渡り来る青田風
 今日のこと早く話したいとランドセルが躍る「学校再開」

 学校再開一か月 中学生now 「東中だより」より
1年生
・注意しないといけないことが多くて大変だけどクラス全員が揃ったのはうれしかった。
・マスクをいつもつけてないといけないから、熱がこもって暑い時が多かった。
・学校が始まり、嬉しいと思うのですが、ソーシャルディスタンスを守らなければいけなかったり、ずっとマスクをして少し苦しい時もあったりするので大
変です。でも新しいことが増えてとても楽しみです。
・少しずつ中学校生活が始まってとてもうれしいです! 完全に始まるのはまだまだ先になるかもしれないけど、少しずつ戻ってきてよかったと思いま
す。
・小学生の時と比べて勉強量が増えました。勉強でわからないところは友達同士で協力しながらやりました。
・みんなと話せるようになったけどソーシャルディスタンスを保つのが大変。
・普通の毎日がだんだん戻ってきてよかったです。でもまだウイルスが残っているので気を引き締めたいです。
2年生
・久しぶりの学校で授業を受けて勉強できることが楽しく、友達とも一緒に部活動をしたり話すことができとても楽しいです。
・初めての事でいろいろ大変なこともあったけど、-楽しくていい1カ月でした。
・休みの間はあまり外に出ていなかったので、学校が始まり通学で歩いたり、部活が始まったしたので運動不足を解消したいです。
・約3カ月みんなに会えなくて、2年生という立場で新しいクラスのスタート。初めはなじめないけど、一人ひとり個性があり楽しくまた学校生活ができて
よかったです。
・久しぶりに友達と会えたから密になっていた。休校は来ないで。
・学校も本格的に始まりとても充実した1か月でした! これからもこの調子で過したいです。
3年生
・ずっと休みだったので、朝早く起きることや、6時間授業が大変だろうなと思っていましたが、その生活にも慣れ、友達と話せることがすごく嬉しいです。
部活も始まったので、これから頑張りたいと思います。
・毎日友達と話せて嬉しいです。授業も始まりだんだん元の生活が戻ってきたのでリズムを戻したいです。部活も始まったので後輩を引っ張っていける
ように頑張ります!!。
・少し体力は落ちたなと実感することがよくあります。入試はあまり心配ではありません(もちろん少しは心配してます)。早く元の生活に戻りたいです。
・最初は久しぶりの学校生活で慣れないこともあって疲れたけど、友達と会えたりしてとても楽しかったし、嬉しかったです。
・生活リズムを元に戻すのが大変でした。体力をつけたり、休校中より早く起きたりしなくてはいけないためです。受験の心配です。受験の範囲はどうな
るのか、授業が追いつくのかなどの心配があります。
・学校が始まって本当に嬉しかった。ただ、いつも通りの生活が戻ったわけでもなく、部活動にも大きく支障が出ているのは本当に残念。しかし、すべて
が終わってしまったわけではないので、何か一つでもこの先あるのなら全力で取り組みたいと思う。     
・休校はアッという間でした。休校で友達と会わなかった分、友達と過ごす時間がより楽しく感じるようになりました。一方で部活が始まり、授業時間も増
えたので疲れはたまっています。

エコー教育広報相談室の活動  2020年4月1日から2020年8月1日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                   5件
             PTA広報(クリニックを含む)         9件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など) 3件 
             新聞・広報づくり講座               回  
       「ふるさと」講座・案内・相談  6

       当相談室来訪者        66
人(46)





2020年5月17日更新

 コロナ禍 今中学生が思っていること・感じていること
                                T中の「学校だより」(5月11日発行)より
休校になっていることをどう思いますか
 ・勉強とか遅れていると思うから心配  ・感染拡大を止める為にほ必要なことだと患う
 ・多分、1学期くらいは自粛になると思う  ・勉強ができないから大変で、すごく嫌です

家ではどんなふうに過ごしていますか
 ・毎日勉強頑襲ってます  ・勉強する?  ・妹と遊んでいる  ・絵をいたり、音楽を聴いたり、お菓子づくりをしたり
 ・ユーチューブやゲーム、 ・TV でジャニーズ鑑賞  ・ストレッチ 筋トレ ランニング

今、思っていることは何ですか
 ・3年生のこの時期にコロナが、この先心配  ・休校中で予習が大変  ・3年生なので進路が心配 
 ・友達と遊びたい!買い物に行きたい!!  ・早く学校に行きたい  ・来年はどうなる ・怖い

学校が再開されたらどうしたいですか
・部活をやりたい  ・しっかり勉強したい  ・友達と楽しく学校生活を送りたい  ・今までどおりの生活がしたい
・体を大切にしながら学校生活を楽しみたい

エコー教育広報相談室の活動  2020年4月1日から2020年5月15日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
         
 学校・学級新聞                   3件
             PTA広報(クリニックを含む)         2件 
             その他の広報・新聞(家族新聞など)   件 
             新聞・広報づくり講座           回  
       「ふるさと」講座・案内       
2回
       当相談室来訪者        
30人(18)


2020年3月21日更新

 2020年3月11日  在校生も保護者もいない卒業式だったけど
 2月27日に新コロナウイルス感染防止のため学校休校の要請。翌28日は公立高校合格発表でバタバタ。その日は事務連絡だけで生徒
を下校させた。それなのに卒業式の日まで一日も生徒は登校できないとは。そして3月2日から「一斉休校」が始まり、卒業式は卒業生と職
員だけで行うこととなってしまった。
  「在校生も保護者もいない卒業式なんて」と嘆いていたところに、宅配便の業者から「卒業証書の配送が必要でしたらぜひ弊社に」と声
がかかった。卒業式を行わない学校も多くあるからこのようなセールスが始まったのだ。卒業式を行えるだけでも「ありがたい」と思わなけ
ればいけないのか、と思った。
 卒業式について、どのような式がいいのか、どんなことが出来るのかを話し合った。在校生の合唱による送る歌は教職員が替わって行う
ことにした。卒業式の前日行う「巣立ちの会」で観るはずだった「三年間の思い出」の映像は卒業証書授与のときの背景として映し出すこと
にした。
 3月11日穏やか春の陽ざしの中で在校生が不在の卒業式が行われた。こうして卒業生と教職員で作り上げた卒業式は、新型ウイルスよ
る「休校」と共に式に参加した者の記憶に強く残るだろう。卒業生の家庭には卒業式のDVDを後日お届けする。「門出を祝う」ということで
は少し寂しかったが「温かい卒業式だった」と思う。    秦野市中学校  三年担任


 マスク着用・時間短縮・保護者なし 残念な卒業式 
 受験も終わり、卒業式まであと少しの時に、新型コロナウイルスの影響で突然休校になり、友達と会えなくなりました。これから、やっとみん
なで遊んだり楽しい思い出を作ろうと思っていた時に、外出を制限され、とても苦しい思いをしました。
 卒業式は、できる限りマスク着用、時間短縮、保護者なし。みんなで決めたレミオロメンの「3月9日」を歌う事をとても楽しみにしていたので
すが、練習がほとんどできなかったので音程が合わず残念な思いで終わりました。涙を流している人もほとんどいない卒業式でした。普段通
りの卒業式ができなくて残念でしたが、みんなで力を出し切った体育祭、何度も練習をした合唱コンクール、京都への修学旅行、部活に励ん
だ日々、勉強、友達など、私は凄く充実した3年間を過ごす事ができました。この中学生時代は私のかけがえのない思い出となるでしょう。
                                                                                萌花 


エコー教育広報相談室の活動  2019年4月1日から2020年3月15日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
                    
学校・学級新聞             27件
                    PTA広報(クリニックを含む)           68件 
                    その他の広報・新聞(家族新聞など)   9件 

                    新聞・広報づくり講座                5回  
          「ふるさと」講座・案内      24

             当相談室来訪者       148
(366名)


2020年1月1日更新

 三陸新報コラム「萬有流転」   2019/11/24
 仕事やスポーツなどで最初に教えられるのは基本である。基本ができてこそ応用ができ、技術も上達する▼先日、ある研修会で新聞作りに
ついて話す機会があった。事前に記者のマニュアル本である「記者ハンドブック」をめくり、「記事の原則は正確に早く」「その中心となるのが、
5W1H」などの草本を確認▼見出しのつけ方は「基本は縦2行。主見出しは8文字程度、脇見出しは10文字程度に」。レイアウトは「X(Y)型に。
記事は読みやすいよう縦に流す」などの基本をまとめて、研修会に臨んだ▼約Ⅰ時間半にわたり、記事の書き方やレイアウトのポイントを説
明したが、果たしてどれだけ理解してもらえただろうか。「伝えること」の難しさを痛感し、筆者も学びの時間となった▼基本がしっかりしている
記者は上達が早い。ニュースの捉え方にも変化してくるが、それも基本があってこそだ。見出しやレイアウトも同様で、基本をないがしろにする
と、紙面は読みづらく、分かりにくくなる▼雑誌やネットの紙面ば斬新なデザインで、若者に人気のようだ。新聞にも刷新は必要だが、落ち着
いて読める紙面作りこそ基本。何事も基本が大切である。

 形だけが「新聞」の新聞教育の現場
  今、三年生に社会見学新聞を作らせているま只中です。子どもたちはよく話し合って分担し、楽しそうにそれぞれの力量で新聞作りをして
います。新聞で仲間づくりを進めています。「新聞作り」が単なる新聞形式として教科書に取り入れられ、《新聞本来の意味》が伝わらない現在
の教育現場。若い人へ伝えていかなければいけないものがここにもあると、思いを新たにしています。    淑子


 エコー教育広報相談室の活動  2019年4月1日から12月31日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
                    
学校・学級新聞             24件
                    PTA広報(クリニックを含む)          40件 
                    その他の広報・新聞(家族新聞など)   9件 

                    新聞・広報づくり講座                5回  
          「ふるさと」講座・案内      
16
             当相談室来訪者      
112 (317名)


2019年10月20日更新
PTA広報の果たす役割
 今年度は小学校から中学校と場所を変え、PTA広報を発行していますが、「どこまで踏み込んで良いのか」と悩みながら取材しています。幸いに
も息子が通っている中学は、校長先生が「ぜひ取材してください」というオープンなので、今年は、授業中も含めかなり取材に入らせてもらっていま
すが、例年と比べ数多くの取材に先生方は戸惑っているのではないかと思ってます。
 先日も、2学期の始業式に防災訓練と集団下校があり、取材をさせていただきました。小学校で広報をしていた時にも、毎回、取材させていただ
き、先生方が真摯に「子供たちを守ろう」という姿を見てきました。しかし今回中学校で取材したところ、まず目についたのは、防災訓練に取り組む
先生方の姿勢が、あまりにもひどかったことです。
 中学校は、教科指導になるので、防災ベストやヘルメットが教室ではなく、職員室や担当教科の部屋にあるのは理解できます。ただ、ヘルメット
をきちんとかぶらず、ベストもチャックを締めず(暑かったのはわかりますが…)、ちょっと、笑顔を浮かべ……。もちろん真剣に取り組んでいる先生
もいらっしゃいましたが、そんな時は、出来ていない先生が目につくものです。「親の背中を見て、子は育つ」ではありませんが、「先生の姿を見て、
生徒は育つ」。
  「これが訓練? 」という疑問すら浮かび、訓練でできないことは、実際では絶対できない! 「この先生に子供たちを預けていいの?」と思い、み
ていて悲しくなりました。訓練終了後、校長先生に私が感じたことを全て話しました。校長先生は「教師生活三十数年間、一度も言われたことがなか
ったです。すぐに職員会議で先生方に話します。次回、12月に実施するのでまた取材してください」との言葉をいただきました。
 帰宅後、2学期以降の取材などに影響が出るのでは? と思いちょっと不安になりましたが、PTA広報は「学校では当たり前になっていることに、
当り前じゃないよ、おかしいのでは?」と取材を通して言うことが出来る役割もあるのではないかと感じました。    曜子

9月10日更新
「PTA広報と歩んだ50年」 読ませていただきました
                                            新聞教育支援センター代表    吉成 勝好

 『ECHO』361号と『子育てご一緒に PTA広報と歩んだ50年』 頂戴しました。有り難うございます。読ませていただきました。
新聞づくり70年、PTA広報50年。この歴史が、あるときは天上から俯瞰するように、あるときは深く豊かな森の中の小径を辿り分け入るように、マクロ
とミクロの目を持って描かれていると感じました。まさに、「一方交通でない新聞・広報」「読者の声を拾い、伝え、共に考え、行動を目指す新聞・広報へ
の呼びかけと裏践、成果が浮かび上がり、心に染みてくる思いがしました。
以下、『PTA広報と歩んだ50年』の中から、特に強く私の心に響いた個所をお伝えします。
◇「今思うこと」から
 先生紹介の顔写真は× 名前「一致はダメ」への対応として、「先生の写真と名前が何人一致したでしょうか?線で結んでみましょう。答合わせは総
会で。」ウマイ!スゴイ!何という機知、何というアイデアでしょう!若い人って思考が柔軟ですね。感心しました。
◇第49回全新研大会での速報版制作委員の感想
 どのお母さんの感想にも、ただただ感心、貴重な体
験をしましたね。どの人にとっても一生の宝になったことでしょう。私にとっても、あの秦野大会の感激、4号まで発行の速報を手にした時の感動がよみ
がえってきました。特に、栗山さんの「新聞は読まれて完成」「4号までを参加者に手渡すことができた満足感。しかしほんとうの達成感はその先、読者
の反応や如何~」の見方、とらえ方、深いですね。
 中迫ゆかりさんが紹介する武先生の言葉「いやいややっても、楽しんでやっても費やす時間は同じ。だったら楽しくやろうよ。よい仲間も出来るよ」、日
本中の広報委員さんに伝えたいと思いました。
 水越いち乃さんの「今回の速報づくりを通して『新聞づくりは仲間作り』の言葉通り、新しい仲間たちと出会えたことが一番よかった」の言葉は、全員の
気持ちを代弁しているでしょう。
 笠井麗子さんの言うように「秦野の新聞教育の底力」を全国に響かせた大会であり速報だったと思います。「面白かったあ!」の叫びこそ、最高の総
括ですね。
◇全国コンクール受賞者の言葉から
『丹沢の風』の笠井麗子さん、タイムリーな情報提供で「各委員会が頑張っているから書く」「広報が書いて応援してくれるから頑張る」との相乗効果。
広報の役割ここにあり!のモデルだと思いました。
 『西中PTA陽光』の小野里枝さん。「もっと知りたい」がテーマとの指摘も、PTA広報づくりの核心を突いていると感じました。
◇広報づくりから学んだこと
 石井美知枝さんが学んだ武先生の指摘「90%に目を奪われないで残りの10%に注目したらどうですか」。私もこの言葉にハツとしました。PTA広報も
ジャーナリズム。報道者として決して忘れてはならない視点であり立場だと思いました。
 小嶋仁子さん。「野次馬ジャーナル」とは、斬新なアイデア、素晴らしい取り組みですね。感心しました。
 武内美知さん、「じやあ、みんなで子どもを怒らずに一週間過ごしてみない?」に、広報委員全員が挑戦。すごいねえ、えらいねえ、さすがだねえ。こ
の行動力・実践力には頭が下がりました。
 柿内幸希さんの「広報紙なんていらないと思ってました」。が、「・・・その時、初めて広報委員会の存在する価値を感じた。保護者の目がいつも学校に
向けられていることが大切で、学校は《見られている》という良い緊張感が必要だと思った」―私が最も深く償いた見方考え方です。この言葉、私のつた
ない講習でも使わせてもらっています。
木下こずえさんの「初めてだからこそのアイデアが
ボンボン出てきました。みんな素晴らしいアイデアウーマンでした」もいいなあ。
 椎野有美さんの切羽詰まっての武先生宅訪問記にも感動しました。
◇今、PTA広報の編集後記がおもしろい
 紹介されている「編集後記」、どれも本当に面白いですね。現代のお母さんらしく、ユニークで個性的でユーモアがありますね。通り一遍な「お礼」や「感
謝」のご挨拶後記が多い中で、こういう文章を読むと、実に爽やかな感じがします。名「編集後記」を集めて、全国の仲間に紹介したいくらいですね。
◇武先生の「新聞づくり語録」
 ここには武新聞教育論のエキスがたくさん青まっています。「広報委員の役得はたくさんの素敵な人と出会えること」「広報は耕報」、掲げておきたい言
葉です。
◇巻末の『湧水』と『情報委員会だより』
 正に、この小冊子の言いたいこと・伝えたいことの具体的姿が、この紙面の上に示されているのではないかと思いました。   (2019年8月20日)


『子育てご一緒に PTA広報と歩んだ50年』上梓おめでとうございます      洗練された冊子に目が輝きます
                                                   全国新聞教育研究協議会参与   菅原 澄子

 “子育てご一緒に”は、同じ目線で向き合い人を大切にされる、場に応じて人を生かし育ててくださる武先生ならではのおことばで魅了されます。各見
出しもわかりやすく親しみがもて、たくさんの方々が登場され成長が伺え、愉しさいっぱいです。一人ひとりを生かしてこられたことに驚き、改めて敬意を
表します。新聞教育60年を通して、そのご活動の豊かさに憧れます。
 気仙沼市で広報紙講座をなさったとき、三陸新報の「PTA広報紙講座に寄せて」の記事㊤㊥㊦にも驚きました。秦野市内の各学校PTAとPTA情報委
員からの多くのメッセージを載せてあり、一人ひとりの声からこれまでの広報づくりの積み上げが溢れていて、気仙沼のみなさんにも広報づくりの楽しさ
が伝わります。武先生のお計らいに胸が篤くなります。
 『湧水』(大会速報)の洗練された美しさに感激! 第49回全新研大会・秦野大会(2006年6月3・4日)の「大会速報」は平成18年度のPTA情報委員のみ
なさまが担当されてます。当時のご活躍の様子を目にし、その出来栄えに驚いたのが昨日のようです。内容が充実してレイアウトの美しさに魅せられ、
二日間で4号の発行に感謝し資料としてたくさんいただきました。市P連「情報委員会だより」(7号)も秦野の新聞教育の全体像が分かりありがたいです。
後日、他県のみなさんにも秦野の新聞の花開く状況をお知らせしました。 ここまで素晴らしい速報をと改めて感心しています。今後の大会速報のお手
本にしたいものです。 
 秦野大会では楽しい思い出がいっぱいあります。準備の段階でも手伝わせていただき、秦野の自然や水の美しさ、美味しさ、御蕎麦をご馳走になった
り、学校を訪ねたり、街の楽しさを知ったり幸せでした。大会当日も展示の手伝いや講演会で講師の玉木研二様をステージの控室に案内してお茶を出
させていただいたり緊張しながらも楽しかったです。現在、秦野にPTA広報・新聞づくりは息衝いています。これまでに育まれたことは大きいですね。発
信することの大切さを学びました。秦野のPTA広報・新聞作りをお手本に全国へ広がっていくことを願います。
 近年凶悪犯罪が後を絶たない状況ですが、犯人の生い立ちをみると、見て見ぬ振りされてきた不幸を感じます。昔のPTA会合では、心配な情報を出
してくれ、保護者自ら動いてくれたこともいっぱいありました。今だからこそPTA を大切に泰と思います。まさに「子育てご一緒に」です。


 秦野のPTA広報紙を見守ってくださった50年間の活動に感謝
                                                     平成23年度 秦野市PT連情報委員  上條 有紀
  この本、内容が面白かったです。そしていろいろ教えられました。
 先生の個人情報保護の点から「先生紹介号はやめましょう」と学校から言われてしまった広報委員さんたちがとった解決法に、「なるほど!」と膝を打ち
ました。すごい工夫です。
 「一週間,我が子を叱らない」という壮大(?)な実験を行い,その体験を記事にしたお母さんたち。子供たちに確実な変化があったそうですが,結果はど
うだったの? と身を乗り出して聞いてみたくなります。先生の子育ての現場体験に裏打ちされた記事が共感を呼ぶ,というコメントに何度も頷きました。
 第49回全国新聞教育研究大会の秦野大会は,その後情報委員になった私たちにとっては半ば”伝説的”に語り継がれた出来事でした。当時の盛り上
がりが伝わってくるような記事,ワクワクと読ませていただきました。そして東日本大震災。防ぎようもない大きな災害にどう対処するのか,という重たいテ
ーマを背負って一年間情報委員として活動したこと,そして武先生が被災地の方々,中でも気仙沼の人たちと心を通わせ,応援していたこと,気仙沼の様
子を新聞や写真集など様々な資料を使って私たちに知らせてくださったことなどたくさんの出来事が一度に蘇ってきました。
 私自身のことを振り返ってみると,PTA広報紙を発行した時は,新聞づくりを通して一年の間にとても多くのお父さんお母さん,役員の方々,先生方,と知
り合い深いお付き合いが出来て,その体験が今でも本当に宝物です。「この人すごい!」という方ばかりでした。ただただ感謝,という気持ちしかありません。
 PTA活動は父母と先生が手を携えて活動するものですがそれは子育てのための活動で,その目的は子どもの人間的な成長だと思います。PTA活動の
中で人に感動し,宝物といえる体験に出会えたらそれは子どもたちへよい影響を与え,それもまた教育の一つとなるのではないでしょうか。
 広報紙を作る,というのはやはりよい活動のように思えます。先生が冒頭にあげられたお母さんたちの新聞づくりには、若い情熱とアイディアが感じられま
す。
 PTAは過渡期にあるのかもしれないですが広報委員さんたちが新聞づくりを通してよい教育とは何なのかということを考え,必ず良い結論を出してくれる
はずと信じています。          

エコー教育広報相談室の活動  2019年4月1日から8月31日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
                    
学校・学級新聞            14件
                     PTA広報(クリニックを含む)          24件 
                    その他の広報・新聞(家族新聞など)   8件 

                    新聞・広報づくり講座                4回  
          「ふるさと」講座・案内      
4
             当相談室来訪者        
78 (126名)




7月1日更新
エコー教育広報相談室の活動  2019年4月1日から6月30日まで 
 
エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。
 企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策
 も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談  
                    
学校・学級新聞             7件
                     PTA広報(クリニックを含む)          9件 
                    その他の広報・新聞(家族新聞など)   8件 

                    新聞・広報づくり講座                4回  
          「ふるさと」講座・案内      
3
             当相談室来訪者        
42 (63名)


5月1日更新

 家庭・学校・地域で「子育てご一緒に」 推進の要はPTA広報

2004(平成16)415日に発行されたの飯塚市立二瀬中学校PTAの広報紙『むぎ』の1面トップ記事の見出しは、「よう
こそ二瀬中
PTAへ 子育てご一緒に!」だった。この紙面構成・見出しに惹かれ、それからの私のPTA広報紙講座では「子
育てご一緒に」をサブタイトルにしてきた。

「児相『危険性予見できず』保護時の所長、謝罪」「二カ月の長女 暴行死」「3カ月の長男揺さぶり重傷 傷害致死の
疑い 母を逮捕」「湯船に次女放置 死亡 父母を書類送検」 これらは
2019216日の朝日新聞の社会面の見出しで
ある。そして「いじめによる思われる自殺
(中学生・47日 高校生2件・3:28)」」も報じられている。
文科省は「児童虐待」への対応について、「その未然防止、早期発見・早期対応や虐待を受けた児童生徒の支援が重要で
あり、学校・家庭・地域社会・関係機関が密接に連携する必要がある」とその指針を示した。
私はこの連携の要をPTA
活動に求めたい。PTAは、子どもたちの健全な育成
を支援する組織で、「子育てご一緒に」を推進する学校・家庭・地
域を結ぶ要として重要な役割を担って
いる。その活動の中でPTA広報紙は幼稚園・保育所・小学校・中学校の保護者同
士が連携して、幼児
期から一貫して子どもを育てようとする大きな効果が期待で きる。それが更に地域の社会活動への参
加の端緒となり、地域の力が増したくましい子供の育成に繋がる。

2018年度 エコー教育広報相談室の活動  2018年4月1日から2019年3月31日まで 
 
4月16日 海老名市教育委員会の「PTA広報紙づくり講座」でスタート
 新聞・広報づくり講座を25回   「ふるさと」講座・案内は 21

 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝い
をしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                  36件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)           162件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        8件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         3件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師                25回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内       
      21
            ・当相談室来訪者            
 
    251 (442名)

3月10日更新
 俳句や短歌を読むー詠むではないーのが好きだ。だから毎週日曜日の新聞の歌壇・俳壇を読み、惹かれる作品
をノートに写している。それらの作品は、私がほとんど気に掛けない事象を私の五感の中に鮮やかに再生してくれる。
 次の文は新聞の俳壇に寄せられたものだが、強い共感を覚えた。

いよいよ新学年  スマホの画面から少し顔を上げてみませんか
 はじめまして。突然ですが、スマホを切って一緒に俳句を詠んでみませんか。 ゲームやSNSなど、大人も夢中な
のだから、君たちもやめられないことでしょう。暇潰しにいいという気持ちもわかるし、全部悪いわけではありません。
 しかし、僕らは、ほんの百年ほどの間の限りある命に過ぎない。「生死一如」、つまり、生きることと死ぬことは」一
枚の紙の表裏のようなもので、今日一日生きた日は、今日一日死んだ日とも言えるのです。二度と戻らない。潰せ
るような暇なんて、本当は一瞬もありません。昨日の帰り道は、どんな風が吹いてましたか。電車を待つ間の空はど
んな色でしたか。バス停に生えた雑草の健気な様子や、横切った鳥のその鳴き声は。
 君たちは、この素晴らしい世界を驚くほど何も見ていない。「暇だから」と画面ばかり見ていると、青春が終わってし
まいます。命が終わってしまいます。昨日は桜を見た? 嘘だ。写真に撮って保存しただけじゃないのかい? そん
なのは、やめにしよう。
 俳句を詠むと世界に敏感になります。今、目の前のことを五七五に詠もうと思えば、当然、一生懸命に見なければ
なりませんよね。桜の花びらが何枚なのか、どんな風に散るのか、幹の色、形、実際に触ってみるのもいい。そのう
ちに春夏秋冬、花鳥風月、生の人間に、つまり命にも敏感になることができます。
 いよいよ新学年。ねえ君、スマホの画面から少し顔を上げてみませんか。         中西亮玄(俳人)
 母と子のメール 
 「長野の星空を見てごらん」 
 中三の娘さんが体験学習で長野に出かけた。宿泊地は長野の高原のペンション。夕食が始まる頃から、
母親にその様子をメールしてくる。オーナーの食事の説明。夕食の献立の中身。食べている仲間の様子。
そして食後のレク。就寝前の先生の諸注意など、数分おきに報告してくる。一人っ子だからお母さんは、娘
さんからのメールは嬉しかった。だがあまりに頻繁なので、意を決し返信した。
 「メールありがとう。でも下ばかり向いてないで。せっかく長野に行ったのだから 外に出て星空を見たら」。
すると娘さんからまたもメールが…。「外には熊がいるかもしれないって…。でも星 見てくる!」。
                                             ※知り合いのS家の話です。武

2019年1月1日更新
地域再生や人間性の回復は自らの感性で掴み取るもの

武 勝美様
 危険な暑さと言われた猛暑もどこへやら、この5月に竣工した役場新庁舎から見渡すことができる南北アルプスは、山頂が白
<なり始めました。また、標高2447㍍、日本百名山の一つである村のシンボル鉢盛山の山頂まで紅葉に覆われ、さらに先日は
初霜も降りました。 この度の道祖神めぐりの続編の刊行、誠におめでとうございます。
 超少子高齢化、平成の大合併などにより、地域コミュニティーは崩壊、そして互いのつながりが薄れ社会性が保てない人々や、
敢て人と関わることを嫌う関係性の欠如、学校では子供達の多様性が広がり、個別の支援が必要な児童が全国的に増えるなど、
より一層深刻な状況が拡大しています。このままでは日本という国の存続をも脅かされるのではと懸念しています。そのような今
だからこそ、人間という漢学が表す人と人との間をどう埋めてい<のか考えなければならない時代に入っていると実感します。
 武さんのおっしゃるとおり、様々な表情を持つ石像群は、素朴な信仰とともに、日本人の心であるお互い様の気配りや隣近所の
温かな関係、また力を合わせなければできない風習まで背負っていると感じます。武さんは「道祖神は私に何を語ろうとしているの
か」ともおっしやっておりますが、教育によるコミュニティーの再形成もいいでしょう。しかし、地域の再生や人間性の回復への道筋
は、教えるのではなく自らの感性で掴み取るものと思っています。そのための一助が武さんの著書であるとも思います。
 「左義長」ですが、道祖神祭りでもある左寮長は、長野県でもここら辺りの松本平では「三九郎」と呼んでいます。昔は小学生が、
山へ入って自分たちの手で松の木を5本切り出し、山から、三九郎を建てる地区の三ツ辻まで、「三九郎やい、三九郎やい」と大き
な声で噺し立て、地区内を巡って運びました。そして、三本の松の木を中心に三角錐の三九郎を立て、中に詰めるあんこになる麦
わらや豆殻なども、秋に近所のおじちゃんやおばちゃんたちにお願いしておき、頂いて詰め込みました。不足分は河原で枯れた萱
を刈り取ってきました。  
 燃やした後に燃え残る松の木は、30センチ位に切り、地区の各家に配って歩きました。切った松の木は縁起物として、また味噌
が腐ら
ない呪いとして、春先の味噌焚きに使ったものです。実際私自身も炭や灰で真っ黒になりながら、焚物用に切り地区の家々に配っ
てお菓子やお駄賃をもらいました。頂いたお菓子やお駄賃は、その後行う子ども達の新年会の足しにました。子供が少なくなった
昨今では大人が手を出して作るよう変わってきましたす。大人が手を出すようになれば、もう子供が自分の手で作り上げる三九郎
ではなくなります。
 この一つの行事からも、人々が協力し合わなければ物事は出来上がらないこと、子供達が体験を適して地域とつながっているこ
となどを肌で実感する大事なイベントが数多<あったことが伺い知れるわけです。
 ところで、この地方の「三九郎」の呼び名の由来です、道祖神の神主が福間三九郎であったという人名説や「三九郎」という人形
説、凶作・重税・疫病の三つの苦を表す苦労説、三本の柱を立てて九段の横木を渡す説(実際私たちが作った三九郎は、松の木
3本に、その3つの間に横木を3本ずつ、都合9本の横木を渡して作りました)、松本城を築いた石川氏との関係説など様々ありま
すが、定かではありません。
 既にお持ちとは思いますが、以前村で発刊した小冊子「信州朝日村の道祖神」と今年度作成した朝日村のPR用チラシをお送り
します。小さな村です。よろしければまた、朝日村をゆっ<り巡って下さい。
 いよいよ本格的な冬に向います。ここでは氷点下20度近<にもなり、小学校の体育の授業で行うスケート用の天然リンクができ
ます。向寒の折であります。くれぐれもご自愛ください。
    平成30年10月22日
                                                  長野県朝日村教育長  二茅 芳郎 
 2018年10月10日更新
 「ECHO」351号 お目出とうございます。
  くぎりの一歩 新しい一歩 全て途中の一歩 一歩 一歩 一歩
                                                 笠井 麗子
               
                     「タウンニュース」2018年8月24日号

 

8月10日更新
 7月25日 リピーターが10名 茅ヶ崎の壁新聞講座
 茅ヶ崎市立南湖公民館で「夏休み親子でつくる壁新聞」講座。参加は16家族・38名。小学生19名が新聞づくり
に挑戦する。 茅ヶ崎での壁新聞づくりは2013年から始まったのだが、参加者にはリピーターが多い(今年は
10名)。苗川さんは6年連続。5回目の参加も一名。
 
 
 7月24日  東公民館の「夏休み壁新聞づくり」は17年目 
 秦野市立東公民館で「夏休みの思い出を壁新聞に」の講座。2002年がスタートの年だから今年で17回目。14
家族・35名(小学生20名・お父さん1名)の参加があった。その中の赤柴さんは6回目の参加。彼女は幼稚園児の
ときも兄姉と一緒に会場に居た。赤柴家の参加は通算すれば10回を数える。
 この講座は市P連の情報委員会がお手伝いしてくれる。この日は8名のお母さんが手伝ってくれた。こうした支え
があるから講座が続けられる。
  
 秦野は8月21日、茅ヶ崎は8月22日が第二日目。どんな新聞が出来るか今から楽しみである。
   

2018年7月10日更新

 PTA広報で「子育てご一緒に」  

6月16日 藤沢市PTA広報講座
 広報委員に立候補した人・五割強
 藤沢市で150分のP広報講座。この四月、藤沢市P連は神奈川県P連を抜けたとのこと。
「子育てご一緒に」がこの講座のサブタイトル。広報づくりのノウハウを学ぶことがメインだが「PTAのありかた」「PTA
活動と広報紙・広報の果たす役割」などにも触れた。
 講座の導入の部分で参加者のある姿を見せてもらった。
(挙手による調査)
 ①広報委員に立候補した人 五割強
 ②役員・委員をやるのなら広報を 三割弱
 ③抽選で 二割弱
 最前列に陣取ったM小の委員はテキストに私の説明を書き込み「今日参加できなかった人にコピーして渡します」と
笑顔。休憩時間や終了後質問や相談の数が多かった。T小学校の会長は自ら手がけている本部だよりの感想を求
めにきた。私の講座への参加は三回目とのこと。
 主催者が閉会の挨拶のなかで私の手術のことを話したら、受講者の一人が「同じ手術をした父は元気です。来年も
この講座でお会いしたいです」激励してくれた。大半の参加者が帰り際に挨拶してくれた。これも私を喜ばせてくれた。
 家を出たのは7時半、帰着は午後3時。体力的にはかなりハードな一日。だが参加者の反応はすこぶる良好だった
ので心は軽やかだった。足運びは?

6月12日 茅ヶ崎市PTA広報講座
 第一日目より多い参加者  
 六年前から年三回の講座を担当している。通いなれた道なので車で行く。だが約一時間の運転への怖さを感じ始め
ている。
 参加者が第一日目より多いということは私の話が認められたと思いたい。 この日は、記事の書き方、見出しの作り
方、写真の撮り方など現実に抱えている悩みに答える二時間の講座。
 帰りに平塚にお住まいのS先生を訪ねる。94歳で一人住まい。お元気そのもの。こうでなければ一人暮らしは出来な
いと思ったことがたくさん見られた、聞けた。

6月5日 足柄下郡PTA広報づくり講座 
 お父さん委員四名の参加
   
 足柄下郡PTA連絡協議会の「広報紙づくり講座」を湯河原町で。参加は8校で31名。四人のお父さんが広報委員とし
て出てきてくれた。今回もお父さん広報委員が講座に出席されたが、これは下郡P連の特長と喜んだ。
 質疑の時間の中で、特に私から「P広報委員会と教職員との関わり(協力や指導)について尋ねた。総じて言えば、先
生方は協力的で、児童、生徒の写真の掲載などについても特別な指示など無いようだ。
 「あまり取材の範囲を広げないほうが良いのでは」と言われた委員会もあったが、「頑張りすぎると負担になるから」と
気遣う言葉と広報委員会は受け止めていた。発行された広報紙を先生方が褒めることをしてほしいのだが、その点に
ついてはまだ不十分のようだ。
 質疑の終わりに今回が五回目の参加というA小のEさんが、昨年の活動の中で私に相談したことを披瀝し「困ったこと
があったら武先生に相談しよう。厳しそうに見えるけど優しくていねいにアドバイスして下さるから」と私への相談を促し
てくれた。心強い応援をしてもらえ、嬉しかった。私としてもこの講座の一環として相談を受けると発言した。
 講座終了後、秦野生まれというお母さんが話に来た。講座の中で末広小と本町中の広報紙を充実したものとして紹介
した。その二校が「私の母校よ」と仲間に自慢できたとのこと。座間市での講座でもこれと同じようなことがあった。母校
とか故郷は誰の心の中にもこのように存在していると思った。


エコー教育広報相談室の活動 2018年4月1日から2018年6月30日まで 
 
4月16日 海老名市教育委員会の「PTA広報紙づくり講座」でスタート

 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝い
をしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                   8件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)              17件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        3件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         1件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師                11回   
            ・子育てなどの相談              
            ・「ふるさと」講座・案内       
       5
            ・当相談室来訪者            
 
    70 (62名)



2018年6月10日更新

少し厳しい意見も書きました 
 「ほんちょうの森」194号を無事に発行できました。この号は、企画会議で「バザーと運動会のほかに取り上げるテ
ーマはないだろうか」と、かなり話し合いました。 その会議の中で、学校は「安全」について、児童へたくさんの指導
をして下さっていますが、そのことについて本当に知らなければいけないのは保護者ではないかという思いが生まれ
たのでした。それで少し厳しい意見も広報の役割として書きました。
 発行後、何人かの方から「日ごろ気になっていたこと(運動会の見学のマナー PTA活動への協力の少なさ)を書い
てくれたのはよかった」、「読み応えのある紙面だった」などの声をもいました。
 194号は武先生からいただいた「余白を大事にする」ことを紙面構成で心がけました。それで読みやすい紙面にな
ったと自負しております。  Naomi

◇続信(4/6) 広報の役割を考えた一年間
 昨年度は一名、今年度・平成30年度は二名の方が広報委員を辞退されました。「広報は大変だ」と思われている
ようでした。職業を持たれるお母さんが増え、PTAの仕事を負担に感じる方が多くなっているようです。PTAの在り方
を考える時が来ているようです。こうした環境の中で広報の活動のあり方について私たちは一年間話し合ってきました。
 最終号で「~互選会~もしPTAがなくなってしまったら」を取り上げたのもこういった経過があったからです。 広報
紙はPA活動の中で学校やPTAそのものに保護者・会員の生の声を届けることが出来る役割を持っていると思います。
                                                             Naomi 
      
《広報委員の特権? 》
 この一年間たくさんの学校行事を見ること、参加することができました。とても印象に残る経験ばかりでした。広報
委員ならではの特権です。「広報は難しい、たいへん」と敬遠されがちですが、関わってみれば興味が湧くおもしろい
活動だと思います。苦楽を共にした委員さんから「とても楽しかったよー」と言われ「そうでしょ」と応えた私です。
 ご感想やアドバイスをたくさんいただき有難うございました。とても有意義な一年間でした、と武先生に報告して一
年間の活動を閉じます。有難うございました。   Estuko

大勢の人に支えられたので辛くはなかった
 先日、広報委員会担当の先生と反省会を持ちました。その席で先生から「今年度の広報紙は第一号の先生紹介
の質問項目や最終号の『印象に残った生徒たちのエピソード』など、「何を書こうか、むずかしい」とおっしゃる先生
が多かった。何年も広報担当しているが、先生方がこんなに広報のコメントに悩んだ年は今まで無かった」と話され
ました。その言葉を聞き、広報委員は全員「やった!」と心の中で喜んだと思いました。先生方は大変だったと思い
ますが「読みたい」と思う広報紙を作ることを願っていた私たちには、この事実はありがたい、嬉しいものでした。
 広報づくりは最後まで難しいと思いましたが,辛いと感じたことは私にはありませんでした。それは、たくさんの人
たちによって支えられていたからです。この感謝の気持ちを忘れず来年度もPTA活動に積極的に参加するつもり
です。                                                        Makoto

時間は作り出すものではありませんか
 「できることをやり、無理せず、楽しいPTA」は今の時代の風潮に合っていてみんなに歓迎されるようです。 でも親、
教師が楽をすることばかり考えていれば、ただ《それだけの子ども》しか育たないような気がします。  
 親も教師も「忙しい、時間がない」ことを前面に出し、口にし、それからPTAの事業計画が作られていることがわかり
ました。時間は「有る 無い」ではなく「作り出す」のだと思います。みんながそのことを忘れています。いや、忘れている
ふりをしています。子どもを、ただやさしく見守って、良い親をしているだけで、子どもは本当に成長し幸せになれるの
でしょうか。親が努力して、勉強して、教師も同じです、互いに切磋琢磨しあって、親も教師も成長してこそ、はじめて
『子どものためのPTA』になるのだと思います。   Yayoi
                   
「広報紙なんていらない」と思ってました
 「広報紙なんていらないと思ってます」。一年前、初めての運営委員会でそう言い放った私でした。先生が発行してい
る「学校だより」があるし、それとの区別も必要性も全く分からなかった。それに、見出しだけサラッと読んだら《新聞の
束》行き~という広報紙は我が家だけではないはずで、「やっぱりいらない」という気持ちが根底にあった。
 そんな私を試すかのように、アミダくじで委員長に決まってしまい、「広報紙の役割とは何か」「PTAとは何か」と考え
続ける一年がスタートした。取材は面白く、子どもたちの様子を間近で見るたびに、みんながかわいく思えた。ある先
生が、「こうやって取材されると、こちらも頑張ろうって気が引き締まりますよ」と話してくれた。その時初めて、広報委
員会の存在する価値を感じた。保護者の目がいつも学校に向けられていることが大切で、学校は「見られている」とい
う良い緊張感が必要なんだと思った。      
 嬉しかったのは「全部読んだよ」「良かったよ」の声。でも最大の喜びはみんなで作り上げたという達成感だった。良
い仲間を得た良い一年だった。「動かなければ出会えない」の持つ意味の深さを感じている。    Yuki

エコー教育広報相談室の活動 2018年4月1日から2018年5月31日まで 
 
4月16日 海老名市教育委員会の「PTA広報紙づくり講座」がスタート

 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝い
をしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                    4件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)              4件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        3件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師                8回   
            ・子育てなどの相談              
            ・「ふるさと」講座・案内       
     3
            ・当相談室来訪者            
 
   59 (37名)






 2018年4月7日更新
 エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2018年3月31日まで 

 新聞・広報づくり講座  33回   PTA広報の相談や添削  167件
  今年度の皮切りは4月16日 海老名市教育委員会の「PTA広報紙づくり講座」

 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝い
をしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                  41件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)            167件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)         9件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         2件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               33回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
    26
            ・当相談室来訪者               
 
223 (443名)


 2017年10月18日 大岡みなみさんのブログから 
 大内文一氏の急逝を悼む
 東日本大震災で福島原発事故が起きた際に、「どうして高校新聞部は原発や原発事故のことを記事にしないの
ですか。どうしてそのことを大内さんをはじめ高校新聞の関係者は問題視しないのですか」といった趣旨の手紙を
大内氏に書いたことがある。大内氏はすぐさま反応し、「衝撃を受けた。教え子に教えられた。猛省しなければな
らない」と、「新聞と教育」の巻頭言で見開き2ページにわたって長々と自己批判した。そんな機敏さと柔軟性を持
ち合わせた人だった。「高校新聞はジャーナリズムだ」という信念で一貫していた。

 風の便りで知ったら『そうか、大内、死んだか』とだけ口にしてくれ
 1997年11月7日、東京・世田谷で第40回全国新聞教育研究大会が開かれた。第1日目の夜、例年なら全国
交流会に参加するのだが、その夜は三軒茶屋駅前の居酒屋で大内さんと飲んだ。その夜の大内さんは、全新研
の活動にNIEが導入されたことで、全新研の理念あるいは野生のようなものが細っていきつつあることを懸念し
嘆いた。私に向かって「もはや、武、柿本(勇)、三浦(猛)、坂本(満治)、横山(健次郎)、井上(英昭)が新聞づくりの
砦だよ」と弱気だった。そして突然死のことを口にした。「武さん、風の便りで私の死を知ったら『そうか、大内、死
んだか』とだけ口にしてくれ。それだけでいい 」。だが2017年まで高校新聞に関わってきた気力は恐ろしいほど
だ。 (下の切り抜き参照)
 大内さんと出会ったのは1982年、総合ジャーナリズム研究所の第1回酒井寅吉賞を受賞した折だった。雑誌
「新聞と教育」から受賞インタビューを受けた。その時のインタビュアーが大内さんだった。そこで話した私の新聞
教育に対する考え方・思いは、大内さんの共感を得た。「あなたは自由を守れ 新聞はあなたを守る」 (第1回新
聞週間の標語) これが私の新聞教育のバックボーンである。
 叱られたこともあった。「PTAのお母さんに囲まれデレデレして。昔の“武の新聞”を忘れていないか」。「新聞づく
りは仲間づくり」が“武の新聞”と応じたが、高校新聞と義務教育の現場から発行される学校新聞との乖離は、大
内さんには許せなかったようだ。 
 享年86歳。 ここで言おう、「そうか、大内、死んだか」。 大内さん、私の新聞づくりへの思いは変っていない。
緩さ、ぬるさは《歳相応》として許してください。大内さんの思いを心に、せめて大内さんの年齢までは頑張ります。
 「さようなら 大内文一さん」





2018年2月7日更新
 2018年睦月 日記抄
 1月12日
 秦野・本町小学校3年生(児童130人)の「地域学習10:40~12:15(3,4校時)」の授業を三人で担当。
 ①本町地区の野仏と道…田中嘉津明 
 ②「目一つ小僧」紙芝居の上演…関智子 
 ③秦野のドンド焼き「トッケダンゴ」…武
 事前に「道祖神」について調べて話を聞いてくれたので、授業の中での「質問タイム」では10数名の手が挙がり時間切
れとなってしまった。給食をいただいた後の昼休みの時間、そして最後は校長室に戻る私に6人の児童がついてきて校
長室でも質問を受けた。質問はすべて自分の言葉でしてくれた。どの子もワークシートに懸命に書き込む姿に、担任の
先生方の指導が本当によくなされていると思った。私たち三人はとても貴重な、素晴らしい体験をさせてもらった。先生
方に、そして何より子供たちに「ありがとうとございました」とお礼の言葉を申し上げたい。
 ◇私への主な質問 
 ・日本で一番大きな道祖神は 
 ・日本で一番古い道祖神はどこにあるのか
 ・一番新しい道祖神はどこに 
 ・道祖神がたくさんあるところは 
 ・道祖神の無い県は
 ・よその国にも道祖神はあるのか 
 ・中国にもあるのか 
 ・道祖神の形はどんなものがあるのか、幾つあるのか 
 ・双体道祖神だけでなくほかの形もあるのか
 ・二人の道祖神だけでなく一人のものもあるのか
 ・(手書きのイラスト・肩組み握手像を見せて)これと違うものはあるのか 
 ・火の中に投げ込んだ道祖神はどうなるのか 
 ・道祖神はどんな病気から私たちを護ってくれるのか
 ・先生はなぜ道祖神が好きなのか 
 ・ドンド焼きに行きたい やっている場所を教えて

 1月16日
 湯河原町の文化福祉会館で足柄下郡PTA連絡協議会の「PTA広報紙づくり講座」。箱根、真鶴、湯河原町の9校のPTA
広報委員45名の参加。
 先ず9校・17紙のクリニックを行う。年度も終わりに近づいている時期なの年度最終号の企画についてのアドバイスも。
 クリニックした17紙の「編集後記」の中で印象に残ったもの
◇広報委員3年目で、委員長を務めさせて頂くこととなりました。始めは不安でしたがヤル気いっぱいのメンバーに恵まれ、
和やかな雰囲気でスタートすることができました。子どもたちの元気な姿、学校での様子を広報紙で伝えることができれば
と思っております。
◇広報活動に参加するのも3年目。やればやるほど面白さが増す広報。今年度はどんなことを発信していけるかワウワウ
しています。「子どもたち・保護者・先生・地域の方をつなぐ広報紙」を目指して取り組みたいです。
◇今年度初担当の取材は3・4年生のお茶摘み。学校からの行き帰りに付き添っていた保護者の人数が予想より多かった
ことにちょつと感動。学校の良さをたくさん伝えられるようがんばります。よろしくお願いします。
◇イベント三昧の2学期。これほど天候に振り回される年も、なかなか無いんじゃないかと思いました。こうも事あるごとに
雨が降ると、雨男か雨女がいるんじゃ無いかと疑いたくもなりました。そんな中、しっかりと自分の役めを果たし、やり遂げ
た子供たちの体力と精神力は、確実に成長していて、これからますます楽しみだなと思う2学期となりました。
◇普段、携帯のカメラしか使わないので上手く写真が撮れるか不安でしたが、取材に行くと、子供たちが手を振ってくれた
り、話しにきてくれたりするので楽しみながら撮影しています。特に、運動会では、いつもと違う臨場感を味わうことができ、
可愛いらしい一年生から、たくましい六年生までの成長切過程を思うと、みんな我が子のように愛おしく思え、たくさん写真
を撮りました。皆さんの心に少しでも残る一枚があったら嬉しいです!

 会場の隅に年配の女性が一人控えていた。休憩の時間に私のところに来て「お久しぶりです。お元気ですね。湯河原に
見えると聞いたので」。 タエちゃん! 私の東中時代の教え子。この町へ嫁いで40年。子育て真っ最中のころはPTAや子
供会の役員、ママさんバレーでがんばった彼女。私が湯河原に来ると知り、激励に来てくれたのだ。 2時間の講座を聞い
た彼女の感想は「客観的に聴けた。PTAの在り方についての先生の言葉は納得できた」。
 昼食は彼女の姉さんのお店へ。お勧めの金目御膳をいただいた。この日の講座が、平成29年度の私の新聞づくりの最
後の講座。
 タエちゃんとの思いがけない出会いもあって満ち足りた一日。帰りの車窓から眺めた西湘の海は「もうすぐ春」と思わせ
るきらめきだった。

 1月20日  秦野高校の「地域公開講座・神奈川の道祖神を訪ねて」
 秦野高校の「地域公開講座・神奈川の道祖神を訪ねて」(10:00~12:00)を持った。講座の内容はPPTで「神奈川(相模国)
の地域に見る道祖神の形態」を見てもらい、それに私見を添えた。
 「神奈川(相模国)の地域に見る道祖神の形態」
 1 西相模(伊豆型) 僧形単体坐像 
 2 三浦半島 石碑 
 3 丹沢山塊の東の端 男根型 
 4 丹沢山塊の南面 僧形双体合掌像
 5 西丹沢山麓 奇石(丸石 陽石)
 6 その他 藤沢・境川の東の相模の一部と武蔵の一部(庚申塔)
 参加者は15名でほとんどが熟年の方。その中に柿内さんの顔があった。柿内さんは数年前「目一つ小僧」の紙芝居を見
て、秦野の道祖神信仰について興味を持った40代の女性。他に東中学校の教え子・片野さんも来てくれた。
 質問の時間が20分を超え、閉講が12時10分になった。私にとっては“充実した講座”だった。


2018年1月7日更新
   秦野市教育委員会の「秦野市教育功労者表彰」

         表 彰 状
               武勝美殿
    あなたは永きにわたり秦野市立東中
    学校をはじめとする市内の小・中学
    校広報委員会等に対し新聞作成の指
    導にあたり教育活動の向上に多大な
    貢献をされました よってその功績
    をたたえここに表彰します
     平成29年12月10日
           秦野市教育委員会

    この日の表彰式で東中学校の学校新聞とPTA広報も受賞。喜びを分かち合えたことは至福。
   1960年から学校での新聞づくりに関わってきた。そのことが認められたことは嬉しい。これか
   らも出来る限り新聞教育活動の後押しをしたい。
     

2017年11月5日更新

 図書室の思い出                                                渡辺 知子
 私は週1回、近くの小学校で図書室整理のボランティアをしています。児童数100人足らずの小さな学校ですが、図書室の書棚
は本でぎっしり。中休みや昼休みには、貸し出しを待つ子供たちの列ができます。毎年15万から20万円の図書購入予算がつくそ
うです。
 私が小学生だった昭和40年代、通っていた気仙沼市立白山小学校の図書室には、本が何冊あったのでしょうか。あまり多くは
なかったと思います。私は卒業するまでにほとんど読んでしまいましたから。
 住んでいた白山から市立図書館や本やに行くのは無理ですから、学校の図書室は貴重な存在でした。夏休みには、日の口一
・日の口二・両沢の3地区に、学校図書室が出張してきました。いわゆる移動図書館です。各地区の子ども会の班長さんの家に
本が預けられ、午前中貸し出しをしていました。班長さんの家は、夏休のラジオ体操の会場になっていました。ですからたいてい
の子は、本を借りていました。夏休みの間、登校日が2回あって、班長さんは預かった本を学校に運び、別の本を持ち帰るのです。
選書も班長さんの役目でした。
 図書室の本の中に「水上不二氏寄贈」と善かれたものが何冊かありました。「この女の人は誰なの?」と父に尋ねたら、不二さ
んは男の人でした。白山小学校の校校歌の作詞者で、気仙沼大島出身の詩」だと教わりました。水上不二さんに感謝です。
 図書室の思い出をもう一つ。白山小学校には私が5年生になるまで、講堂も体育館もありませんでした。そのため学芸会のとき
には、図書室がにわか舞台になりました。図書室と5年生、6年生の教室の間仕切り板が取り払われ、舞台と観客席が出現。みん
な、これから始まる学芸会にワクワク感が高まったのでした。

エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年10月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝い
をしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


2017年10月7日更新

2017年9月7日更新




2017年7月22日・8月19日
茅ヶ崎市立南湖公民館主催事業
「夏休み親子でつくる壁新聞講座」
のアンケート  
                                 回答者(参加者) 保護者12名 
                                            児童12名 (1年3名・2年1名・3年5名・ 4年2名・ 5年1名)
《保護者》の回答   〇の数字は学年を表す
1 壁新聞講座に参加した理由
① 子どもが三人いるので、長男とじっくり向き合う時間がほしかったから。
① 親子で何か夏休みの思い出を作りたかったから。
① こども新聞を毎日読んでいる。新聞を作る楽しさや大変さを学ばせたかったから。
② 新聞づくりを通して新聞に親しませたいから。
③ 子どもが三人いる。たまには一人と一緒の時間もよいかなと思って。
③ 昨年も参加。また作りたいと本人の希望。
③ 新聞のようなものを作っていたので、興味がありそうだから子どもを誘って。
③ 親子の思い出づくり。
③ この機会に物事をじっくり見つめる体験をしてもよいのてば、と思って。
④ 昨年も参加して「楽しかった。またやりたい」と言ったので。
④4 年生の国語の授業に「新聞づくり」があったので。
⑤ 三回目の参加、毎年楽しみにしている。宿題を一つ済ませられるので。

2 お子さんと壁新聞を作ってみての感想
① 親子で一つのことに集中できた。わが子はじっくり考えるタイプなので、壁新聞づくりは彼に向いていると思った。
① どうすれば「体験したことを人に伝えられるかな?」など考えながら作文したり、イラストを考えたリ、レイアウトするのは初めての
ことで難しかったけど面白かったです。
① 子どもの考えていることや思っていることをうまく引き出し形にするのはすごく大変でした。「私は手伝わない」で作ってもらおうと
思っていたのですが、結局、手を出してしまいました。
② 想像以上に大変でした。一つの旅行が新聞にすることで深い記憶・記録になりました。
③ 字を書くのが苦手なので書かせるのが大変で、少しずつすすめました。先生のアドバイスを参考に、もう少し手を加えて仕上げた
いと思います。
③ 始めは何から手を付けて良いのか迷いながらでした。書く内容を考えたり、レイアウトを子どもと悩みながら、本当に大変な新聞
づくりでした。でも、いい経験になりました。
③ 雨続きの夏休みだったので、一週間ほど、毎日予どもと一緒に新聞を作っていました。、成長する子どもとこんなにも密な時間を
過ごせることは、これからは無いかもしれないと思うと、今年の夏は貴重な時間を過ごせたように思います。ありがとうございました。
③ 書きたいことが多く、絞り込みが難しかったかったです。来年も同じ内容のものを掘り下げ、続きの新聞『こいのふしぎ新聞』第2
号を作りたいです。
④ どこまで子どもの文章力を尊重すべきか難しかったです。
④ 伝説の場所に行ったり調べるのは楽しかったが、それをまとめる記事にするのが難しく、文を考えたり表現するのがとても大変
だった。「楽しかった」「面白かった」「大変だった」で終わってしまいがちなので、それを超える文を考えさせるのが大変でした。
⑤ 書き始めるまではいろいろ迷って時間が掛かってのですが、書き始めたら一気に仕上げることができました。

《児童》の回答
1参加した理由
・あまり興味がなかったけど、いつも講座に行ってみると楽しいので参加しました。
・去年もやったから。
・お母さんが申し込んだ。
・新開を作るのが好きだから。
・ママに誘われたから。
・新聞をつくる境会がないから。
・やりたかったから。
・この前もやって楽しかったから。

2 壁新聞を作っての感想
①字を書くと手が痛くなったけどすごく楽しいです。
①やるのやんなった。
①お母さんと虫の写真を撮ったり、じいじの話を聞いたりして一生懸命に作りました。
②初めてなので不安でした。でも、作ってみると楽しかったです。来年も参加したいです。
②文を書くのが大変で、急いで適当に書いてしまったところもあります。あと、ママが厳しくとても大変でした。またやりたいです。
③ペンとかでなぞったりするのが楽しかったです。
③空手選手の名前を調べたり、題字を考えるのがべ勉強になりました。また壁新聞をやりたいです。
③いっぱい写真と字があって疲れたけど、かわいいカイコの新聞が出来て良かった。
④自由研究は制限なく書いていいけど、新聞は1枚にまとめなきゃいけないから大変だった。
⑤『海ほたる新聞』で「海ほたる」の絵を初めて描いた。新聞づくりは難しかったけど楽しかった。

3 また壁新聞をつくる機会があったら参加しますか
 ・参加する 5  ・たぶん参加する 7   ・参加しない 0 



エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年8月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     13件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)             44件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        6件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               18回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
     7
            ・当相談室来訪者        
       
78 (156名)




2017年8月7日更新

エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年7月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     11件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)             34件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        2件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               14回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
     6
            ・当相談室来訪者        
       
60 (125名)

2017年7月7日更新

エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年6月30日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     8件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)             23件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)         1件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               10回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
     5
            ・当相談室来訪者        
       
38 (81名)

2017年6月7日更新
 『ECHO』は創刊33周年を迎えました
 学校や子供たちにかける願いや、教師の教育観・人生観を語ろうと、1985年5月に『ECHO』を創刊した。「声が大きければこだまも大
きい」を願いスタートしたが、33年という歳月の流れは《老い》と《退歩》でしかないのかもしれない。ご指導をお願いいたします。 武 勝美
 

エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年5月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     6件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)             10件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)         1件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・教育相談                         件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               9回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
     3
            
・当相談室来訪者                 26
(40名)



2017年5月10日更新
 
1985年5月20日創刊の「ECHO」は今月で33年目に入る。

「ECHO」創刊33周年  「武勝美の新聞語録」

1 新聞づくりは仲間づくり
 1991年に『新聞づくりは仲間づくり』を出版した。この「仲間づくり」には二つの意味がある。一つは、一緒に新聞をつくることは仲間としての意識を
持つことができること。そしてもう一つは、学校・学級、あるいはPTAという集団の中で発行される新聞は、よい集団づくり・仲間意識を高めることが
できる、ということ。言い換えると、新聞教育活動には、①つくる(発行する)ことによる意義、②読むことによる意義の二つがあり、それが新聞を発
行するその集団の質を高めること(仲間づくり)になる。

2 新聞は読まれて完成  新聞の評価は読む会で
 私が新聞教育の評価を意識したのは、全国新聞教育研究大会の第11回熱海大会(1968年)だった。この大会の研究主題は、「新聞教育の評価を
どう進めるか」で、以降第17回山形大会まで継続された。この熱海大会で、藤井宗夫先生(大阪)の新聞教育の評価についての提言は、私の新聞教
育への基本的なものを形づくることに大きな示唆となった。藤井宗夫先生は「新聞教育の評価のポイント」としてい次の三点を挙げた。
 ① 新聞教育計画の評価  ② 生み出された新聞そのものの評価  ③ 新聞活動に参加した生徒の発達についての評価。
 この提言から「新聞教育がどのような生徒を育てることができたか」が新聞づくりの評価の原点であると認識した。学級新聞づくりを学級経営の重要
な柱としてきた私にとって、新聞教育の評価とは、「学級新聞活動による生徒の変容の評価」としたい。
学校や学級で新聞活動がおこなわれるとき、その教育的効果は、文字どおり「新聞づくり」に求められ、新聞をつくる過程の意義にスポットが当てられ
る。そして、もう一点はコンクールという評価。だが私は、発行されたその新聞がどう読まれたのかを大事にしたい。読む会をとおして、学級新聞が学
級を変える力となる - これこそ新聞教育活動のねらいだと思う。

 かつて私は、「なぜ学級新聞活動は必要なのか」、あるいは「なぜいらないのか」をクラスに聞いてみた。
1学級新聞は学級に必要
①週刊で学級新聞を発行した学級の声 ・班活動が良くなる ・男女の協力ができるようになる ・学級の進歩が見られる ・責任感が出てくる ・反省を
するようになる ・新聞によって学級の問題が解決できる ・思い出になる
②年二回発行した学級の声 ・みんなの知らないことがわかる ・他のクラスのことがわかる ・クラス内に協力性が生まれる ・学級を楽しくするために
よい
2学級に学級新聞がなくてもいい
①の声 ・めんどくさい ・つまらない ・わかっていることを記事にしなくてもいい ・記録だけに終わっている ・何のためにやっているのかわからなくな
ってきた②の声 ・時間のむだ ・つくったって読んでくれない ・役にたたない新聞だから ・協力がない ・たまにしか出さない新聞なんて価値はない 
・あってもなくても同じ ・先生が教えてくれない
 ①と②に表れた〈声〉の違いは、学級新聞の意義に対する理解度の差と言えよう。①は学級新聞の持つ本来的なものをおぼろげながらもつかんでい
る。一方②の声をまとめてみると、「協力ができない」から、学級新聞は「たまにしか発行されない」。だから内容的にも「役に立たない」ものになってしま
う、と言っている。(拙書『新聞教育の研究と実践』駿台書房1982年)

3 記録する→ 知らせる→ 高める→ 行動させる
 記録する新聞・知らせる新聞から、読んで、考えて、話し合って、行動する読者を育てる新聞-それを教室の中で行われる新聞づくりの目標にした。
「学級新聞を読む会」から生まれた行動
 学級経営の重要な手だてとして、学級新聞活動を取り入れたが、通り一遍の活動に終わらぬように①学級の全員で、㊥毎週発行し、⑧毎号必ず〝読
む会〟を開くことを続けてきた中から生まれた「仲間への信頼感」の一例を書いてみる。
  遠足の写真が教室に張り出された。ところが、数日後写真の中の何人かの顔に、画ビヨウが突き刺されるという事件が起きた。学級新聞はこの事
件を特集した。生徒たちは学扱会でこの新開を読み、話し合い、一つの行動を起こすことになった。学級全員が、学級新聞を手に牧内38学級を訪ね、
事件について説明をし、その関係者を探し出すというのだ。三年生の教室に入っていった班は、からかわれ、どなられた。「自分のクラスのことをどうし
ておれたちのところに持ち込むんだ」「犯人はあなたたちの中にいるのに」。悔しさと哀しさに涙を流しながら、38の教室を訪問してきた生徒たち。だがこ
の行動は学級の仲間を信じる勇気があったからこそ出来たのだ。

4 あなたは自由を守れ 新聞はあなたを守る
 第一回の新聞週間(1948年)の標語は「あなたは自由を守れ 新聞はあなたを守る」だった。教師になり、57年間新聞教育・新聞づくりにかかわって
きたが、この標語の趣旨はいつも意識していた。「私は政府があって新聞が無い国より政府が無くても新聞のある国に住みたい」。これはアメリカ合衆
国第三代大統領のトーマス・ジェファーソンの言葉。
 太平洋戦争の反省にたった戦後の教育の特長の一つは、学校に自治活動(生徒会活動)を根付かせることだった。その自治活動は、生徒会・弁論
・新聞活動が基盤としている。子どもたちの自治活動は学校に必要・欠かせないものととらえたからだ。とりわけ新聞活動は人権への意識を高めるた
めに重要視され、全国各地の学校でその活動は積極的に展開された。その礎と道しるべは全国新聞教育研究協議会(1958年設立 ・会長齋藤義一)
であった。

5 知りたい 知らせたい 知ってほしい
 今、教育現場はさまざまな課題を抱えている。「知りたい 知らせたい 知ってほしい」ことを書くのが新聞。学校内で発行される新聞や広報紙にもそ
れを求めたい。教育は「知らない、知らせられない、知ろうとしない」怖さを現実にしてはいけない。((絵本『風が吹くとき』 レイモンド・ブリックスを読み、
そう思いました。)

エコー教育広報相談室の活動 2017年4月1日から2017年4月30日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     2件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)              1件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)         1件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               1回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
     2
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
        回 
             ・当相談室来訪者        
        13
(19名)


2017年4月7日更新

 48歳の私のテーマは「脱皮」
 「エコー」を拝読させていただいてはおりますが、なかなかゆっくりとお返事を出す余裕がないまま年が明け、気が付けばもう3月…。
年々月日の流れる速度が上がっているように感じます。
 今年は4回目の“歳女”です。12歳では中学生になる日を心待ちし、24歳では結婚にあこがれ、36歳では子育てに追われていまし
た。48歳になる今年、この3か月間は息子の受験がメインでした。我が子3人は、本人たちの意向で塾には通わず、ひたすら学校と
家庭での学習の繰り返しで乗り越えてきました。長女・次女はまったく手が掛からなかった分、息子には最後の最後まで心配が尽き
ませんでしたが、おかげさまで四月から新しいステージに立ちます。
 思い返せば、自閉症の疑いをかけられ、幼稚園入園から今日まで、「いつか学校に通うのがつらくなる日がくるかもしれない」という
心配を常に頭の片隅に置きながら息子と向き合ってきました。その子が高校受験ができたこと、そして見事にサクラを咲かせること
ができました。それ以上に、毎日元気に学校に通えたこと、たくさんの友達と出会い楽しく過ごせたことが、親の私にとって何より嬉し
く幸せです。
 3人の子供に恵まれひたすら走ってきましたが、今ようやく子育てに一区切りつきました。長女は今年20歳になります。看護学校で
日々学び、看護師としての責任と自覚が少しずつ芽生えています。次女はサッカー三昧の生活を送りながら、英語にも興味を持ち始
め、真剣に進路を考え始めているようです。4月から高校生になる息子も、姉2人と同様に自立に向けて一つずつ大きくなっていって
欲しいものです。日々成長する子供たちに私もしっかりとついていき、“親”というより“人生の良き先輩”としてその時に応じて必要な
ことを教え、伝えていければと思っています。
 ということで、48歳の私のテーマは「脱皮」とします。今まで子供たちに、手をかけ、目をかけ、言葉をかけてきました。これからは少
しずつ距離を置き、一人の大人として子供たちのお手本となれるよう生きていきたいと思います。それにはまず、もっと勉強しなくては
なりません(冷や汗)。新しい出会いを大切にし、多くの方や活動からいろいろと学びたいと思います。
 もうすぐ春本番。サクラの開花が待ち遠しい反面、花粉に悩まされておりますが、それでも春は特別な季節ですね。武先生の春は何
色でしょうか。きっとサクラの花びらのような暖かいピンク色の春でしょうね。
 先生のご健康とご活躍をお祈りいたします。  ANAN


エコー教育広報相談室の活動 2016年4月1日から2017年3月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                    31件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)            73件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)         1件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師               14回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内        
  16
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
     2 回 
             ・当相談室来訪者      
        267
(509人)


2017年3月7日更新

                                 がんばったぞ今年も“新聞の秦野”


「タウンニュース」 2017年3月1日号


 平成28度 秦野市PTA広報紙コンクールの結果 (平成29年3月4日)
 ◎優秀賞  「ぎんなん」 東中学校   「丹沢の風」 本町中学校
 ◎優良賞  「稜線」 北小学校  「西のいぶき」 西小学校   「ほんちょうの森」 本町小学校   「みなみPTAかけはし」 南中学校  「西中PTA陽光」 西中学校         
 ◎佳 作   「さくら木」 南小学校  「南の風」 南が丘小学校   「しぷしょう」 渋沢小学校  「ほりかわ」 堀川小学校  「南が丘」南が丘中学校 
 ◎努力賞  「カリヨン」 上小学校  「せんだん」 東小学校  「ひろはた」 広畑小学校   「くず葉」 末広小学校   「北中PTAだより」 北中学校  「ふれあいの丘」 渋沢中学校  
 ◎奨励賞  「おおね」 大根小学校  「いっぽ」 鶴巻小学校  「大根中PTA」 大根中学校
 



2017年2月1日更新

エコー教育広報相談室の活動 2016年4月1日から2017年1月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                   26件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)           25件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師              14回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内          14

            ・全国新聞教育研究協議会関係      
      回 
             ・当相談室来訪者      
        222
(437人)



2017年1月1日更新

  内藤美彦先生と永久のお別れ
 いつも私を暖かく応援してくださいました ありがとうございました

 2016年12月3日、元秦野市元教育長内藤美彦先生と永久のお別れ。11月6日の出版記念の会でのご挨拶をお願いしたのだったが、そ
れは叶わなかった。
 明るい、大きな声で子供たちに親しまれていた。告別式で出会った内藤先生の教え子二人の言葉。「特に、理科の授業は楽しく、クラ
スの皆が目を輝かせて授業を受けた」。
 小学校の先生だった内藤先生とお近づきできたのは、先生の後任として教職員組合の役員をしたからである。今から40年前・1971年、
私が取り組まなければならなかったのは主任制反対闘争。始業時間に食い込む集会を何度も構え、実力行使(ストといわれる)もした。
何度も内藤先生の助言・助力をいただいた。疲れ果てた私を、時には小料理屋に誘ってくださり、飲みながらということもあった。ある日、
内藤先生は“当て振り”に興じられた。その歌は「旅の夜風」♪花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道♪ 
 カラオケなど無い時代だった。アカペラで歌ったのはS先生と私。10人で満席になるような小さな店。先生はコンクリートの土間で ♪花
も嵐も 踏み越えて♪、と今思えば励ましの舞いだった。祭壇の遺影とそのときの“勇姿”が重なり合う。
「豪放磊落」に見えながら心はしなやかだった。「エコー」を含め、私の生活をいつも暖かく応援してくださった。ありがとうございました。
200人を超える教員や教え子たちが別れを惜しんだ。
 
 次は、内藤先生からいただいた「返ってきたエコー」です。

  『エコー』よ 響きわたれ                                   内藤 美彦
 『エコー』ははね返ってくるものです。いつも、紙面には快い反響が聞かれ、多くの人が武さんと結ばれていることを感じます。これはひと
えに、武さんの人を愛してやまない人柄からくるものであります。愛は人の悲しみ、苦しみ、願いを温かく包んでくれるのです。その人間愛
で紙面が飾られていますから、心が打たれるのです。心に響くたくさんの記事がありました。
 忘れられない一つに、「塩ジャケの弁当」の話があります。薪山で食べた父の弁当箱に、一口の米の飯と鮭が残されていて、それが子供
の楽しみであった、という話でした。父親のさりげない心遣い、それを喜ぶ子供に、家族の原点を感じるのです。私にも、60数年前に、祖父
との間に同じことがあり、たまらなく懐かしい思いがするのです。今の人にはきっと理解できないと思います。それを、記事としてまとめられ
た武さんに、限りない優しさを見いだすのです。
 そして、その優しい眼は、真贋を見極める確かなものでもあります。あたりのよい、いかにももっともらしいものに眼が潤むことなく、しっか
りと見破るのです。それは238号の「言葉は力 言葉を増やそう」が証明しています。
 作文で、一行の文でも800字に負けないくらいの楽しさを読みとるという教師に感激した親御さんに(こうした言葉に人は酔いやすいので
す)。学習の意味について説いておられました。ひと言が人の心を揺り動かすことはあります。しかし、ここでの教師はことの本質を掴んで
おりません。それを指摘され、真実を述べられたのでした。 
 こういった武さんと、「エコー」の読者は強い糸でつながっています。それが、さらに読者同士も結ばれ、意見交換ができると楽しみが増し
ます。こだま(エコー)は大きいほど魅カがあります。生きている喜びがこだまとなって響き合う世の中でありたいです。そのためにも『エコ
ー』のさらなる発展を期待してやみません。

エコー教育広報相談室の活動 2016年4月1日から2016年12月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをして
います。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。


 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                   23件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)           24件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師              14回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内          
8
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
      回 
             ・当相談室来訪者      
        187
(368人)

2016年12月1日更新

 9月に行われた「秦野市中学生英語スピーチコンテスト」に出場した林くんのスピーチの要約です。

 Her name is K-chan            Kotaro Hayashi (中1)
 僕は、母に毎日のように叱られています。母が叱る時は犬3匹くらいの大きな声を出します。僕は、そんな母の声の大きさにウンザリ
しています。でも、母がうるさく注意してくれないと、僕はダメダメな生活を送ってしまうことでしょう。
 僕は、母にもつと感謝したいのですが、やっぱり母の声の大きさには我慢できません。叱る時は、せめて犬1匹分の声の大きさにし
てほしいという願いを込めて、「カーチャン」というスピーチをしました。
 このスピーチをここで聴いているカーチャンは、このあと《犬三匹分》の声で僕にいろいろ言うでしょう。でも僕はカーチャンが好きです。
カーチャン、いろいろありがとう。カーチャンを愛しています。

2016年11月1日更新

            新聞活動が伝統の一つとなっている神奈川県秦野市立東中学校は、その学校新聞「東中新聞」で創立70周年を振り返っている。
            9月17日に発行された1070号 でも「創立70周年記念紙上新聞展」を開いている。



 2016年9月30日更新
 
秦野市p連の情報委員・小林さんと鮎沢さんは、7月に東日本大震災の被災地・陸前高田市、気仙沼市、南三陸町、岩沼市、名取市を訪
れた。その折、持参した「秦野市P連だより」を三陸新報社に届け、批評をお願いした。その号は「大震災その時に備えて」の特集号なの
で、被災地された方たちからの之アドバイスを求めたのだ。(関連記事・本欄8月1日更新のページ)


 『三陸新報』(宮城県気仙沼市)  2016年7月26日号のコラム「萬有流転」
 東日本大震災時に、両親や祖父母が学校などに引き取りにきて、被害に遭った子供も少なくない。災害時を想定して、今も訓練などは続けられ
ているだろうか▼神奈州県秦野市PTA連絡協議会が、13日に発行した「はだのP連だより」に「大震災その時に備えて 引き取り訓練~災害時を
想定して~」が掲載。6月に学校ごとのルールで引き取り訓練が行われたことが綴られていた▼「兄弟がいる場合は学年が上の子から」「中学生が
小学校に移動して」「避難ルートが決まっている」「保護者の判断に」など、内容はそれぞれ。避難訓練時だけでなく、集団下校時や学活でも指導・
確認し、地域と協力できるように炊き出し訓練を実施しているところもある▼帰宅困難時のために先生が6班に分かれ、宿泊班を決めている学校も
あり、防災の研修会に生徒が参加、中学生は何ができるかを発表しているところもあった。東南海、南海地震が心配される地域でもあるが、有事
の際の対応に取り組んでいることが分かる▼被災地では町形成が急務。しかし、そのことだけに気を取られていないか、大地震の教訓を生かして
いるかなどを、あらためて考えさせられた広報紙だった。  

 2016年8月1日更新

 神奈川県立秦野高校創立90周年記念事業「東日本大震災被災地ツアー」に協力

 秦野高校は私の母校、その秦野高校の久保寺忠夫副校長先生から、次のようなお手紙を頂いた。
 
 武 勝美 様
 先日は、秦野高校創立90周年記念事業・東日本大震災被災地ツアーの実施に際しましては、三陸新報社へのきめ細かいご配慮等を賜りまして
ありがとうございました。お陰様で、大変有意義な、次に繋がるツアーとなりました。参加された皆様も、大変大きなインパクトがあったようで、実感
された様々な事柄を感想として書かれています。
 秦野高校としましても、今回の成果が次につながるよう、広報も含めて周知できればと考えています。武先生には、本当に資料のご提供等、現地
との繋がりを作っていただき、感謝申し上げます。今回のツアーの成功も先生のご配慮の賜物でございます。
 取り急ぎ、報告書を作成いたしましたので、ツアーの様子と参加者の感想等をご一読いただければと思います。今後とも、秦野高校の発展に向け
て、ご指導賜りますようお願いいたします。
   平成28年7月23日   
                                                              秦野高校副校長  久保寺忠夫
 

 母校秦野高校は今年創立90周年、その記念事業の一つとして「東日本大景災 被災地交流ツアー」を持つことを知った。(次がその概要)

 神奈川県立秦野高等学校 創立90周年記念事業 「東日本大景災 被災地交流ツアー」
 1 目的
  ①東日本大震災に係る過去から現在までの状況を正しく理解する
   ※発生の状況、復旧・復興に向けての取組み、現在の状況 など
  ②学校や地域における防災活動(減災)に役立てる
   ※自助と共助、防災に向けた学校や地域の取組み、地域連携 など
  ③他の災害を含め、被災者の心情と未来を見据えた行動について考える
   ※正しい情報の収集方法、ボランティア、風化と風評の防止 など
 2 実施日
  平成28年7月15日(金)21時 秦野高等学校を出発 ~7月17日(日)20時30分 秦野高等学校に到着(+東海大学前駅)
 3 参加者 生徒、教職員、保護者、卒業生+付き添い看護師1名
 4 行程 岩手県陸前高田市⇒ 宮城県気仙沼市⇒ 南三陸町⇒ 岩沼市⇒ 名取市・・帰路
 5 ご協力いただく方
   ・村上育朗様 教育未来研究会「そうぞう」代表′[陸前高田市]
   ・宮城県立気仙沼高等学校[気仙沼市]+[南三陸町]
   ・宮城県立名取高等学校[岩沼市]+[名取市]
      
 卒業生の一人としてこの記念事業を成功させたいと思い、勝手に三陸新報社・渡邉専務に情報を提供した。すると新報社は直ちに共鳴してくれた。

 「三陸新報」(気仙沼市) 2016年7月15日のコラム『萬有流転』
 今月11日、東日本大震災から5年4カ月が過ぎた。「物はいくらあっても不足する。しかし、分かち合えばいきわたり、譲り合えば余りある」は、6月9日、
防災避難訓練の講評として、名取高校の土生善弘教頭先生が生徒に話した言葉である▼神奈川県立秦野高校では、今年創立90年を迎えた。その記
念事業として「被災地交流ツアー」を企画した。内容を見るとかなりの強行軍であり、弁当食もあるが、コンビニで夜と朝の分を購入して食べ、名取高校
の体育館での「宿泊体験」は、寝具の塁思をせずに泊まるという▼生徒や家族、卒業生など40人ほどが、陸前高田市から気仙沼市(気仙沼高校・旧気
仙沼向洋高校など)、南三陸町を経て名取高校に向かう。きょうほ旦仮に秦野高校を出発し、1泊2日の行程である。震災後、気仙沼高校の教諭をはじ
め、多くの人の講演会を開き事実を受け止め、いかにして未来へ向かうかを考える▼秦野高校の姿勢に共感し、どのように震災を伝えていくか、一つの
方法を示唆された気がする。参加者は震災を自分のこととしてとらえ、自己の記録としてまとめる。短時間の被災地滞在だが、多くのことを吸収してほし
いと思う。

 そして、当日取材に入ってくれた。(下の記事参照) 。「差し入れ」もあったと聞いた。この参加者の中に、今年度の秦野市P連の情報委員Kさんは次のよ
うな感想を綴った。

 ツアーの冊子と一緒にいただいた「あの日のこと」、涙なしには読めませんでした。年月が経ち、『支援はもうよいのでは』という声をちらほら聞き、私自
身そう思っておりましたが、改めて支援の必要性を感じました。いろいろな事業も、もっと地元や被災された方の声を聞いて行う必要性かあるのでは、と
思いました。
 村上育朗先生のユーモアたっぷりのお話、「大変な時こそユーモアが必要」、そのとおりだと思います。気仙沼向洋高校での校舎の中の車、衝撃的でし
た。皆さん被災され、つらい思いがある中で、私たちに伝えようとする気持ち、手厚く歓迎してくださる心、に感謝の気持ちでいっぱいです。
武道館に一晩泊まって、他の人の動き、声、床に直接寝る、そんなことの大変さが身にしみました。この状態を秦野に帰って、家族や友だちに伝えたいと
思います。閖上地区の話、佐藤正憲先生の涙、忘れられません。

三陸新報 2016年7月17日


地元秦野のタウン紙『タウンニュース』もこのツアーの成果を報じた。


エコー教育広報相談室の活動 2016年4月1日から2016年7月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。
編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                  14件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)           19件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師              14回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内          
3
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
      回 
             ・当相談室来訪者      
       75
(154人)
                    「みちしるべの会10周年記念誌」編集会議   4回




2016年6月1日更新

 
卒業式の日に発行された『東中新聞』

 
 あれから2カ月経った5月11日に発行された『東中新聞』1059号 ↓



エコー教育広報相談室の活動 2016年4月1日から2016年5月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。
編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                  12 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)           16件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など           件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師              12 回   
            ・子育てなどの相談               
            ・「ふるさと」講座・案内          
3
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
      回 
             ・当相談室来訪者      
       29 組
79人)
                    「みちしるべの会10周年記念誌」編集会議    3回

2016年4月7日更新

 卒業式の日に発行された『東中新聞』
  「東日本大震災を忘れない」 

 神奈川県の公立中学校は3月14日が卒業式だった。『東中新聞』はその日、1055号(手書き・4ページ立て)と、「号外」(こちらも4ページ立
て)を発行した。いずれもB4判。この1055号は発行日が3月11日付けで、1面のトップ見出しは「ひまわりの種が伝える東日本大震災」。()
 昨年の暮れ、福島に住む東中の卒業生・及川さんが私に「ひまわり」の種を送ってきた。彼女の家は今も除染のことで苦労している。「先生、
忘れないでください。東北を」とひまわりの種を届けてきたのだ。こんなたよりも添えられていた。
 「汚染水漏れや放射性廃棄物の浜通りへの運び入れのことなど新聞に載らない日は無いのですが、県民でさえその事故へ
の意識は少しずつ薄らいできています。私が住んでいるところは今でも0.17マイクロシーベルトです。今年も近くのJAは米
の全袋検査をしています。自家用でも検査をしないと食べることができません。林や森は除染されていないので、山菜やき
のこは線量が高くて店には並んでいません。市内に住む娘の地区は、この10月に庭に埋めておいた汚染物は別の場所に移さ
れたようです。袋の耐用年数は3年と聞いています。我が家はまだです。」


 教室で作られる新聞の在るべき姿
 3月8日、全国学校新聞コンクールで優秀賞を得た『東中新聞』の高橋委員長と倉持先生が、その表彰状を私に見せにきてくれた。その折り、
私は「及川さんとひまわりの種」のことを二人に話し、種を預けた。卒業する三人の広報委員は及川さんの心を強く受け止め、そのことで新聞
をつくることにしたのだ。
 三学期に発行される学校新聞は、多くの場合卒業記念号になる。『東中新聞』も同じように「未来へ歩き出す」との見出しで卒業を祝う「号外」
を作った。
今年度の『東中新聞』は、月3号の発行のペースを保ち続けた。そして年度最終号に「東日本大震災を忘れない」を訴えた。この一年間の『東中
新聞』に、私は教室で作られる新聞のあるべき姿を見たような気がする。
 卒業式を終えた高橋、橋本、池谷さんの三人が、その8ページの『東中新聞』を持ってきてくれた。私は三人の卒業を心から祝い、握手を求め
た。

 そして4月4日の夕方、『東中新聞』を作った二人・高橋さん、池谷さんが高校の制服姿で訪ねてきた。入学式は6日なのに、制服を見せにきて
くれたのだ。


エコー教育広報相談室の活動 2015年4月1日から2016年3月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。
編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                     35 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)             203件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)          6 件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など            2 件
 ③その他の活動       ・新聞・広報づくり講座講師                 36 回   
            ・子育てなどの相談                3
            ・「ふるさと」講座・案内         
  18
            ・全国新聞教育研究協議会関係      
       5 回 
             ・当相談室来訪者      
        249 組
468人)
                        「みちしるべの会10周年記念誌」編集会議  15回



2016年3月7日更新

 いまどきのPTA広報紙  秦野市の小・中学校の2紙を読んでみる 全国コンクールの入賞校の講評から

 『西のいぶき』 神奈川県秦野市立西小学校PTA
 『西のいぶき』は3年連続の優秀賞受賞。過去10年間で優秀賞5回というPTA広報の伝統紙です。この伝統は「良いPTA広報紙は良いPTA活動
の中から」育ったと、紙面から感じました。PTA本部主催の「西小の森」での「クサイチゴ摘み会」。戦後70年の今年「戦争の記憶をつなごう」と、児
童に戦争に関わる本を紙上で紹介した広報委員会。「西っ子バザー」の収益金は15万円超。さらに資源回収、親子草むしり作業日、下校パトロー
ル、フラワーアレンジメント講座などなど、西小PTAは“元気いっぱい”です。
 子供たちへの目は離さないのも『西のいぶき』のすばらしさです。253号では「夏休み!なにやる?どれやる?」と、家での夏休みの過ごし方を提
案しています。254 号は11月発行ですが「知りたい 西っ子コミュニケーション」で3ページの特集は分かりやすいように見易いグラブでまとめてあり
ます。
 「楽しく活動」が今年の広報委員会乗のモットーだそうですが、レイアウトや写真に明るさ、楽しさが見えます。11月までに発行された3号の総ペ
ージ数は26。原則はカラー印刷ですがその内の8 ページは学校印刷でモノクロです。全ヘージ新聞ソフトを使って会員が整版します。今年度の広
報委員会費は24万円。3月に6ページ版を発行するそうです。
 広報委員会の予算は千差万別です。『西のいぶき』の24万円(会員数618)の妥当性はさて置き、次年度の活動の参考に読んでみてください。
 この講評欄に二紙が取り上げられている秦野市の22小・中学校PTAの広報委員会の活動(平成26年度の発行について)の数値
 ◇小学校13  発行回数・平均35回・平均4.7ページ 最多発行回数6回で32ページ ◎広報活動費 最高336,500円 最低68,480円
 ◇中学校9  発行回数・平均4回・平均5.3ページ 最多発行回数・5回で34ページ ◎広報活動費 最高360,000円 最低77,428円

 『ふれあいの丘』 神奈川県秦野市立渋沢中学校PTA
 中学校のPTA広報紙としてその質・量ともに優れています。量で言えば、12月15日に今年度第4回(A4判で8ページが3回、4ページが1回)が発
行されました。しかも、新聞ソフトでの手作り、全号自校印刷です。
 質的に眺めてみると、先ず目に付くのは第1ページ・表紙です。子どもたちの豊かな学校生活のようすが写真で伝えられ、そのシーンをさらに印
象深くする詩・次のような詩・が添えられています。全号の表紙がこのスタイルになっています。詩は広報委員会の作です。桜の下を通って/この
坂を登っていこう/少しくすぐったい気分で/ 制服姿の友人たちに加わろう/これからまた/笑ったり 悩んだりして/一緒に日々を紡いでいこ
う/新しい三年間の/今日は 始まりの日(第116号・5月発行)
 充実した、変化に富んだ各号の企画や話題を紹介します。次年度の広報紙づくりの参考になると思います。
 116号(5月発行) ・総会の報告と役員紹介 ・教職員紹介 ・制服リサイクル ・緊急時引取り訓練の予告 ・シリーズ「今は昔のものがたり
 ・渋沢再発見」(以降全号) ・今後のスケジュール(以降全号) 
 117号(7月発行) ・なぜ渋中は変ることができたのか ・渋中生のお弁当事情 ・教えて 進路を決めた方法を ・各種委員会の活動報告
 ・修学旅行など校外学習
 118号(10月発行) ・学校祭 ・学級懇談会の予告 ・「わたしの時間」の作り方 ・ようこそ図書館へ ・夏の輝き 部活動 
 119号(12月発行) ・保護者の見守りが必要 携帯スマホ ・懇談会って何のためにあるの ・職場体験「〈働く〉ってどんなこと」
 ・各種委員会の活動報告 ・卒業したら制服を ・アルミ缶回収で表彰
 アンケート調査も数多く行われ、会員の声を拾い上げる努力をしています。見出し・レイアウトなど編集技術も秀でていてお手本になります。



2016年2月7日更新
 現職のころ、生徒指導で最も苦難な時期を一緒に過ごした中野敏治先生(現・中学校校長)のご著書です。


2016年1月1日更新
秦野市立東中学校一学年「地域学習・まほら秦野」   第3回(2015年12月15日)
 
 秦野の民俗行事・ダンゴ焼き
東中学校一学年「総合的な学習の時間」で授業。年三回の最終回は「秦野の民俗行事・ダンゴ焼き」。この日は学区内の道祖神を
映像で紹介したので聴くことに集中してくれた。
授業の感想
 
ダンゴ焼き やっています
 僕は名古木に住んでいて、小泉商店の近くなので、そこにある道祖神をことがいろいろ話してくれてよかったです。ダンゴ焼きはやっ
ています。子どもがタイコを鳴らして、地域の人にダンゴ焼きに来るように呼んでいます。帰りに道祖神の「祖」の字が「」と書いてあ
るというのを確かめてみます。落合の道祖神の「道」が「衜」ということも初めて知りました。先生の話を聴いて東地区の道祖神を調べ
てみたいと思いました。先生の講演会三回とも初めて知ることばかりでした。秦野のことをいろいろ知りたいです。   

 今日で三回目ですが、たくさんの話をしていただいてほんとうに勉強になりました。今回は道祖神の話ですが秦野市の道祖神の数は
全国で三番目に多いなんでびっくりしました。お宮は武士のもの、お金持ちのお墓はお寺にある、だから貧しい人はお宮の神様やお寺
の仏様にはお願いにいけない、だから近所の人と相談して道祖神を作ってお祈りをした。この話に、昔の人々の生活は大変だったろう
なと思いました。   幸実

 
貧しい人たちの願いが込めらている道祖神
 私は今まで道祖神などあまり気に留めていませんでした。ですが、今回の話を聞いて、これから注意深く道祖神を見ようと思いました。
道祖神の歴史は、昔は神社や寺院は武士や有力者のものだったので、平民は神や仏にお願いに行けなかった。それで病気を防ぐため
に道祖神を立ててそれにすがった、それが道祖神の起こりと知りました。貧しい人たちの願いがこめられているのが道祖神。これからも
秦野のいろいろな歴史に関心を持っていきたいと思います。  

 東地区の道祖神の数、それが立っている所を教えていただきました。ありがとうございます。私は道祖神祭りのときおじいちゃんの家に
行き、ダンゴ焼きに行くのですが、ダンゴは三つ焼けばいい、という話、とくに牛や馬に食べさせることと知り、おどろきました。今回教わっ
たことを家の人や近所の人たちに教えてあげたいと思いました。  

 印象に残ったことが二つありました。一つは秦野の道祖神の数です。二つ目はダンゴを焼くのは三つで、一個は道祖神に上げる、二個
目は自分で食べる、三個目のダンゴは持ち帰って家畜に食べさせるという話です。武さんの話すことはどれも知らないことばかりなので興
味がわきます。またお願いします。  伊織

 講演会 とてもおもしろかったです。紙芝居もおもしろく楽しかったです。いつも帰りに通る道に道祖神があると聞いて、今日帰りに見てみ
ます。秦野にはたくさんの道祖神があると聞いたので家の人に話します。よその学校の友達にも教えたいです。  彩花

 
秦野の道祖神の数に驚く
 武先生の話を聞いて一番びっくりしたのは秦野には道祖神が309もあるということ。そして日本で三番目に古い道祖神が北地区にあると
いうことでした。僕は、道祖神は五街道に関連したもと思っていましたが、神社にもお寺にもお参りにいけなかった昔の人たちが作ったとわ
かり納得しました。作った道祖神が道を安全に歩けるように道のそばにおいてあることもわかりました。小学生の間は道祖神をやっていま
したが意味がわかりませんでした。でも道祖神は子どもを守る神様だと聞いて、子どもがやるお祭りだということもわかりました。名古木に
は5つ道祖神があるというので全部見つけてみたいです。  聡人

 なぜ道祖神があるのか。なぜダンゴを焼くのかなど疑問に思っていたことがよくわかりました。私は前、千葉県に住んでいましたが周りに
は道祖神はなかったように思います。今思えば不思議ですが、今日その謎は解けました。道祖神は文字だけの一種類だけと思っていまし
たが、そうではないようで驚きました。なぜ道祖神が富士山を中心にした地帯に多いのかを知りたいです。武先生が出した宿題「道陣」の
「」の字、私は「福」の省略の字だと思います。  葵利香

 「左義長」や「セートバレー」のことも知りたい
 今回のテーマが「ダンゴ焼き」とわかったときからずっと気になっていました。道祖神祭りにもいろいろの名前があり、私が知っていたのは
「ダンゴ焼き」、「ドンド焼き」でした。「トッケダンゴ」は今日わかりました。ほかに「左義長」や「セートバレー」があるようですが、その呼び名に
ついて知りたいです。次のときに教えてください。  成美

 焼いたダンゴを持ち帰って、飼っている馬や牛に食べさせるということ。「トッケダンゴ」とは、ダンゴを順繰りに取り替えることで「みんなで幸
せを分かち合う、悲しみを分散させる」という意味だと知り、昔の人の考えはすばらしいと思いました。  美結

 たけさん 今回も楽しい話ありがとうございました。私は道祖神が何にかは知りませんでした。でも道祖神が道端に立っていて通る人にけが
がないように見守ってくれていると聞いておどろきました。私の登下校のときも私を見守ってくれる道祖神がいるのですね。次も私たちの知ら
ないことをたくさんもってきてたくさんおどろかせてください。  彩乃

 お坊さんの道祖神はおじそうさんで、あの世に行く人を案内するのだということを知りました。  陸人

 
これからもこの活動を続けてください
 僕は秦野に住んで13年ですが、秦野のことは教えてもらわなければ何もわかりません。武さんのような方がいるのはとてもいいことだと思いま
す。これからもこの活動を続けて下さい。  正貴

 
武先生の秦野への熱い思いを感じました
 今日、道祖神の意味や豆知識を教えてもらい自分は嬉しいです。「目一つ小僧」の話を紙芝居にするなど、一生懸命がんばっていられて、
武先生の秦野への熱い思いが感じられました。私たちも武先生の思いを受け止め、自分たちの育った秦野について知識を身につけていきた
いです。   慶梧

 講演で映された道祖神の一つは自分の家の近くにあります。その道祖神が秦野で一つと聞き驚きました。今日改めて見たいと思います。今
日の話はとても楽しかったです。また開いて欲しいと思います。武先生、これからもその豊富な知識を東地区をはじめ秦野の市民に分けてあ
げてください。知らない人が大勢いると思うので、教えてあげてください。   

 武先生の三回の話を聞いて、秦野はすばらしいところだと改めて思いました。本当にありがとうございました。  明日香

 今日の講演会でまた一つ秦野のいいところが見つかったような気がします。   

2015年12月7日更新
 2015年12月4日第3時限・4時限  
  秦野市立東小学校第3学年(101名) 「総合的な学習」の時間 

     

 「秦野地方の道祖神祭り」   指導者 武勝美
  (導入・自己紹介を兼ねて) 秦野と源実朝と武常晴 
 1 道祖神の数 ・都道府県別 ・市町村別 ・秦野市内の地区別
 2 東地区の道祖神はどこにあるのだろう
    写真を見ながら場所の確認   
 3 道祖神はどんな神様 (なぜ祀られるのか)
   キイワード ①健康 ②交通安全 ③豊作
  (休 憩)
 4 紙芝居「目一つ小僧」
 5 秦野地方の道祖神祭り「ダンゴ焼き(トッケダンゴ)」について
 6 道祖神祭りの太鼓のリズム
 7 質問タイム
 8 譜久村さんが夏休みに作った「道祖神」の壁新聞を見る

2015年11月7日更新
 朝日新聞 2015年10月3日be版「フロントランナー」の記事(インタビューの一部)

 「秦野で育っていなければ指挿者になってなかった」 山田和樹さん 指揮者 
                                                      1979年 神奈川県秦野市生まれ
★東京芸術大学指揮科に進み松尾葉子と小林研一郎に師事。★2009年、仏ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。スイス・ロマン
ド管弦楽団の首席客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、東京混声合唱団音楽監督などの要職に相次いで招かれる。
16年9月、名匠ジェルメッティにも率いられたモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽・芸術監督に就任。
★現在はベルリン在住。2児の父。

 ― 音楽とはどのように出会ったのですか。
 幼稚園で木下式音感教育法というのをやっていて、そ
 こで歌うことの楽しさを知りました。少年時代は緑豊かな神奈川の秦野で過ごしましたが、この地に育っていなければ指挿者になってなかっ
た気がします。
 ― どういうところだったんですか。
 丹沢山のふもとで、田舎です。小学校のとき、授業でジャガイモとかを育てるんですが、その肥料が馬糞とか牛糞なんですよ。手づかみで
こう、まぜたりする。都会の子供には絶対させないですよね。
 ― 汚い、という先入観ができる前に触らせる。
 近所の神社に大きなイチョウの木があって、秋が来るたびあの特有のにおいに何かの終わりを感じ、切ない気持ちになりました。それでも
冬が来ると、丹沢山に堂々たる雪がかぶって。終わるもの、始まるもの、すべての世界が美しかった。あの自然の手触りが、今の自分の音
楽の奥底に間違いなくあるはずです。

2015年10月7日更新
2015年9月7日更新
2015年8月7日更新

 新聞づくりで親子の繋がりを
 先日は親子新聞づくりのご講義をしていただきありがとうございました。参加者は先生のお話から新聞づくりがもたらす
メリット、更にはそのノウハウを学ばせていただき、どんな新聞をつくろうかとそのイメージを持てたようです。
 この夏休みの親子新聞づくりをきっかけに、保護者はわが子の良いところを発見できたり、子どもたちは一緒に新聞づ
くりをする保護者の姿勢に喜びを感じ、親子の繋がり、愛情がさらに強くなることと思います。
 夏休み明けに園で展示会を開きます。ぜひご来園いただきご指導を賜りますようお願い申し上げます。
                                                    本町幼稚園   加藤しのぶ

2015年7月7日更新
 東中学校一学年  「地域学習の時間・6月25日」の感想  

 ふるさとを知り ふるさとを愛し ふるさとを育てる
  小・中の校歌にとりあげられていた地域の名はあまり気にしていなかったので、ていねいに教えていただき、とても地域についての関心
や知識が深まりました。普段、親に教えてもらえない事まで教えていただいたので自慢したくなりました。今は知ることの出来ない昔のこと
や、東中の歴史、「大イチョウ」も、すごくキレイであんな大きな木が植えられていたなんてびっくりしました。これからの講演も楽しみです。 
                                                                       彩楓

 東小・中の校歌に「阿夫利」(雨降り又は大山)が入っているけど、大山が、雨降り山と呼ばれていることや、「希望の泉」などと呼ばれる
泉があることは知らなかったので、校歌を歌うときに「あれのことだなぁ」や「あそこにあるなぁ」と思えることで、歌い方が変わると思います。
また、他にも東田原や東中学校がある寺山などの特徴が分かったのでとても良かったです。次は10月ですが、地名についてもっと知りたい
と思いました。                                                               優一郎
 
 武先生の話の中で、大山につづく二つの道のひとつの坂本道の由来となった坂本という地名が気になりました。今は坂本という地名はな
いですが、江戸から静岡から来て大山に向かう人の休憩地でにぎわっていたはずなのに、なぜなくなってしまったのか気になりました。ほか
にも、清水湧水地跡の近くからの縄文時代、弥生時代の石器が見つかっているということが初めて知ることができたので、面白かったです。
小学校の校庭を掘ってみても石器などがみつかるかな?と思いました。掘って探してみたいです。しかし、どこを掘ったらいいのかわからな
いので、見つかりそうではないです。 
 武先生の話で、今まで僕が知らなかった秦野について知ることが出来たので面白かったです。二回目、三回目もよろしくおねがいします。   
                                                                        聡人

 講演会を開いて、まずは、話をしてくれた武さんに感謝しています。あのいちょうの木は、幼稚園からずっと知っていて、あの木は、ぼくたち
が成長していくのと一緒に成長していて、今あんなに大きくなって、樹齢200年くらいと聞いて驚きました。校歌に使われている「波多野城址」
は、あそこに城があり人が住んでいたことを知りました。  
 大山に続く坂本道を通って大山に行ったことはありました。そして中学校の下にある湧き水があり、道路の拡張などで水が出なくなり、それ
で地元の自治会の人がそのことを子どもたちに教えようと記念碑を作ってそこに校歌のことの意味も書いてありびっくりしました。                                                                                                        楓二

 ぼくは、講演会を聴いて、ふるさとを知ることが出来ました。いろいろと印象に残ったところがあります。まずは、大山が雨降山という名で、
昔、農作物が枯れそうになると雨降山に祈っていたという話です。二つ目に東中学校の近くに湧き水があったという話です。武先生は、東中
学校を建てる前は、湧き水の池があったと言いました。ぼくはそのような武先生の話が印象に残りました。          

 自分の全く知らない秦野(東地区)の歴史を知れて、将来の秦野のため、又は子どものためにこういう講演会の1回目を聞いておいて良かっ
たと思います。この先、40年、50年もたてばこういう遺構は消え、証拠がなくなってしまうので、自分たちが覚えておいて子どもたちに伝えて、秦
野の歴史を後世に伝えられればいいなと思いました。
 今のまほろば大橋は「まほら」と同じで、「真秀ら」という漢字が当てはまるということは初めて知りました。こういうのも知識として活用します。
自分は、歴史とかこういうのが好きで、去年は京都、大阪で、今年は姫路城と歴史に関係あるところに行くのが楽しいです。
 又、近くの道祖神なども話に出たので、その場所に建てられた由来などを第二回目、第三回目で受講して、頭の中に詰め込めれば良いなと思
いました。
 毎年のように行っている大山も行きなれて、普通の山だと思っていましたが、昔の人が雨が振らなかった時に神聖な山「雨降り山」として感じ
ていたとは、全く考えられません。 たぶん、武先生も地域の人たちから歴史の話を聞いていたと思うので、老人になってやることがなくなったら、
「まほら秦野みちしるべ」みたいな会に入って、地域に貢献できれば良いなと思いました。                    齋藤

 2015年6月1日更新




 2015年4月1日更新




エコー教育広報相談室の活動 2014年4月1日から2015年3月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。
編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                 36 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)         231 件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)      11 件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など         件
 ③その他の活動        ・新聞・広報づくり講座講師           43 回   
            ・子育てなどの講演              回
            ・「ふるさと」講座・案内        
21
            ・全国新聞教育研究協議会関係        
6 回 
             ・当相談室来訪者      
     256組 (586人)


 2015年3月1日更新
 20数年前の学級通信を整理していたら、こんな文に出合った。どこで手に入れたものだろう。“若かった”と思う。

 『教育』に関わる言葉・文字の持つ意味
 ・ラテン語 『エデューコ』
 お産婆さんが〈赤ちゃんを引き出す〉という意。そこから〈才能を引き出す〉という意味の『エデュケーション』という言葉が生まれました。
 ・ラテン語 『クレレ』
 『クレレ』は〈走路〉という意味の語。それから『カリキュラム』という語が派生しました。子どもが学校で教師の指導のもとに学習する道すじがカリキュラム。〈教師は子どもの進路を設定し、指導する〉という意味も持っています。
 ・ギリシャ語 『スコーレ』
 『スクール・学校』の語源。学び、遊び、余暇という、3つの異なった意味を、たった一言で表す言葉です。人間はただ働くだけでなく、人間としての資質を高めるための「知的な時間」を持つことが最高の幸せなのだ、と今から二千数百年前、当時のギリシャ人たちが持った思想です。 その思想の実現のために学ぶところが学校。〈ゆとり〉という意味も持つ。
 ・フランス語 『エマンパシオン』
 『教育』という語。〈成人すること〉〈奴隷解放〉の意味も持つ語。
 ・漢字 『教育』
 〈鞭で打って習わせ、育てる〉。


エコー教育広報相談室の活動 2014年4月1日から2015年2月28日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。
編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                 33 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)         194 件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)      11 件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など         件
 ③その他の活動        ・新聞・広報づくり講座講師           41 回   
            ・子育てなどの講演              回
            ・「ふるさと」講座・案内        
20
            ・全国新聞教育研究協議会関係        
4 回 
             ・当相談室来訪者      
     232組 (522人)

2015年2月1日更新

 本もペンも持てる幸せ
                                                     浦田江里子
 ノーベル賞受賞式のようすをご覧になりましたでしょうか。会場のストックホルム市庁舎は、800万個のレンガを積んで作られた重厚、
荘厳な建物です。ここで行われた受賞式や晩餐会は、格式高くも、形式ばらない、人と人の距離感が近い、あたたかいものに感じました。
「終わりなき問いに答え続けた末の結果だ、リスクを恐れず、若者は、新しいことに挑戦してほしい」と、日本企業では研究環境に恵まれ
なかった中村さんのあいさつがありました。
 数年後、社会に出る理系の息子の顔が目に浮かびました。目先の成果、結果が評価につながる現代において、若者にとっても、アドバ
イスしたい親にとっても、なかなか難かしい課題だなあ、と思えました。
 一方、一冊の本、一本のペンについて語ったマララさんの言葉には、本もペンも持てる幸せを感じました。本が、ネットと違うところは「知、
情、意」を得られること、と立花隆さんが言っています。まさにそのとおり、と共感します。

 平泉中学校の教育
  平泉・毛越寺でのエピーソード(武注・316号「北上だより」を参照)の続編です。
 毛越寺でガイドをして下さった平泉中学校宛に簡単なお礼状を出したところ、学校から三年生の集合写真と代表の生徒さんからお便りが
届きました。美しい文字で立派な文章、感心することしきりでした。そのお便りによれば、平泉中学校では一年生は写経と座禅の体験学習、
そして「平泉検定」を行い、二年生は「平泉の大文字焼き」の火床作り、三年生は修学旅行先の東京で、手作りパンフレットを配り平泉のPR
をしているそうです。平泉の歴史と文化を担う責任があると書いてありました。ほんとうにすごいと思いました。   渡辺 知子

2015年1月1日更新
 東中学校一学年「総合の時間・地域学習」のまとめ(生徒の感想)

 「トッケだんご」をやってみたい
 秦野市内にはたくさんの道祖神さんかいることがよくわかりました。しかもうちの近くにすごい道祖神さんがあるので驚きました。こんどしっかり見にいきます。「目一つ小僧」の話はとてもおもしろくて、道祖神さんが帳面を燃やしてくれてよかったなあと思いました。  美奈

 三回も来ていただき秦野のことをたくさん教えていただきありがとうございました。私は小学生のときは初めからドンド焼きに参加していました。中学生になったのでいけませんが、今日ドンドド焼きの意味や始まりなどを詳しく教えてもらい、道祖神を大事にしなければなあと思いました。  ゆりあ

 今回のの講演もとってもおもしろかったです。「目一つ小僧」の話は初めて聞きました。私は1月14日におばあちゃんとおだんごをつくり、どんど焼きに行っています。今年もおだんごを作って行きます。そしてじっくり道祖神を見ようと思いました。  しずく

 三回の講演で秦野のことをたくさんおしえていただきました。武先生の話のお陰で、家族でいろいろと話が盛り上がっています。きょうの話で、落合に珍しい道祖神があるのがわかったので見に行ってみます。また話をしにきてください。  龍翔

 三回の講演の中で私の心に残ったのは、校庭の中に大きないちょうの木があったということです。今は隅に植え替えられているいちょうの木を眺め、この木は地域の人に愛されているんだなあと思っています。  咲希

 優しく丁寧に東地区のいろいろなことを教えていただきありがとうございました。東地区だけでも45の道祖神があるということ、おどろきました。是非見たいです。  未歩

 印象に残った話は道祖神祭りやどんどやきのこと。びくりしたのは「トッケだんご」のこと。 冴良

今日の道祖神の話で名古木にある杯を持っている道祖神さんはウチの近くにあります。そこで毎年どんど焼きをやってきました。先生に今日教えてもらわなければ絶対記が付かなかったと思います。ありがとうございました。  あこ

 写真など使って分かりやすく説明してくれたのでよく分かりました。私はまだ「トッケだんご」をしたことがないので、実際にやってみたいなあ、と思いました。  美羽

2014年12月1日更新

 ダーリング
 野山の木々も色とりどり美しい時期となりました。先月の同窓会の折には、お忙しい中御出席頂き、ありがとうございました。
 先生の姿を見るといつも思い出すのは教室の机の上に飾ってあった黄色いフリージアの花謝恩会の時、歌ってくださった"出船"の
曲です。「今宵出船かお名残おしや~♪」 当時は歌詞を深く考えていませんでしたが、旅立つ私達を暖かい心と優しい眼差しで送り
出してくださったのだと、年を重ねるにつれ、感じるようになりました。同窓会や卒業生の中にも先生の姿を見るとホッとして、又私た
ちの目標であったり道標であったり・・・そう感じる人も多いのではないでしょうか。
 但し、骨密度100才並とはビックリ!!今でもおそくないですから、牛乳を飲んで小魚を食べて、転ばないよう充分注意して下さい。
(こんな私が申し上げるのは心苦しいのですが私もいつも心がけている事であります)
 私事になりますが、92才の父と90才の母が健在です。父は介護度5でありますので施設等お世話になっていますが、春と秋の過ご
しやすい時は、自宅に戻ってもらい、ほんの親孝行の真似事をさせてもらっています。老いて行くことの大変さもつくづくと教えられる日
々です。幸いにも母が元気でいてくれて私たちも皆そこそこ元気で過ごせる幸せをありがたく思っています。
 なんだか自分のことばかり書いてしまいましたが・・・。またお会いする日を楽しみにしています。寒くなって来ましたのでお身体を大切
にお過ごし下さい。  須山 悦子

 10月の中ごろ 63歳になった教え子たちの会に招かれた。上はその中の一人からのたよりである。

 会の中で「中一の孫が、学校で先生の新聞づくりの話を聴いている。広報委員になって『東中新聞』を頑張っている。広報委員のみん
なは、武先生のことを“新聞のおじいちゃん先生”と言っているらしいよ。」と笑う。
 “おじいちゃん”とそう呼ばれる時が来た! でもその前に「新聞の」という冠が付く。素直に“おじいちゃん”を受け入れよう。外見はもち
ろん、話の中身も、ロレツさえも“もおじいちゃん”。
 「Mって言う名前、今度がっこうに言ったら声を掛けてやって。Mはばあちゃんの一文字を入れて付けた名前なんだ」と少し照れながら
もうれしそう。
 その席に小学3,4年生くらいの男の子を連れたお母さんが入ったきた。そして、私を見るなり「あっ、校長先生」と驚く。父親に頼まれた
ものを届けに来たのだと言う。
 彼女はEさん、バスケ部だった。彼女が入学した年、顧問の先生が代わり、生徒たちは自分たちで練習メニューなど作って活動を始め
た。その活動について私が朝会で紹介したことを覚えている、と話す。「それから私たちバスケ部は自信を持つことが出来た。そして勝て
た」。そんな思い出話をして帰っていった。
 沢田研二が歌った「ダーリング」を、今、熟年にはやっている中折れ帽を目深に被って歌ったK君。そのソフト帽を私の頭に載せ「似合う!
 先生にあげる、プレゼントする」。
 いまそのソフト帽は本箱の上に収まり、私を見守ってくれている。
 

2014年11月1日更新
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    9月27日の「歌壇」で出合った一首。
     精神は白髪交じりにならぬよう茨木のり子の詩集を読みおり              高橋 潤子
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 PTA広報紙の年度第1号は、先生紹介が定番。保護者はもちろん子どもたちにとっても必要で人気もあるページである。
 そこでの「先生紹介」は、顔写真、担当するクラスや教科などと共にいくつかの個人情報?も開示される。《個人情報》と言
っても、広報委員が「先生に聞いてみました」という形で答えてもらうもの。答えてもらうアイテムは、「マイフーム」「好きな歌」
「推薦図書」「なぜ先生になったのか」など穏当なもの。そして「四字熟語」や「好きな言葉」を書かせる広報紙も多い。

 「自分の感受性くらい」  Uさんの感受性を私はうらやむ
 9月に行われたある広報クリニックでの話である。
 A小学校のPTA広報にも「教職員紹介」があり、先生の「好きな言葉」が紹介されていた。その中でB先生が、好きな言葉は
「自分の感受性くらい(茨木のり子の詩)」と答えていた。それでクリニックに参加しているA校の広報委員を含め全員に、この
詩を知っているかどうかを聞いてみた。挙手を求めたわけではないが、反応は〈ほぼゼロ〉。
 それで、私はこんなことを話した。
 「私もこの詩は好きです。皆さんに一度読んでもらいたい。なぜB先生がこの詩が好きなのかも聞いてほしかった。もちろん関
心のある人はその詩集を手にされたと思うけど。編集作業でも、一歩踏み込んで読んでもらう努力をしてください」。
 2時間半の講座が終わり、講座担当の教育委員会のUさんが終わりの挨拶をした。その話の中で「町の図書館に、先ほど武
先生が触れられた茨木のり子さんの詩集『自分の感受性くらい』は備えられています。興味のある方は帰りに寄って読んでいっ
てください」とUさんは言った。 講座が開かれている間に、Uさんはその詩集があるかどうかを確かめに図書館に行ってきたの
だ。
 閉講後Uさんと話した。中学校の国語の授業で茨木のり子の詩に出合い、彼女の詩を読むようになったとのこと。『自分の…』
の詩集は持っていて、疲れたとき、滅入ったときに読むのだと言う。「この詩が好きだ」と言った私と「波長が合ったようで嬉しか
った」と微笑む。
 採用二年目のUさんの、その感受性を私はうらやんだ。


 自分の感受性くらい    茨木のり子 

 ぱさぱさに乾いてゆく心を
 ひとのせいにはするな
 みずから水やりを怠っておいて

 気難しくなってきたのを
 友人のせいにはするな
 しなやかさを失ったのはどちらなのか

 苛立つのを
 近親のせいにはするな
 なにもかも下手だったのはわたくし

 初心消えかかるのを
 暮らしのせいにはするな
 そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

 駄目なことの一切を
 時代のせいにはするな
 わずかに光る尊厳の放棄

 自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ


2014年10月3日更新


 文字を書くことは考えること

 9月27・28日に行われた『秦野たばこ祭』。その祭りの催し物の一つに秦野市小学校教育研究会が開催する「学習総合展・創意工夫展」がある。
市内13の小学校の児童の作品が展示されるが、今年は「かべ新聞講座」で作られた次の新聞が展示された。
 『おすすめこうえん新聞』    西小学校2年    小川 翔太
 『夏の白馬黒部』        西小学校3年    加藤 志歩
 『パパ新聞』           広畑小学校3年  原 大和
 『USA新聞』           広畑小学校5年  石井 健太
 『水蠆新聞』             鶴巻小学校5年   高橋 平
 『美容新聞』           鶴巻小学校5年  石田 亮太
 『夏休みわくわく新聞』     大根小学校5年  小野寺裕哉
 『ヒロシマ新聞』         南小学校6年    大瀧ミチル

 この夏休み、我が家は公民館主催の「夏休みの思い出をかべ新聞に― 親子でかべ新聞をつくろう」という講座に参加した。 
 初めての「壁新聞」づくり。小5の長男はサッカー選手になりたいと思いながら、それを口に出すのは恥ずかしいらしい。「だったらその夢を新聞に
書いたら」と勧め、完成したのが『夢新聞」。小3の長女は 夏休み中に「古墳ミュージアム」で作ったまが玉をお守りのようにいつも身に着けている
ので『まが玉新聞』。頚椎損傷で車椅子生活のパパのことを、もっといっぱい知ってほしいと次男には『パパ新聞』を 作るように話した。
 新聞づくりに欠かせない他の人からいろいろ聞き出す―取材する―ことで、さまざまなことを学んだ三人、そして私。
 電子化している今の生活だが、今回のかべ新聞づくりを通して、「文字を書くことは考えること」を学んだ。親子の楽しい時間も持てたこともよかっ
た。
 二学期がはじまった朝、三人は模造紙いっぱいに書いた「夏休みの思い出」を手に、元気に玄関を飛び出していった。    原 あずさ
 

2014年9月6日更新
 
 だれにでもできる新聞作り講座 「夏休みの思い出を壁新聞に」 39紙が完成

        主催・秦野市立東公民館  協力・秦野市P連情報委員会  講師 武 勝美先生   2014/7/30・8/23
 ① 参加人数(家族) 26家族
 ② 学年別児童数
  1回目(7/30)  小1:3名 小2:8名 小3:8名 小4:6名 小5:10名 小6:4名  合計:36名
  2回目(8/23)  小1:0名 小2:3名 小3:4名 小5:5名 小6:3名  合計17名
   保護者:26名(お父さんの参加2名・未就園児も)  スタッフ(公民館員・情報委員)7名  総合計:69名
 ③ 完成新聞の数 39紙
 ④ 参加者の声
 桜井 基宏さん
  「子どもと関われる時間が持てて大変有意義な時間を過ごすことができました。新聞作りをするにあたっての話し合いが、貴重な親子
の会話のひとときになると感じています。大変良い企画でした。ありがとうございました。」
 桜井 美姫さん(小3) 「新聞のことも知れたり、ブラキオザウルスの方もむずかしそうでした。楽しかったです。」

角谷香代子さん
 「小学三年生の息子が新聞についての知識や作り方にふれるのは初めてで、初めは緊張していましたが、和やかな雰囲気とわかりやす
い説明で意欲がわいてきました。テーマは、旅行先でのこと。と、今のところは考えているようですが、皆さんの作品を拝見し、新たな刺激を
受けましたので、また親子で話し合いたいと思います。折り紙もとても楽しく作ることができました。ありがとうございます。」
 角谷 洸生さん(小3)
 「恐竜のおりがみを折るのをやって、難しかったけど楽しかったです。新聞の話も聞きました。ほかの人の作品が参考になりました。」

赤柴 紘美さん
 「4回目の新聞作り。毎年、3人分、ギリギリで書きあげているので今年も大汗カキカキ頑張ります。」
 赤柴 勇さん(小6) 「小学校最後の夏だから今までよりいい新聞を作りたいと思います。」
 赤柴美鈴さん(小2) 「かべ新聞作り、がんばります。」
 赤柴 誠さん(小4) 「キョウリュウをつくるのがたいへんだった。」

 後藤 美佳さん 
 「今回、夏休みの宿題にと思い、軽い気持ちでやってきましたが、国語力のない二人の息子にこんな大きな紙で新聞が出来上がるのかがと
ても不安な気持ちでいっぱいです。が、夏休みの間、二人の息子と一緒になって新聞作りを楽しめるように、親も頑張りたいと思います。」
 後藤 遼大さん(小4)
 「今回初めての参加で大きな紙に何を書くのか、今からちょっと心配ですが、がんばって書いてみたいと思います。」
 後藤 大翔さん(小1) 「大きな紙でできそうにないです。キョウリュウの折り紙が楽しかった。」
                         
                                                  (このまとめは市P連情報委員会が作成)


2014年8月9日更新


 第57回全国新聞教育研究大会 千葉県市川大会        2014年8月1・2日
  秦野西小P「西のいぶき」は“パーフェクト”

 千葉・市川市で開かれた全国新聞教育研究大会。外は猛暑。だがそれに負けない熱気が研究会場に満ちていた。
  私はPTA広報分科会に出席。6つのP広報委員会の活動報告に耳を傾けた。どの提案からも広報づくりへの意欲が伝わってきた。
このようにお母さんたちが前向きに広報紙作りに取り組むことが出来るのは先生たちのP広報に対する姿勢如何(理解と協力)だと
思った。
 秦野西小Pの映像(パワーポイントとDVD)を使っての提案は、広報づくりで磨いた企画・編集の力が見事に発揮されていた。この提
案について吉成勝好さん(日本新聞協会)次のようなエールを西小に送っている。「西小の発表は圧巻。今までの広報委員さん方も素
晴らしかったですが、よき伝統を引き継ぎながら、さらに新たな地平を切り開いているなと感心しました。勉強になりました」。私も次の
ような動きを知り“パーフェクト”と評価したい。
 ① 持ち時間が20分なので、一年間の活動を18分の映像にまとめた。
 ② 映像を作る作業に取り掛かったのは大会に参加が決まってから(5月20日)。全委員で作成。
 ③ 映像を補う資料集はA判16ページ。
 ④ 大会での発表する映像の試写会には校長先生、PTA会長さんも出席。
 ⑤この日西小の参加者5人は午前5時半に秦野を出発。もしやと思いビデオデッキを持参。
 ⑥大会参加の感想文(下の文)を6日までに全員が書いた。

 市川大会に参加して
 広報づくりは仲間づくり」 「子育てご一緒に」にです
 千葉、東京、神奈川から計6校の発表。神奈川県は私たち西小学校のみで、他の学校は、現役の委員さんがほとんどでした。
 各校、広報委員としての悩みは同じで、広報委員のなり手の問題、予算や写真のことなどでした。驚いたこととして、他校は委員の数が
多いこと。30数名で行っているところもありました。委員長さんの取り纏めの負担も多いだろうと感じました。
  「広報づくりは仲間づくり」「子育てご一緒に」。私たち西小学校の発表では、このことを十分にアピールできたのではないかと思ってい
ます。このような機会をいただきありがとうございました。  田中小百合

 大変勉強になりました。他の学校の発表も興味深く、参考になり来年度広報に関わることになったら活かしたいと思いました。 林 史枝

 会場になった大和田小学校は駅からも近く行きやすかったです。
 私たちの発表は、時間通りそつなく、私たちがやってきた広報を伝えられたと思います。 発表校が6校と多く、講師の先生のお話や質問
タイムなどの時間が少なかったので勿体ないなと思いました。
 他校の発表ですが、委員長になった経緯などよりは、お互い、自分の学校に持ち帰ることができる内容の発表の方が、お互いに発展、勉
強になると思いました。また、資料配りなどをしていて、開始時間が遅れもったいなかったと思います。短い時間での発表で時間割の配分を
乱さないためにも開始時間は守ってほしいと思いました。   井添三香子

 実践発表に参加させていただき、他県の活動内容や広報委員になってみないとわからない悩み、楽しみなど色々な話を聞くことができとて
も参考になり勉強になりました。こういう機会に恵まれたのも、校長先生を始め、ご指導いただいた武先生、本部役員、広報委員のみんなの
お蔭です。とても充実した一日をありがとうございました。  羽生 美保

 このメンバーだから「発表してみたい 発表することができる!」と思いました
 広報から離れて約4か月。広報委員を終わった時は、1年間無事発行できた達成感や安堵感、喜びが先で、1年間の活動がどうだったのか
と客観的に振り返ることはできませんでしたが、今回発表させていただく場を与えていただいたことで、1年の活動を改めて振り返ることができ、
良かったと思います。
 発表までは、1からの資料作りなので、決して楽ではありませんでしたが、そこは広報作りと一緒で、みんなで助け合いながら、楽しく準備す
ることができました。
 他校の発表は、私たちと共通する悩みが多かったように思います。ただ、発表するのであれば、発表内容をきちんと整理し、聞く側にわかり
やすくする、発表時間を守るなどの基本的なことをした方が、もっと活発な大会になるのではないかと思いました。また発表校が多かったので、
終了時間のこともあり、ざっくばらんに質問する時間などがなかったことは残念でした。(私たちは最後の発表だったため、もしかしたら、「発表
時間がないかも…」と内心、ハラハラしていました。)
 今回、発表の準備で久しぶりにみんなと活動しながら、私は「今回の広報のメンバーだから、発表してみたい。また発表することができる!」
と感じたのだと改めて思いました。広報のメンバーに支えてもらい、とても貴重な経験をさせていただきました。ご協力いただいた皆さん本当に
ありがとうございました。  前原 景子

<当日参加できなかった人>
 私は、練習というよりも本番をみているように気がしていました。すごくよかったです。完成しているなと思いました。それでも写真の画像のチェ
ックや見にくい所など、みんなからのダメ出しに最後まで手抜きがないなぁと思いました。「まっ、いいっか」はなく、作り直すところが、このメンバ
ーなんだなと感じました。  飯田 えり

 昨年の今頃は何もわからず夢中でやっていた広報生活でしたが、こうやって1年を振り返るとたくさんの人の協力があって、素晴らしいものが
生まれたのだと改めて感じることができました。  飯塚 貴子  


2014年7月1日更新

 下ばかり向いてないで

 晩酌のビールを買いにいつもの酒屋さんに行った。商いをしているご夫婦とは世間話をよくするが、この日のお二人の言葉はとりわけ弾んでい
た。 「もう直ぐ娘が修学旅行から帰ってくるんです」と愛好を崩すご主人。末っ子で女の子だから、可愛くて、心配で、仕方がないのだ。
 娘さんの通う中学校の修学旅行先は長野。そこでラフティング、パラグライダー、トレッキング、雪合戦など楽しい活動をする。宿泊はクラス単位
でペンション。そんな今年の修学旅行のことをご夫妻で聞かせてくれた。奥さんが話を続け、「昨夜の宿は乗鞍のペンション。そこでのことを次々
にメールしてくるんです。ペンションのオーナーさんとの交流タイムのこと、食事のメニュー、担任の先生の意味ありげな言葉など。頻繁にメールし
てくるので、私『下ばかり向いていないで上を向きなさい。せっかく乗鞍に泊まるのだから夜空を見上げなさい。星がたくさん見えるでしょう』って返
しました」。 ご主人か話を引き継いで、「そうしたら、『ペンションの外には出られない。熊が出るんだって』と娘が言ってきました」。
 私には長野から帰ってきた娘さんを囲んでのこの家庭での会話が想像できる。それにしても、お母さんの「下ばかり向いてないで星を見なさい」
はイイ言葉だ。


2014年6月1日更新
 
 聞く力、表現する力が発揮された新聞『仲間』 
 4月25日に東中学校で新聞づくりの指導をした。その折「きょう勉強したことを活かし、この連休中に新聞を作ってほしい」と、手書き新聞の用紙を
渡した。そして「締め切りは5月9日で」とも言った。5月7日の夕方、3人の男子中学生がその宿題を出しに我が家に来た。1年生とのこと。題字は
『仲間』。紙面は私が話した「新聞づくりは仲間づくり」いうことで埋められている。私は“手放し”でほめた。聞く力、そしてそれを表現する力がこの新
聞で発揮されていたからだ。



エコー教育広報相談室の活動
 2014年4月1日から5月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                  6 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)          26 件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)        件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など         件
 ③その他の活動        ・新聞・広報づくり講座講師           12 回   
            ・子育てなどの講演             回
            ・「ふるさと」講座・案内        
5
            ・全国新聞教育研究協議会関係        
  回 
             ・当相談室来訪者      
     51組 (105人)

 

2014年5月1日更新

 あるPTA総会での発言    大変だからと言って簡単に行事を減らしていいのか

 2014年2月に発行されたR小学校のPTA広報126号は、臨時総会の様子を報告する中で「PTAは何のために在るのか」を会員に問いかけたのでした。
そのことを紙面の記事を通して紹介してみます。

この号の「編集後記」に書かれたこと
  「昨年12月、イレギュラーなPTA臨時総会が開催されました。みなさんの関心は非常に高かったけれど、急なことで出席できなかった方が多かったので『記録し、しっかりと伝えなければいけない』との使命感を感じました。」
②  その臨時総会の記事はおおよそ2ページ。トップ見出しは「学級委員会は存続決定!」 「白熱の意見交換」。
③  記事のリードは
  「PTA総会とは、本部の提案がそのまま通るものであり意見交換など皆無のシャンシャン総会だと思っていました。しかし、今回このように白熱した意見交換が行われました。R小学校のPTA総会は単なる形式だけのお飾りではありません! 前回出席できなかった皆さん、次の総会にはぜひ参加してPTA活動を盛り上げていきましょう」
④ その「白熱した意見交換」にいくつかの意見
  「大変だからといって簡単に行事を減らしてよいのか?」 「委員会の中で家庭の窓口である学級委員が一番身近な存在。行事の話ばかり出ているが一番重要な委員会ではないか」 「クラス役員には相談しやすい。いると助かる」
⑤  「100分におよぶ熱い討議がおこなわれ(記事の一部より)」、本部提案の「学年学級委員会の廃止とふれあいバザー委員会の新設について」の案件は否決された。
⑥ 提案者・会長の見解 「本部・委員会の仕事の煩雑さを解消したいという考え方に一石を投じることはできました。この続きは来年度の役員さんにがんばってもらいたい」 
➆ 「まとめ」は出席された校長先生の言葉
  「長いこと在職していますが、PTA総会でこのように熱い討論が交わされたことは今までありません。皆さんがPTAのことをこんなにも一生懸命に考えている、素晴らしいことです。R小学校のPTAはこれからますますより良くなっていくでしょう。」
 

2014年4月3日更新

 12校で三年生 校庭使えぬまま卒業  気仙沼・本吉地方 
 今春、学び舎(や)を巣立つ中学生は震災直後の23年4月に入学した。ほとんどの中学校の校庭に仮設住宅が建つ気仙沼・本吉地方では、3年生がグラウンドを自由に使うことなく卒業を迎えることになった。同地方の中学校16校のうち、敷地内に仮設住宅が建つのは14校。その中の12校は校庭の大半が仮設住宅に充てられている。「卒業までには校庭が本来の姿に戻ると期待していました。仕方ないとは思うが、校舎を出てすぐに部活動ができる学校がうらやましかった」とはある中学の卒業生。野球部の練習のため、放課後に1キロほど離れた小学校の校庭に移動する日々を送った。 (『三陸新報』2014年3月6日の「復興へ」の記事の一部)


 広報づくり「喜怒哀楽」  広報委員のわが子の場合は

M:発行する前までの、キリキリした私の姿を見ると、子どもたちは「もう広報委員はやらないで」と言う。でも、発行後の姿をみると一緒になって喜んでくれる。
N:今まで配布される広報紙になんか興味のなかった子供が、先生から配布されるたびに広報紙に興味を持ってくれるようになった。
A:仕事でなかなか委員会に参加できない私に校正のための広報紙が届く。その紙面に空白の部分があると「ここはママがやるべきじゃないの?」と言っていた。子供から背中を押された。
F:学校行事にあまり参加することもなかったが、広報委員のついでにと参加した学校行事。子どもが私の参加を喜んでくれていることを知った。親子とも、今まで先生に聞けなかったことを進んで聞きにいけることができるように成長?した。
I:子どもたちが「今日は来るの?」と楽しみにしていてくれていた。いい意味で親離れ・子離れができたような気がした。
H:4月に広報委員になったことを子どもたちに話したら喜んでいた。委員長が配慮してくれる子供たちへのイベントを楽しみにしていたようだ。
T:子供が昼寝を許してくれた。更にバタバタとしている私を見て、家事の手伝いを進んで行っくれるようになった。子どもの成長がとてもよく感じられた。担任の先生の学級通信に広報委員のたちの姿を取り上げてくれていた。がんばっている姿を先生にも子どもたちにも見せることができたと思う。


エコー教育広報相談室の活動 2013年4月1日から2014年3月31日まで 
 エコー教育広報相談室は、学校新聞、学級新聞、PTA広報作りの『何でも相談室』です。企画、編集などのアドバイスとお手伝いをしています。編集上でのトラブルなどの解決策も一緒に考えています。

 ①新聞・広報づくりの相談   ・学校・学級新聞                51 件
                    ・PTA広報(クリニックを含む)         226 件 
                    ・その他の広報・新聞(家族新聞など)     4 件 
 ②教育相談(一人で抱え込まないで、一人で悩まないで)
                   ・進路変更・不登校・学級経営など       件
 ③その他の活動        ・新聞・広報づくり講座講師          45 回   
            ・子育てなどの講演             回
            ・「ふるさと」講座・案内        
28
            ・全国新聞教育研究協議会関係        
5 回 
             ・当相談室来訪者      
      285組 (728人)

                  ・東中新聞1000号・1001号の指導       

2014年3月1日更新


三陸新報「萬有流転」 2014年2月5日

 東中新聞が取り上げた新聞記事(:気仙沼の中学生の作文)

 ここから私は
                                                        大島中2年  小松 希衣

 「震災で辛かったことを、プラスにとらえ、前向きに生きましょう」「辛いのは、あなただけではありません。しかし、みんながあなたを応援しています。」
 みなさん、本当にそう思っていますか。気仙沼に住む私たちは辛かったことをプラスに考えられるようになったと思っていますか。少なくとも私は違います。
震災から二年半、たったそれだけの時間で、プラスに考えられるほど、私は強くありません。それでも多くの人は、「強く生きろ」「復興支援をしてくがさる方々
に応えなさい。」「私たちの経験を残していきましょう。」 と言います。命令をされているような気分になり、正直なところ、そのような言葉を聞くだけで、心が掻
きむしられるような苦痛を感じます。
 震度7という大きな揺れ、体育館にいた私は、体育館が崩れてしまうのではないかと思い、恐怖を感じました。あの時ほど、両親のことを考えた時間はあり
ません。深夜になり、家族が避難所にきました。その時の安心感は、今でも忘れられません。安心したのもつかの闇、そこから、過酷な状況が待っていました。
毛布一枚で二、三人が身を寄せ合い寒さをしのがなければならない。足を伸ばすスペースはなく、一睡も出来ない。
 私の心の最も大きな傷となったのは、母から聞いた言葉です。「家は津波で流されてしまった」。夜が明け、自宅があった場所に行ってみました。何もない。
思い出の品々は何もなくなっていました。小学校の時にもらった様々な賞状、大切な友達からもらった私の宝物、私の成長を記録していたアルバム、何も残
っていません。かろうじて、一、二枚の写真を見つけました。それだけでとてもうれしいと感じました。その時の私は悲しいという感情はありませんでした。あま
りにも非現実的すぎて、理解することができなかったのだと思います。
 私は、昨年支援で、ハワイに行きました。印象に残っているのは、ワイキキのビーチです。世界卜ップクラスの美しい海。自然を大切にし、自然と寄り添うよ
うな場所でした。多くの友達もできました。
 「海、私が住む大島の悔もこんな風にきれいだったなあ。でも、今は……。」
 「ハワイの海はとてもきれいで、自慢の海です。」
 そこで知り合った現地の人の言葉が耳に入ってきました。そして、こう続けました。
 「あなたの住心町の海と、この海はつながっています。世界中の海はつながっています。海を怖がらないでください。」
 ふいの言葉にもかかわらず、涙が出ました。悲しいという感情が戻ってきました。
 帰国して、自分の住む大島の海を改めて見ました。島内にはがれきがたくさん残っていましたが、海は穏やかな波をよせていました。この海は、美しかった
ハワイの海とつながっている。心からそう思える自分がそこにいました。私の友達も家を流され「白分の家に帰りたい。元の家に戻りたい」と私に言いました。
同じ感情をもった友達も気仙沼「にはたくさんいました。
 震災をプラスに考えることはまだできません。しかし、悲しいという感情とともに、震災の記憶とこの先一生付き合っていく覚悟はできてきたと思います。そし
て、震災の体鹸をプラスに考えることができるようになる日そう遠い日ではないかもしれません。



2014年2月1日更新

 一般紙の記事の切り抜きを『東中新聞』の裏面に

 昨秋、1000号に到達した『東中新聞』(秦野市立東中学校)が、1002号から新しい企画をスタートさせた。一般紙の記事を紙面(裏面)で紹介するという企画である。
 IT時代の今、商業紙(紙の新聞)は]難しい時を迎えている。教室で新聞を使うNIEという教育実践も、「家で読んでいる新聞を持ってきなさい」と教師が言えない現実にぶつかっている。新聞を購読している生徒の家庭は確実に減っている。今の中学生にとって新聞の存在はあまり意識の中にないと思う。
 『東中新聞』は、1000号の中での私の発言を「先輩からの提案」と受けとめ、一般紙の記事を読者に提供することになった。その記事が、生徒にどの程度読まれているのか、そして期待されているのかは分からない。だが、少なくとも『東中新聞』のその号を担当する生徒は、掲載する記事を選ぶために一般紙を読むことはしてくれる。
 昨年12月24日の『東中新聞』1003号は二学期最終号、一年の終わりでもあるので、私からの提供ということで『三陸新報』の記事を使ってもらった。それは気仙沼の中学生の作文である。
 この『三陸新報』の切り抜きの1003号の次・1004号(2014/1/17発行)は「阪神大震災19年」の記事が取り上げられた。「東日本大震災」の記事を読んだ広報委員は「阪神大震災」に思いを馳せたのだった。
 今年も全国新聞コンクールのPTA新聞部門の審査に加わったが、東日本大震災について触れている――ゴツンとぶつかるような――企画や記事には出会えなかった。
 秦野に住む私にできることは「東北を忘れないでいる」ことくらいだ。気仙沼の『三陸新報』を購読して二年が過ぎた。


2014年1月1日更新
 「知る権利」と学校新聞 
 「私は政府があって新聞が無い国より政府が無くても新聞のある国に住みたい」  トーマス・ジェファーソン
  今こそ学校に新聞は必要。              
 知らない、知らせられない、知ろうとしない怖さ
 ・子どもの声、保護者の願い、教師の想いが学校内に響き合うとき、子どもの人権は保障される。
 ・太平洋戦争の反省にたった戦後の教育の特長の一つは、学校に自治活動(生徒会活動)を根付かせることだった。
 ・その自治活動は、生徒会・弁論・新聞活動が基盤となっていた。
 ・学校が受験戦争に巻き込まれると、これら三つの活動は教師にも親にも‘‘鬼っ子”的存在と見られるようになった。
 ・子どもたちの自治活動の再興は今の学校に必要・欠かせないもの。新聞づくりによって人権への意識を高めたい。
 ・第一回の新聞週間(1948年)の標語「あなたは自由を守れ 新聞はあなたを守る」。この理念・言葉こそ今の学校に活かされなければならない。
   
 「新聞づくりは仲間づくり」 「声が大きければこだまも大きい」  
  昭和24年7月の文部省編「中学校・高等学校の生徒指導」の特別教育活動の中に、学校新聞が取り上げられており、次のような学校新聞のもつ意義が強調されている。学校新聞は新制中学校、新制高等学校の生徒に多くの価値ある教育的経験を与え得る。これは、学校出版物の最も重要なものである。それは、次の目的に役立ち、または役立ち得る。
 ① 全生徒が学校活動に遅れないようにし、それによって学校計画の統一を保つのに役立つ。
 ② 生徒に思想、意見及び観察発表の機会を与える。これが地域社会の人々に流通し読まれたら、学校と地域社会との関係を密にする。
 ③ 学校は、これを利用して、方針の変化、変更を考慮している事柄、公衆の援助を受ける事柄を周知させることができる。
 ④ 学校の校紀、校風を改善し、生徒に学校の誇りを増させるようにする。
 ⑤ 建設的と思われる諸活動を称賛して、生徒の建設的な活動を進歩させる。
 ⑥ 論説的な善行を称賛し、生徒行動の標準(たとえばスポーツマンシップ)を改善発達させることを援ける。
 ⑦ 個人または学校の信用を高めるような立派な仕事を一般に認識させる。
 ⑧ 学校新聞には高い標準を設ける。正確な真実のみを書き、ひぼうを避け、公共の福祉(生徒の福祉)に奉仕し、建設的な編集方針を取ることによって、すべての生徒によい新聞は何を期待すべきかを教える。
 ⑨ 上述の新開は社会科や、その他の授業に用いられ、正確に、そしてわかりやすい新聞の読み方を訓練されよう。
 ⑩ 生徒たちによって書かれた創作の発表する機会を与える。


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